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ハエ大発生、おびえる避難所 腐る魚類原因 岩手・宮城

2011年6月13日10時29分

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【動画】被災地で害虫駆除

写真:がれきに殺虫剤を散布する作業員=4日、岩手県陸前高田市の長部漁港付近、金川雄策撮影拡大がれきに殺虫剤を散布する作業員=4日、岩手県陸前高田市の長部漁港付近、金川雄策撮影

 東日本大震災で被災した岩手、宮城両県の漁港周辺の避難所が、ハエの大量発生におびえている。津波で散乱した魚類などが原因で、専門家は感染症の広がりなどを心配する。

 約40人が避難する岩手県陸前高田市気仙町の漁村センター。調理場の女性は、ハエを手で払いのけながら夕食を用意する。つり下げられた4本のハエ取り紙には、50匹ほどが絡め捕られていた。

 「ハエが食材に付かないように、一人は追い払う係なの。大きいのは小指の先ぐらい」。佐藤妙子さん(71)は、顔の辺りを飛び回るハエをのけぞってよけながら苦笑した。

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