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“除名”松木議員(北海道12区)政界追放狙い刺客を擁立

2011年6月12日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ 

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●「あいつは許さん」と主導したのはあの男

 内閣不信任案に賛成票を投じて、民主党を除名処分となった松木謙公衆議院議員(52)。今は各メディアに出演し、「今の政権は邪悪で最低」「見苦しい延命工作は直ちにやめるべき」といった厳しい批判を繰り広げている。が、党執行部も黙っていない。松木を永田町から追放しようと企んでいるのだ。

「松木の選挙区(北海道12区)に、“刺客”を立てる話が出ています。もともと松木は地元の連合と仲が悪く、除名後に連合から『代わりの支部長を立てよう』との声が上がっている。党執行部も『渡りに船』『松木の息の根を止められる』と積極的になっているようです。“刺客”として、12区の遠軽町出身で4月の北海道知事選にも出馬した公務員の木村俊昭氏(50)らの名前が挙がっている。木村は小樽市職員から、農水省と内閣府に出向した経歴の持ち主。早ければ今月中に決まる見通しです」(政界関係者)

 自分たちに逆らう人間はとことん潰す。今の党執行部らしい考えだが、主導しているのは誰なのか?

「安住国会対策委員長のようです。“不信任案可決に向けて動いた議員”への安住さんの怒りは、すさまじいものがあります。特に中心だった松木さんは許せないのでしょう。安住さんは2度、党の選挙対策委員長をやっていて、独自のデータや人脈を持っている。刺客も立てやすい。同じく除名した横粂議員の選挙区(神奈川11区)にも送り込む気でしょう」(民主党関係者)

 NHKの記者上がりで、副大臣や国対委員長止まりなのに、なぜこんなにエラソーなのか。

 安住はこのところ「不信任案が可決されれば総理に解散を進言する」「大連立は大変だが、基本は民主党政権で行くべき」「首相の辞任時期は夏がメド」といった発言を繰り返している。そんな資格があるか。

「菅首相と共にダメ出しされた執行部が、ドサクサ紛れに今動くのはおかしい。おとなしくすべきです。近く菅は辞任し、執行部も一新される。重要な選挙や政策は、新体制が考えるべきことです」(政治評論家・角谷浩一氏)

 今の民主党執行部は、何から何まで腐り切っている。

(日刊ゲンダイ2011年6月9日掲載)






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