東電 PRの関連会社を清算へ
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東電 PRの関連会社を清算へ

6月14日 4時31分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力は、福島第一原子力発電所の事故などに伴う経営合理化の一環として、電力についての知識の普及やいわゆるオール電化のPRを目的とした施設を運営する関連会社を清算する方針を固めました。

東京電力は、ことし3月期の決算で福島第一原発の事故の収束に向けた費用などを計上した結果、最終損益が1兆2000億円余りの巨額赤字に転落し、資産の売却や事業の撤退などで6000億円以上の資金を確保することを打ち出しています。こうした状況に、東京電力は、電力のPR施設を運営する関連会社「東電ピーアール」を来月末に解散し、清算する方針を固めました。この会社は、電力についての知識の普及などを目的に昭和59年4月に設立され、東京・渋谷などに28の施設を持っています。いわゆるオール電化の紹介なども行ってきましたが、東日本大震災のあと、すべての施設が、先月末までに閉館していました。会社の清算に伴って東京電力は、建物や不動産を売却する方針です。東京電力は、これ以外にも保有する不動産や株式を売却することにしており、経営の合理化を急ぐことにしています。