福島第1原発事故 震災で前線基地の機能失ったオフサイトセンターの映像を独自入手
東日本大震災で機能を失った福島第1原発のオフサイトセンターの映像を、FNNが独自に入手した。
オフサイトセンターは、福島第1原発から5kmの場所にあり、原子力災害が起きた際は、国や県、地元の町の代表が集まり、対応策などを決める前線基地となる。
今回の震災では、停電で通信手段の多くが使用できなくなったほか、1号機の水素爆発後には、放射線量が上昇したことから、事故から5日目には、その機能をおよそ60km離れた福島県庁に移した。
11日に撮影された内部の映像では、ホワイトボードに原子炉の図面が張られたままで、「20マイクロシーベルト正門付近の線量」、「西風」などと書きこまれているのが確認できたほか、ペットボトルなどもそのまま残され、本来の機能を果たせないまま3カ月を迎えた様子が映し出されていた。
(06/11 21:02 福島テレビ)