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【社会】

容疑者「故意に落とした」 名古屋の乳児死亡、強い育児ストレス

2011年6月13日 15時31分

 名古屋市中区のマンションで母親が6カ月の長女を死なせた事件で、傷害致死容疑で逮捕されたホステス村田華子容疑者(22)が、死亡した咲華ちゃんを「故意に(床に)落とした」と供述していることが、県警への取材で分かった。「育児に悩んでいた」とも供述しており、中署は強い育児ストレスから、わざと床に落とすなどして死亡させたとみて調べる。

 中署によると、村田容疑者は当初、「高さ70センチのベビーベッドから手で払いのけたら床に落ちた」と供述していた。だが司法解剖の結果、咲華ちゃんは頭部と左あばら骨が骨折していることが判明。中署は遺体の状況から「手で払った」以上の強い力で咲華ちゃんが床に落とされるなどしたとみて、慎重に裏付け捜査を進める。以前から、泣きやまない時にたたいていたとも供述しているという。

 中署によると、村田容疑者は昨年12月に咲華ちゃんを出産。「生後2、3カ月ごろまではかわいかったが、夫婦仲が悪くなり、育児に悩んでいた」と話しているという。

 家族が望んだ妊娠ではなかったとみられ、事実上の夫(23)との間で、咲華ちゃんを産むかどうかでいさかいがあった。ただ、村田容疑者は「産みたい」と話していたという。

 村田容疑者は夫と咲華ちゃんの3人暮らし。11日に逮捕され、13日に送検された。

(中日新聞)

 

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