ウクライナ:国際会議始まる チェルノブイリ事故25年

2011年4月19日 23時34分 更新:4月20日 0時35分

 【キエフ田中洋之】チェルノブイリ原発事故から25年にちなんだ国際会議が19日、4日間の日程でウクライナのキエフで始まった。初日は「安全で革新的な原子力エネルギーの利用」をテーマにした首脳級会議があり、国際的な懸念が高まっている福島第1原発事故も焦点となった。

 首脳級会議にはポーランド、スイスなど5カ国の大統領らが出席。欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長は「原発事故はグローバルな脅威で、安全基準を常に向上させるべきだ」と指摘した。

 高橋千秋副外相は福島第1原発事故について、日本政府が事態の早期収束に取り組む一方、迅速な情報発信に努め、事故を検証して知見や経験を国際社会と共有すると述べた。また、原発事故後、日本への渡航禁止などが相次いだことに対し、冷静な対応を求めた。

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド