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東京電力が7月1日から「でんき予報」を提供開始、翌日の予想最大電力などを通知

2011/06/10
斉藤 栄太郎=ITpro
写真●需給のひっ迫度合いに応じて掲載する4種類の「節電お願い文」の例
写真●需給のひっ迫度合いに応じて掲載する4種類の「節電お願い文」の例
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 東京電力は2011年6月9日、ユーザーに翌日の電力需給見通しなどを告知するサービス「でんき予報」の提供を7月1日から開始することを発表した。7月1日から9月30日までの期間、毎日午後6時ころをめどに「翌日のピーク時供給力」や「予想最大電力」などを同社Webページに掲載する。

 Webページは、パソコン向け携帯電話向けの2種類を用意。日本語以外に英語でも情報を提供する(パソコン向けおよび携帯電話向け)。

 予報では、供給力と予想最大電力から予測される需給のひっ迫度合いに応じて、4種類の「節電お願い文」も掲載する(写真)。最も需給がひっ迫している状態の場合、指定した時間帯において電気の使用を控えるよう赤い色で強く呼びかけるのに加えて、政府からも「需給ひっ迫警報」(仮称)が出される予定となっている。

 同社が上記パソコン向けのWebページで3月22日から提供している「電力の使用状況グラフ」の拡充も合わせて実施する(関連記事:東京電力が電力使用状況のグラフを公開、Yahoo! JAPANも専用ページで情報掲載)。現在は使用実績として1時間ごとの平均電力需要を表示しているが、これを5分間隔に変更し、よりリアルタイムに近い状態で情報を得られるようにするという。

 また、平日の午後8時をめどとして、グラフ上に需要予測値を追加表示する(平日の午前9時から午後8時までのデータのみ)。さらに、これらの数値データをCSV形式のファイルとしてダウンロードできるようにするとしている。

 電力需給を予報するサービスは、既にヤフーが4月27日から提供を始めており、こちらは独自に1週間先までの需要見込みを予報するといった東京電力のサービスにはない特徴を備えている(関連記事:1週間先までの電力需給を予測する「電気予報」、Yahoo! JAPANが提供開始)。必要に応じて両サービスを使い分けるようにするとよいだろう。

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