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「理由ないなら鍵返却を」抽選で入居決まるも避難所に

 宮城県南三陸町は7日、既に入居ができる仮設住宅の入居期限を12日とし、同日までに「合理的な理由」がないのに入居しない場合、住宅の鍵の返却を求める方針を決めた。
 佐藤仁町長が同日の定例記者会見で明らかにした。同町の被災者向けの仮設住宅は、既に9団地で入居可能。町によると、90%程度が入居した団地がある一方、6日現在で50%に満たない志津川中(47%)や志津川高(48%)など入居が進まない団地も目立っている。
 仮設住宅入居後の被災者には、食料や物資の供給は原則的に行われない。このため、抽選で入居が決まっても経済的な理由で、避難所にとどまり続ける例などがあるという。
 佐藤町長は「当選しても入居しないことに対し、抽選で漏れた住民から不満が出ている。理由はいろいろあると思うが、とにかく入居していただきたい」と話した。


2011年06月08日水曜日


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