韓国がカタール国王の訪韓を“丁重に拒絶”したわけ

韓国がカタール国王の訪韓を“丁重に拒絶”したわけ

2011年06月12日12時59分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国の李明博大統領(左)とカタールのハマド国王。
  カタールのシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニ国王は先月中旬にアジア歴訪に出る計画だった。

  カタール側は5月17日ごろに訪韓し、李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談することを期待したが訪韓は実現しなかった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は10日、ハマド国王の訪韓が実現しなかったことについて、「李大統領が欧州歴訪から帰ってきた直後なので日程上難しいと“丁重な拒絶”の意をカタールに伝えたため」と明らかにした。実際に李大統領は5月7~15日にドイツ、デンマーク、フランスの欧州3カ国を訪問した。それから5日後には東京で2日間の日程開かれた韓日中首脳会談に参加しなければならなかった。しかしハマド国王の訪韓を断った本当の理由は別にあったというのが複数の青瓦台関係者の話だ。ある参謀は、「来年11月に開かれる第18回気候変動枠組条約締約国会議(COP18)誘致競争のため」と話した。この参謀は、「ハマド国王が事実上の誘致運動レベルとしてアジア諸国を歴訪するのに、カタールと競合する韓国が中庭を開いておくことはできないではないか」と反問した。

  COP18は194カ国の政府代表と国際機関、NGO(非政府組織)関係者など数万人が参加する国際会議。2012年はアジアで開かれる番だ。

  COP18誘致競争はワールドカップに続く韓国とカタールの間で2回目の勝負となる。双方は2009年から会議誘致のために総力戦を行っている。開催国決定は6日から17日までドイツ・ボンで開かれる国連気候変動会議および国連気候変動協約付属機関会議で決定することもできるが年末にずれこむ可能性も出てきている。
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