ドイツ西部クレーフェルト(Krefeld)の動物化学品研究所で、腸管出血性大腸菌(EHEC)の有無を検査されるスプラウト(新芽野菜、2011年6月7日撮影)。(c)AFP/ ROLAND WEIHRAUCH
【6月13日 AFP】ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は12日、同国を中心に欧州で広がった腸管出血性大腸菌(EHEC)感染について「記録上、世界で最も深刻な感染拡大例」との見方を示した。
ドイツ北部で栽培されたスプラウト(新芽野菜)が感染源とされるEHEC感染では、これまでにドイツを中心に35人が死亡、14か国で計3255人が体長を崩している。患者は5人を除き全員ドイツ国内在住か、ドイツ渡航歴のある人々という。多くは血便性の下痢に苦しんでおり、悪化すれば腎臓が侵される溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して死に至る恐れもある。(c)AFP
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