【ウィーン=藤田剛】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は6日の記者会見で、東日本大震災の発生翌日の3月12日に福島第1原子力発電所の炉心損傷を示す放射性物質が検出されていた問題について「今日情報を得た」と述べた。原子力安全・保安院は検出の事実を2カ月半以上も発表しなかったが、IAEAにも報告していなかったことになる。
IAEAの調査団は5月24日から6月1日まで日本に滞在し、福島第1原発などを視察した。天野事務局長は会見で「調査団も情報を受け取っていない」と説明した。
炉心損傷を示す放射性物質は核燃料が1000度にまで過熱しないと放出されないとされる「テルル」で、天野事務局長は「テルルの放出は重要な情報」と指摘した。テルルは1号機で最初に排気用の弁の開放(ベント)をする前に原発の敷地外で検出されていた。
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