エドワードが頭を撫でたことによって、はモビー・ディック号に乗ることを許された…白ひげ海賊団の一員として。
それは、仕方なくではなく、自分で決断を下したことだった。
幼子らしくない、凛とした瞳にエドワードは豪快に笑った。
その笑い声の振動には驚き、目をぱちぱちとさせる。
「おい、。今日からおめぇは、家族だ。」
「うへ?、かいじょく。」
「あぁ。だが、家族だ。」
「うぅ?」
小難しそうな顔をしながら、首をかしげる。
どうやら、エドワードの言った言葉が理解できないらしい。
「いいか、。この船は、モビー・ディック号っつう船だ。んで、が入った海賊は白ひげ海賊団"つー名前の海賊だ。」
「ふむ。」
「その船長が、エドワード・ニューゲート…俺だ。俺は、部下を息子同然だと思ってる。だから、は俺の息子だ。」
「む、すこ?」
「おう。一度にたくさんの兄貴が出来たっつーわけだ…分かったか?」
は、ぱーッと輝かく笑顔を浮かべる。
「あいちゅも、あいちゅも、みーんなかじょく?」
「そうだ。俺は親父だ。」
「のかじょく…おやじ、あにき……ウシシシッ!」
嬉しそうに子供は笑うのであった。
大家族に仲間入り
(もう、さみしくないよ)
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