2011年6月13日 05時56分 更新
海水から基準超えるストロンチウム、初検出-地下水からも
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海水から基準超えるストロンチウム、初検出-地下水からも
福島第一原子力発電所の周辺の海水から、基準値を超える放射性ストロンチウムが初めて検出された。東京電力が12日発表した。
放射性ストロンチウムは、1-4号機の取水口付近、2号機および3号機のシルトフェンス内で採取された海水から検出された。半減期が約29年と長いストロンチウム90は、それぞれ基準値の53倍、170倍、240倍含まれていた。
また地下水からも、放射性ストロンチウムが検出された。1号機および2号機の建屋周辺にあるサブドレンから採取された地下水で、ストロンチウム90がそれぞれ基準値の0.7倍、210倍含まれていたことがわかった。
ストロンチウム90は、水や食品を通じて体内に入り込む。カルシウムに似た性質を持ち、骨や歯に蓄積されやすいことから、骨のがんや白血病の原因になると言われている。
IBTimes