2011年4月18日 18時1分 更新:4月18日 18時44分
東京証券取引所は18日、7~9月の節電対策として、従業員の就業時間を1時間早めるサマータイム(夏時間)制度を初めて導入すると発表した。取引時間(現物株で午前9時~午後3時)は変更しない。サマータイム制度では、市場やシステム関連の部署を除く従業員の就業時間を通常より1時間早め、午前7時45分~午後3時45分とする。
また、例年7月以降だった長袖シャツとノーネクタイの「クールビズ」を5月から前倒しで行う。6月以降は半袖シャツによる「節電ビズ」(東証)も認める。
このほか、円筒状の電光掲示板が回転しながら株価を表示する「アローズ」も7月以降は消灯。東証のシンボル的存在となっているため「市場の活気が失われる」(社員)と消灯には慎重意見もあったが、節電対策を優先することにした。【田所柳子】