「ボクシング4回戦」(12日、IMPホール)
ライト級注目の新鋭・中谷正義(井岡)がKOデビューを飾った。身長180センチの中谷はプロ10戦のキャリアを誇る塩川勝久(トヤマ)を序盤からシャープな左で圧倒。4回1分35秒、怒とうの連打でストップを呼び込んだ。「プロなので倒さなければと力んでしまいました。倒して勝ちたかった」とダウンを奪えなかった内容には満足していないものの、上々の初陣となった。
大阪・興国高ではWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(井岡)、東洋太平洋Lフライ級王者・宮崎亮(井岡)らと同級生。06年高校総体で同校を団体優勝に導いた“興国5人衆”の1人だ。アマ通算65勝を誇る。今春、近大を卒業後、同級生が多く活躍する井岡ジムの門をたたき、プロに転向した。「井岡や宮崎の活躍が刺激になる。同級生に負けられない。まずは日本王者になって世界を目指します」と力強く誓った。
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