関西電力の原発が立地する福井県の西川一誠知事が定期検査中の原発の運転再開に同意しないと主張していることに関連し、大阪府の橋下徹知事は13日、「福井と大阪が都道府県が別々だから(原発是非の)問いかけができない。原発が本当に必要なら大阪府内で原発をつくるという話にして府民に問いかけるしかない」と述べた。府内の原発設置の可能性まで持ち出しながら「関西州」の実現を通じて原発の是非を論じるべきだとの考えを示したもの。
また、橋下知事は関西電力の15%の節電要請に関連して同社から追加資料の提供を受けたことを明らかにし「設定が(他の電力会社と比べて)関電のみがすごい猛暑となっている。当初の数字よりかなりかさ上げしている。不可解だ」と批判。また「(いっそのこと)節電やらずにいったらどうかなと。節電やらずに乗り切ったら、関電は『うそ八百』になる」と述べた。【佐藤慶】
毎日新聞 2011年6月13日 23時38分(最終更新 6月14日 0時14分)