菅首相への退陣圧力強まる 国民新・亀井代表「政権与党の体をなしていない」と批判
「菅おろし」の動きは、今週にも行われる民主党の両院議員総会が、1つのヤマになるとみられる。粘る菅首相に、党内外の退陣圧力が強まっている。
衆院本会議で答弁する菅首相に、「早く辞めろ!」と、早期退陣を求めるやじが飛んだ。
辞める辞めないで政府・与党が揺れる中、13日、菅首相と会談した国民新党の亀井代表は、「殿が『切腹する』と、やいばを当てようとしている時に、それより先に部下が『介錯(かいしゃく)先にやります、やります』と言っている。政権与党の体をなしていない」と、事態を切腹に例え、猛烈に批判した。
その矛先が向けられたのは、フジテレビの「新報道2001」に出演し、公債発行特例法案成立との引き換え退陣に言及した仙谷官房副長官。
仙谷副長官は「(菅首相が)辞めることと、特例公債法案を通していただくというお約束をいただけるんですかと」と述べた。
仙谷副長官は、「2次補正の編成は、次の首相のもとで行うべき」との認識を示したうえで、「(両院議員総会が1つの節目?)1つの節目になるでしょうね」と、今週後半にも行われるとみられる民主党の両院議員総会で、菅首相が退陣時期を明らかにすることに期待を示した。
一夜明けた13日、役職上、仙谷副長官の上司にあたる枝野官房長官は、仙谷発言について、「仙谷副長官特有の言葉の使われ方に、皆さんも、あまり右往左往されない方がいいんじゃないでしょうか」などと話した。
このところ、野田財務相を後継に推す動きを見せるなど、水面下でキングメーカー的な役割を果たしている仙谷副長官。
そんな仙谷副長官に、自民党の小池 百合子総務会長は11日、「永田町の方では、『菅抜き』作戦が行われているんですが、『仙抜き』をしろという人もいるんですが」と、チクリ。
13日も菅首相は、国民新党との党首会談の席で、国会会期を延長し、7月中旬までに2次補正予算の編成を自ら行う意向を示した。
そうした「粘り腰」で、8月までの続投を目指しているとみられる菅首相。
その粘りに、これまで公債特例法案との引き換え退陣を拒否していた自民党からも、ついにそれを認める意見が出た。
自民党の山本一太参院政審会長は「少なくとも6月中に辞めさせるためにはですね、やはりいろんな条件を自民党としても考えていいんじゃないかと思います。(公債特例法案も選択肢となる?)それは選択肢の1つであるべきだと思いますよ。これは政審会長としての意見ですから」と述べた。
焦点の退陣時期について、国民新党の亀井代表は、「(菅首相は)お遍路には出ると言っているわけだから、秋風が吹くころにはね、出たいなと(思ってるのではないか)」と、自らの見通しを示した。
(06/13 17:45)