なおむし室長の嫌な事は、極力上書き保存

室長が想いのままに。

そして、好き勝手に書いております。読んでいただけると幸いです。

産科崩壊

2008年03月15日 23時00分22秒 | Weblog
北関東にある某総合病院の話。

その病院は親玉(運営者)は全国に組織を持つJAである。

その病院でも産科崩壊がいよいよ現実となった。

また全国でも深刻な状況は変わらない。

医師不足現場は悲鳴を上げている。

 産科・産婦人科のある医療機関が減り続け、このうち、お産のできる施設が昨年初めて半分を割ったことが30日、厚生労働省がまとめた2005年の医療施設調査でわかった。

 小児科も減少傾向にある一方で、小児科中心の診療所は増えており、過酷な勤務の病院から、専門性を発揮できる診療所に、小児科医が流れていることを示している。

 調査によると、産科・産婦人科を掲げている病院は1616施設で、前年より50施設減った。診療所も加えた産科・産婦人科5997施設のうち、お産を扱っているのは2933施設と全体の48・9%。1984年の調査開始以来、初めて半分に満たなかった。

 また、小児科のある病院も、05年は3154施設と、前年より77施設減少。診療所も2万5318施設で、前回調査(02年)より544か所減った。



産婦人科・小児科拠点集約も対応遅れ

 医師不足が深刻な産婦人科や小児科。厚生労働省が30日発表した医療施設調査でも、減少傾向は裏付けられた。診療科の看板を下ろす病院が相次いでいる医療現場からは、



「医師不足は今に始まった問題ではない。もう手遅れ」



という悲鳴も聞こえる。

 栃木県では、昨年から今年春にかけて芳賀日赤が産婦人科を廃止した。医師の開業や他病院への移籍、死亡などが理由だ。大学病院に新しい医師の派遣を求めても、「余力はない」「1人だけの体制では、医師の負担が大きく危険」と、断られたという。

(現在、(2007年)には産科の再開は出来ている)

 厚労省は産婦人科や小児科について、地域の拠点となる病院に医師を集める「集約化」を都道府県に指導しており、計画を策定中だ。


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以前から、現場から危機感を持って



救急崩壊

産科崩壊

地方医療崩壊



を訴えてきていましたが、




国、厚労省と、



マスコミと、



医療に対する一体攻撃で


撃破されていきました。


もちろん!この政策におんぶに抱っこの厚生連






365日、24時間待機状態無限地獄で、
一歩踏み外すと裁判、医事紛争率はなんと25%を越える…

こんな環境で耐えられますか?

せっかく志あるスタッフが一杯いたのに…

そのうえ、

ホワイトカラー・エグゼンプション?!



無限労働 合法化制度



時間外賃金 ゼロ計画





これじゃあ、



だれも現場に残りませんよ…


自由度が高いというなら、

救急患者に対応しなくてもいいのでしょうか?

医療費は削るだけ削って

さらに削る。




「医療費亡国論」

が規定路線の国ですから、



これはすでに



崩壊ですらなく、



予定通り



なのです。





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脅迫メール送付の件 (Unknown)
2011-06-14 06:48:33
何者かが、貴方のメールアドレスを騙って、脅迫メール送付を行っている可能性があります。
至急連絡をお願いします。
http://aqua.s161.xrea.com/hitorigoto/2011/06/post-117.html

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