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【社会】

東電社員、新たに6人が上限超え 250ミリシーベルト超は8人

2011年6月13日 21時01分

 福島第1原発。(手前から)1号機、2号機、3号機、4号機(防衛省提供)

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 厚生労働省は13日、福島第1原発で作業していた東京電力社員のうち、新たに6人が今回の事故に限って設定された被ばく線量限度の250ミリシーベルトを超えたと発表した。外部と内部を合わせた被ばく線量の暫定値で、東電から報告を受けたという。

 これまでに別の東電社員2人が、線量限度の2倍を超える643ミリシーベルトと678ミリシーベルトを被ばくしたことが判明しており、250ミリシーベルトを超えたのは計8人になった。

 経済産業省の西山英彦審議官(原子力安全・保安院担当)は「極めて遺憾だ。東電には徹底した原因究明や、再発防止策の策定を指示していきたい」と述べた。

 厚労省によると、200ミリシーベルトを超えて250ミリシーベルト以下の被ばくをしたのは6人、100ミリシーベルトを超え200ミリシーベルト以下の被ばくをした人も88人いたという。

 東電が、3月末までに福島第1原発で作業した約3700人について、被ばく状況を調査した。そのうち、5月末までに測定できた約2400人について1次評価が済んだという。

(共同)
 

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