【原発】パリで反原発デモ 世論調査でも8割反対(06/12 11:53)

 福島第一原発の事故から3カ月を機に、原発大国のフランスでは反原発を訴える大規模なデモが行われました。

 パリの中心部では、原発の廃止を訴えるフランス人や日本人らおよそ5000人が横断幕やプラカードを掲げてデモ行進しました。
 デモ参加者:「福島第一原発の現状を考えたら、原発依存は現実的ではない」
 フランスは電力の8割近くを原発に依存していますが、最新の世論調査では、国民のおよそ8割が「原発を廃止すべきだ」と答えるなど反原発の動きが加速しています。
 また、イタリアでは、チェルノブイリ原発事故を受けて原発の運転を停止していましたが、運転再開の是非を問う国民投票が12日から行われます。イタリアは電力のおよそ15%を輸入に頼っているため、ベルルスコーニ首相が原発再開を表明していますが、福島での事故以来、イタリアでも反原発の声が高まっていて、投票結果に注目が集まっています。

ページトップへ戻る