米アップルがカリフォルニア州クパチーノ市の本社近くの155エーカー(約63万平方メートル)の土地に「宇宙船が着陸したような形」(スティーブ・ジョブズ最高経営責任者)の巨大なドーナツ形の新本社ビルを建設する計画を進めている。
近隣に分散する従業員を集めて、1万2000人が新ビルで働く予定。15年までの完成を目指している。同氏が7日、同市議会に計画を提示。アップル製品と同様にデザインに力を入れる姿勢を示した。
建物は4階建てで、丸みを帯びたガラスを張り巡らせる。駐車場の多くを地下に造るほか、自家発電設備を備え、6000本の樹木を植える。
急成長で現本社が手狭になっており、米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)から敷地を購入した。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2011年6月10日 12時02分(最終更新 6月10日 12時17分)