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【プロ野球】

タカVお預け 連勝6でストップ

2011年6月13日 紙面から

ソフトバンク−ヤクルト 4回裏2死一塁、頭部に死球を受ける松田=ヤフードームで(中村太一撮影)

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◆ヤクルト3−1ソフトバンク

 歓声は潮のように引いていった。9回、松中の一発で今季交流戦初の零敗を阻止するのが精いっぱい。5安打1得点で敗れ、2005年の実数発表以降で最多となる3万6735人の目前で、交流戦ホーム優勝の可能性が消え、場内はため息に包まれた。20試合目だったこの日に決めれば自分たちが09年に決めた21試合目を抜き史上最速優勝だったが、記録更新とはならなかった。

 試合終了の瞬間をネクストバッターズサークルで迎えたのは、代打で準備していたカブレラ。前日11日に右越え弾を放ちながら欠場。秋山監督は「お休みっていうわけじゃないんだけど、いろいろある」と、本人は「ジジイ、オヤスミ。昨日一塁を守って全身が張っている」と語るにとどめたが、試合直前に左太もも裏の張りを訴えたもようだ。小久保は慢性的な首痛の影響で2試合連続のDH。一塁に就けなかったカブレラは、必然的に控えとなった。

 前回5月23日は降雨コールドの5回まで零封された館山が4回途中、松田への頭部死球で危険球退場となったが、追い風にはならない。相手もセ界首位。もともと多村が左手小指裂傷で離脱している打線は救援陣をつかまえきれなかった。

 交流戦では無傷の10連勝中だった本拠地で敗れ、連勝は「6」でストップ。優勝はナゴヤドームで中日と戦う15日以降に持ち越された。2試合DHで万全を期した小久保は一塁で出場見込み。カブレラは代打準備していただけに、大事をとった格好で「シアサッテ(15日)ピンチヒッター、ガンバル。心配するな。何も問題ない」と強調した。2位日本ハムはパ・リーグで2ゲーム差に迫ってきた。2003年日本一以来のホーム優勝を見逃したファンの思いをくみ、仕切り直す。 (森淳)

 

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