菅直人首相は13日昼、首相官邸で国民新党の亀井静香代表と会談した。国民新党側が申し入れた。首相の早期退陣を求める声が与野党で強まる中、22日に会期末を迎える今国会の延長問題などを協議したとみられる。
首相に近い北沢俊美防衛相は13日午前、仙谷由人官房副長官が、2011年度予算の執行に必要な特例公債法案の成立と引き換えに首相の早期退陣を求めたことについて、「内閣とか党全体でコンセンサスを得た話ではない。もう少し与党と内閣がしっかり話し合って発言すべきだ」と批判した。那覇市内で記者団の質問に答えた。
枝野幸男官房長官も同日午前の記者会見で、退陣時期について「首相がさまざまな状況を見て判断する」と指摘。「仙谷副長官特有の言葉の使い方に、あまり右往左往しない方がいいのではないか」と述べた。
[時事通信社]