今回は○○○が○○○を怒らせてしまうお話です。
この話はとある話に似ているかもしれませんが、気にしないでください。
この話のヒントはストロベリーサンデーです。
次回は本編を更新しようと思います。
早朝。
六課の食堂に行くと若(デビルメイクライ3のダンテです。)が倒れ伏せていた。
体の下には血だまりが広がったまま凝固しており銀髪はピクリとも動かない。生きているのかも全く分らない。周りには六課の隊員は居るが、誰もが平然としているというか見て見ぬフリをしており、「絶対に関わりたくない」というのを顔にモロ出ししていた。
全く動じる様子を見せなかったネロは、平然と若の上を跨いで(自称)食堂のオバチャン? の所に行った。
なぜ(自称)食堂のオバチャン? なのか。それはその容姿だろう。
40代だと言っていたが、見た目は20代前半にしか見えなくスタイルも良いし引き締まっている所は締っていて出るところは出ている。
初めて年齢を公開したときの衝撃は半端じゃなかった。
「いつもの。」
「はいよ。」
食堂のオバチャンは愛想よくそう言って、オーブンで焼いたトーストにバターを塗り、コップ一杯の牛乳をトレイに乗せてネロに渡した。
適当なテーブルに着いた。
次にバージルがやって来た。バージルは双子の弟の若をOUT OFF 眼中。目もくれず若の後頭部を踏みつけて食堂のオバチャンの所まで来た。
「いつものを頼む。」
「はいよ。」
ネロと同じ対応で、ブラックコーヒーを渡した。本当ならトレイに乗せて渡しているのだが、バージル「いらん。」その一言から、朝食の時はバージルにはトレイには載せてない。
俺の向い側に座るバージル。
次に髭が降りてきた。髭は俺と全く同じ反応で素通りし、大きな欠伸をしながら食堂のオバチャンの所までやってきた。
「ベッピンさん。いつもの。」
「本当に朝から良く食べれるね。」
満面も笑みを浮かべる食堂のオバチャンは、ダンテのセリフをスルーした。
その事にダンテは気にも止めない。
「なら、一緒に食べるか? 偶には付き合ってくれよ。」
人懐っこい笑みをしながら言う髭。
「また今度ね。」
「Hahahaha無理か。」
ダンテはワザとらしくため息を着いた後、トレイに乗ったLLサイズのオリーブオイル抜きのピザにサラダを受け取った。俺の左隣に座りふんぞり返った。
続けてキリエが降りてきた。何時もは一番早く起きるのだが、昨晩は六課の隊長陣達と集まって何かの話し合いをしたらしく、寝るのが何時もより3時間遅かった。俺とキリエは一緒の部屋で寝ている。
キリエは若を見て一瞬声をかけようとしたが、昨日の事を思い出してスルーした。しかし、視線は若の方を見ていた。
やっぱり心配しているのだ。
「キリエさんお早うございます。」
「おはようございます。今日もよろしくお願いしますね。」
キリエは綺麗なお辞儀をした後、食堂のキッチンに入っていった。キリエが此処に来てから、何か手伝いをしたいということで食堂の料理を作っている。
キリエの料理の腕前は一流シェフ並だ。(自称)食堂のオバチャン? もキリエと同じぐらい美味い。
何よりもバージルの作る料理は超一流だった。見た目・味・手際、どれをとっても文句のつけようが無い。後は旦那(デビルメイクライ2のダンテです。)も相当美味い。
だけど、ヤッパリキリエの作る料理が一番だと思うネロ。
次にやって来た、ダンテ(デビルメイクライ1のダンテです。)の反応は少し違った。ダンテは若に向かって手を合わせて合掌した。その後、(自称)食堂のオバチャンの所に行き俺と同じ物を頼んで俺の開いている右隣に座った。
次にやって来た兄貴(アニメ版デビルメイクライのダンテです。)は、若を完全無視して素通りした。
兄貴の事だから弟分の若には何か声をかけると思ったんだが、ヤッパリ昨日の件は若が悪いため何もしなかった。
兄貴の弟分は俺と若だ。
兄貴も俺とダンテと同じメニューでバージルの隣に座った。
其処に「やっと終わった!!」と言うスバルの元気な声が聞こえた。
声の方向に視線を向けると汗だくのFW達が居て、早朝の訓練が終わった後何だろう。汗だくになっている。
その後ろからは、隊長陣(スターズ隊とライトニング隊だけ)が歩いていた。
そのままシャワールームがある方向に歩いて行った。食堂とシャワールームは殆ど正反対の位置にある為、コチラに気付かず行った。それでも、若の状態は知っている。
兄貴と髭は若の真上、天井を見ていた。
俺は天井を見ながら「今日もいい天気だな」と呟いた。太陽が眩しいな。
「来たぞ。」
小声でダンテが聞こえるように言葉を発した。
旦那が来た。
若をKOさせた張本人だ。
旦那は相変わらずの無表情でやってきた。ネロ達と同じように殆ど無視して素通りするかと思いきや、旦那は若の脇腹をまるでサッカーボールを蹴るかのようにして蹴っ飛ばした。
ブーツのつま先がメリッと食い込む嫌な音が食堂に全体に聞こえた。若の身体は錐揉み回転しながら床にバウンドして壁に激突した。
壁は見るも無残に破壊され、若はその場に倒れている。
ワイワイガヤガヤと騒がしかった食堂が、一瞬にして静まり返り、そのまま気まずい雰囲気になる。
そのあまりの仕打ちにネロ、ダンテ、兄貴は目を逸し殆ど聞こえないような声で、
(……怖ぇえ)
(まだ相当怒っているな、ありゃ……)
(若は生きているか?)
((…………))
押し黙るネロとダンテ。
(…………)
同じく黙ってしまう兄貴。
(((……若だから大丈夫だろう……)))
俺等三人は冷や汗をタラリと流した。
怒り奮闘の旦那は、黄金色トーストにストロベリージャムを持って兄貴の隣に座った。その時、旦那以外は見逃さなかった……兄貴の顔が強ばった。
テーブルに両手を組んで俯き、その背後に悪魔の影を携えてひたすら無言である。それを見て髭はふんぞり返った態勢から戻ってテーブルに頬杖をつき、
「まだ御機嫌ななめなのか……」
「しばきたおすぞ。」
物凄い威圧感に、食道内の気温が5度も下がった。確実に下がった。
髭の勇気ある行動に誰もが尊敬の念を抱いた。あのバージルもだ。だが、結果は変わることはなかった。
髭は肩をすくめて会話を終了させて……強制終了させられたといったほうがいいだろう。
髭は此処にいる旦那以外のダンテ‘sとネロとバージルに「駄目だこりゃ」とアイコンタクトを送った。瞬時に理解した俺らは内心深いため息をした。若は一切動かない……まるで死体だ。
旦那が席に着いたということで、若以外の全員でいただきますをした。旦那は直ぐ様ストロベリージャムの入った瓶のフタを開けると、バターナイフで目を見張るほどごっそり取ると、これでもかとトーストに塗りたくる。表面は全く見えない。2cm程の厚さを全体に満遍なく塗りたくる。なんだか執念がこもっているその姿を誰も止めることは出来ない。
なぜなら、
(ストロベリーサンデーが食えなかったからな……苺繋がりだしな)
ネロはコソコソと隣に座っているダンテに呟く。ダンテはネロの方を向いて、
(そうだろうな。)
(なんとかならねえか。ピリピリして気まずいんだけど。)
(俺にそんな自殺擬いな事を頼むな。なあ、バージル。)
ダンテはバージルにアイコンタクトを送った。それだけで、バージルはダンテが何をしてほしいのかが理解してしまった。
(知らん。そもそも全ては、愚弟が悪い。責任は愚弟にある。それにまだ死にたくない。)
最後の方は本音が出ていた。それには誰もが同意見。
「ごはん!!」
スバルが叫びながらダッシュで食堂に入ってきた。こんな気まずい雰囲気の中で良くあのテンションで居られるよな。
「スバルさん待って下さい!!」
その後ろからは同じようなテンションのエリオが走ってきた。丁度エリオの走る先に倒れ伏せている若が居る。
そんな事には気付いていないエリオ。俺は「あッ」と呟いた時には遅かった。エリオはダッシュで若を踏んづけてしまった。その後ろからは「エリオく~ん」とキャロは息を切らしながら走ってきて、若の一番大事な所を踏んづけてしまった。
瞬時に俺とダンテと兄貴と六課の男性職員は顔面蒼白になり股を押さえた。
一部の男性職員は「ああ~キャロにアソコを踏まれたい」「キャロちゃん俺の妹に」「結婚してくれ」とオカシイ事を言っている。
旦那と髭以外のダンテ‘sとネロとバージルは顔を背ける。
髭は声を殺しながら、腹を押さえながら小さく笑っていた。ツボに入ったようだ。
(……何かエグイな。)
ネロは小声でダンテに話しかける。
(あ……ああ。子供が故に……)
(悪意が無いから尚更な。)
ダンテの言葉に兄貴が続いた。
「もう、スバル待ちなさいよ。」
更に後方からティアナがダッシュでやって来て、若の姿を捉えた瞬間、ニヤッと嫌な笑みを浮かべた。
(おいおい、まさか!)
(そのまさかじゃないのか。)
ダンテはネロに答える。もうこの場に居る殆ど全員が若に可哀想な人を見るような目で見ていた。
(good luck)
兄貴は合掌していた。
「ヤアアアアアアアァァァァアアアア!!!!!」
物凄い気合の入りようだ。
ティアナは今までの怨みを爆発させるように若を蹴り上げた。靴のつま先は若のこめかみにバキッという音を立ててめり込んだ。
首は変な方向に曲がり、体は縦回転をしながら壁に激突。見るからに旦那の蹴りより威力が高いように思われる。ふぅ~っと息を吐いてスッキリした顔になった。
ティアナはスッキリしたような顔になり、料理が乗ったトレイを持ってスバルたち座っている所に向かった。
(良い顔しているなティアナ。)
(そうだろうな。)
誰もが納得したような表情をした。あのバージルまでもが、
さておき、何で旦那のご機嫌は斜めかというとそれは昨日の晩にまで遡る。そのたまたまクラナガンに出かけていた旦那が一粒500円もする高級苺を一パック10個入りを大量に持って帰った。
旦那の話によるとたまたま福引券があり、福引をやると3等の高級苺が大量が当たったのだ。大抵は無表情の旦那が、誰もが見てわかるほどの上機嫌で帰ってきた。
それでストロベリーサンデーを作ることになったんだが、此処で旦那はバージルに頼み込んだ。
断るバージルに旦那は土下座をする勢いで頼み込んだ。土下座はしたんだが、それで渋々承諾したバージルが作ることになった。バージルが作るストロベリーサンデーは絶品で品が良く、六課内(特に女性)で人気。しかし、バージルはめんどくさがって中々作ろうとはしないのを旦那は強引に口説き落とした……頭を地面に擦り付ける土下座を使って、これには流石のバージルも折れてストロベリーサンデーを作った。その時のバージルの表情を引きずっていた。
全員の分が完成して食べようとした矢先、警報が鳴った。第一級危険警報……事件が起きた。
六課内に放送が鳴った。
『○○○地点に悪魔が大量出現したんや』
機動六課の隊長八神はやてが全体放送をかけて喋りかけている。
「今日って俺の番だよな。」
旦那が立ち上がりスグ傍に居たネロに聞いた。
「ああ、そうだ。旦那。」
ネロの答えを聞くと、小さく舌打ちをした。
どういうことかと言うと、夜に出現する《悪魔》は昼間に出現する《悪魔》の何倍も強くなっている。それに夜は《悪魔》の本領を100%に発揮できる。
其処で、ダンテ‘sとネロとバージルはローテーションで《悪魔》を狩りに行っている。勿論六課の隊員は絶対に連れて来ない。日中に出てくる《悪魔》は良いが、夜になって出てくる《悪魔》だけはダメなのである。
強さが桁違い。
他にも色々と理由はあるのだが、そこは割愛させていただきます。これ以上は本編のネタバレになりますので、
「俺のは絶対に残しておけよ。」
釘を刺した。皆はちゃんと承諾した。その場にいた若も承諾していた。
「なら、冷蔵庫に入れておくから。」
ネロがそう言った後、旦那は名残惜しそうにして《悪魔》が出現した現場まで向かった。その時までは彼のストロベリーサンデーは存在していた。
今回ばかりは出現場所が遠く、ネロとネロ・アンジェロが戦闘を行った場所の近くで六課からだとダッシュで片道2時間かかる。(車で行こうとしたら4時間以上はかかります。ヘリで2時間半)
往復で最低でも4時間はかかってしまう。
事件はその後に起こってしまった。
ストロベリーサンデーを食べ終わった後、若が出かける準備を始めていた。
現時刻は6時過ぎ。
最近の季節は5時過ぎには太陽も殆ど沈んでしまって、薄暗い。
「おい、若。何処に行くんだ?」
「ネロか。うん……ちょっとな。」
何かしらの笑みを浮かべて何処かに出かけて行った。ネロは彼の双子の兄のバージルに視線を送った。
「知らん。ほっとけ。」と返ってきた。
この時俺は嫌な胸騒ぎを感じていた。それが後に現実になってしまった。
それから約4時間後に若が帰ってきた。ベロンベロンに酔っ払っていた。
その日の日中、若も旦那と同じようにクラナガンに出かけていて、その時に知り合った女性に飲みに誘われていた用だ。
それで、酒場に飲みに出かけていた。
運が良いのか悪いのか、丁度その日は飲み比べ大会が行われて若は見事に優勝した。飲んだ量はタルまるまる二つ分らしい。(1ガロン4.55リットルなので約9リットル以上飲んだ。)
半魔の身体のせいか元々上戸なのかわからないが、歴代ダンテ達は皆酔いにくい体質で若だって例外ではない。なのに許容量を超えたアルコールを摂取したのが運の尽きだった。
泥酔したまま六課に帰ってきて、ネロから「酒くせえ」と罵声を浴びせられ、ティアナからは「ちょっとどこ触ってるのよ!!!!!」と酔っ払った勢いでティアナの胸を鷲掴みにしてしまい、顔を真っ赤にして起こったティアナに強烈なビンタを喰らった。
その次には青筋を立てたバージルに、「水を飲め。この愚弟が!!!!!」と批難された。「ヴィヴィオがこの場にいないで良かった~」となのはは息を吐いていた。その言葉に誰もがウンウンと頷いていた。
今の若の状態・状況は子供の教育上、悪影響を与えかねない。
他のダンテ‘sは苦笑いをしていた。この時俺は、泥酔状態の若に付いて行ってあげれば良かったと後々に後悔してしまった。
本当なら(自称)食堂のオバチャンに頼めば水を持ってきてくれたのだが、時間が時間の為に殆どの職員は寮に戻っている。(自称)食堂のオバチャンも例外ではない。
食堂には誰も居なかった。あるのは冷蔵庫、旦那のストロベリーサンデーが冷やされいる。若はぐでんぐでんになりながらも食堂の台所まで行き冷蔵庫の中のミネラルウォーターを飲もうとした。
しかし、泥酔状態の若に正常な判断なんて出来るハズがなかった。若は旦那のストロベリーサンデーの容器を掴んでしまった。
本人はまさかストロベリーサンデーだとは思ってもいない、完全に水だと思っていたのだ。その証拠に若は容器を持つと縁に口をつけ、飲む動作をした。しかしそれは水では無くストロベリーサンデー。綺麗に盛り付けらたストロベリーサンデーはあっという間に崩壊し、若の顔面を苺とチョコレートソースと生クリームまみれにした。しかし酔っていた若は何が起きたか全く気付かず、事態に気付いたネロ達があっけにとられていても状況を把握していなかった。なんか水にしては甘いな位にしか思っていなかった。
丁度その時に旦那が帰ってきた。楽しみにしているストロベリーサンデーを食べようと食堂の冷蔵庫の所まで来た。
後に誰もが語る。
あれは《魔帝を超えた魔神》だと、
もうアレほどブチギレタ旦那を見ることは生涯無いだろう。
二代目はその年齢と無表情さから一番甘い物の摂取が低いと思われがちだが、実は誰よりもストロベリーサンデーが好きであり、その彼が若の犯行を見て黙ってるわけがない。
無表情にどえらい激怒をにじませてズカズカ!!!!!! と地響きを鳴らして若に歩みより、胸元を引き寄せてズルズルと部屋の真ん中に無理矢理立たせ、いまだによくわかっていない若の両肩に手を置くと旦那はこう呟いた。
氷河期のような冷たさで、
「今夜は月が綺麗だぞ。」
瞬間、若の体が消えた。
誰も旦那の動きをとらえきれなかった。ネロもダンテも兄貴も剰え、髭もバージルも一切捉えることが出来なかった。
旦那の怒りが篭もったアッパーカットが若のアゴを捉えた。そのまま物凄い勢いで天井を貫いて天高く打ち上げられる。
高度は多分、4000m超えていると思う……確実に超えている。下手すりゃあ大気圏突入してるんじゃないかとこの時は思った。
上を見ると六課の2階以上がなくなっていた。若と一緒にパラシュートなしスカイダイビングをしているだろう。
食堂は静まり返った。誰も言葉を発しない。
何分続いたんだろう、沈黙が……
旦那が不意に上を見る。誰もが釣られて旦那の視線を追うと服が殆ど燃え尽きた若が見えた。
食堂の床に地響きを立てて落ちた。髪の毛はチリチリと音を立てて、所々から煙が出ていた。大気圏を突破ったんだなとネロは確信した。凍りついたネロ達を尻目に二代目は無言で部屋に戻ってそのまま出て来なかった。その時八神はやてが泣いていた。「なんでやぁ~~~~!!!!!!」と叫んで泣いていた。
バージルは、はやての所に行って深く頭を下げて謝罪をした。
ネロは後に語る、土下座をする勢いだったと……若の兄だと苦労するんだな。いや違うなダンテが弟という事自体が苦労するんだろうな。ネロはバージルとはやてに深く同情した。
そして朝の光景に至る。
六課の天井は何も無い。太陽が眩しい。
まあ、あれくらいじゃ死ぬはずは無いと思うのだが、若は今現在も意識を失ったままピクリとも動く気配を見せない。殆ど死体と変わらない。
でも、旦那の一撃を喰らってあれで済んだのは運が良いとしか言いようがない。
というか、旦那が本気を出したら此処等一帯が消滅する……ミッドチルダという世界が消滅する。
其処に彼の優しさ? を見たと思うネロ達?
まあ、今回ばかりは例外中の例外なのだが、ダンテ達は一時的な感情を引きずるようなタイプじゃない。サッパリしてりタイプなのだ。
どんな理由であれ喧嘩後の翌朝にはケロッとしている。さすがにストロベリーサンデーには激怒した旦那だって、今では全く怒っていない。逆に罪悪感に囚われていて若の方をチラチラと横目で見ている。
後々、若も起き上がるだろう。多分あの泥酔と旦那の打撃は記憶に無いだろう。もしかすると旦那の打撃で全ての記憶が消しとんでいるかもしれないが、大丈夫だろう……若だから。
そんな若になんでもない顔で接する二代目の姿が目に浮かぶ。
結局は、何事もなかったかのようにするのだ。
制裁を加えたらあとはもういい。
旦那はそういう奴である、違うなダンテ達がそういう奴らなんだ。
しかし、第三者は寒気を感じていた。
(大人気ねえよ旦那。)
(しッ!!! 聞こえるぞ。)
(なあ、これからは……)
(((((旦那を怒らせないようにしよう。でないと死ぬ!!!!!)))))
そう心に誓うダンテ‘sとネロとバージルとキリエとリリなの勢だった。
怖いですね。食べ物の恨み(笑)
それとダンテ‘sの通称はあれでいいですかね? こんなのが良いというのがあれば送ってください。
それでも髭は決定しています。
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