1人の怒れる福岡人(神奈川在住)。
2004-12-19 17:12:56
テーマ:ブログ
…きのう、普通免許の取得時講習が終わりました。
高速道路を実際に運転するのが1時間、応急救護が3時間、ということで合計4時間を一気にこなす、という結構ハードな一日で…疲れたのです。
応急救護はねぇ…ジャミー君を相手に人工呼吸&心臓マッサージを繰り返す、というもので…あと止血法を習ったり。しかしねぇ、果たしてこれをいつまで覚えていられるやら…。学科パートで見たビデオで大量に出血シーンがありまして…これが非常にニガテな私。ジャミー君を相手にするよりも出血ビデオのほうがよっぽど疲れたんですよね。
…応急救護を受講したあとに言うべきことではないけれど、実際に交通事故現場に遭遇したときに倒れてる人が大量出血してたら…たぶん私は足がすくんで何もできないでしょうねぇ…てか自分が倒れかねない。
ま、応急救護よりも高速実習の話。
私、高速道路を走るの好きなんですよねぇ。高速道路ってどんなアホでもそれなりに気をつけて走りますよね、自分も気をつけるんだけど。一般道では制限速度が遅い分、無理矢理スピードを出そうとする輩が多くて…で、しかも、制限速度っていうのは『これ以上スピードを出したら危険だよ』という基準で設けられてる以上、それを大幅に超えたら危険なんですよ…(ま、50Km/h・60Km/hを制限速度にしてる場合はマイル読み替えくらいでちょうどいいことが多いけど)。
現在の部屋の近くの道路がちょうど緩めのコーナーになっていて…見た感じが高速コーナーなんですよね。そういうのを見ると興奮しちゃうアホが多いもので、大型二輪とか意味不明なエアロパーツを付けたステップワゴンとかが80Km/hくらいで突進してくるんですよ。で、雨の日とかにそれをやって曲がりきれずに事故る、みたいな。
そういう意味で、高速道路の場合、もともとの制限時速が80Km/hを超えることが多いですからね、ま、確かに150Km/hとかで走ってくる大バカもいますけど、そういうヤツは追越車線をベタ走りとかしてますから…優良ドライバーの我々は走行車線をメインに使えばいいんですよ。
ただ…週末の高速道路はイヤですね。
サンデードライバーっていうのかな、平日は運転しなくて週末になるとクルマに乗る人たち。こういう人って免許はゴールドなんだけどマナーが無茶苦茶なんですよ。
だいたいね、3車線の第三京浜で真ん中の車線を走ってる教習車の前にウインカー出さずに割り込んでくるバカドライバーとか免許を取り消すべきなんですよ!初心者マークを付けてるクルマの前に無理矢理割り込んだり煽ったりしたら違反を取られる、という事実を知らないんですかね?教習車なんてねぇ、初心者マーク以下のドライバーなんだぞ!!と。
クルマに普段乗ってる人とか、ちゃんとマナーをわきまえてる人間だったら、高速道路でウインカー出さずに車線変更なんて絶対にしないんです、危なすぎるからね。サンデードライバーってヤツは免許の所有歴だけはムダに長いから、自分の運転に根拠のない自信を持ってるんですよね。ホントに根拠がない…で、マナーが最悪、と。
えっと…明日はもう免許をもらえるんだから、サンデードライバーを非難する必要もないんですけどね…でも、首都圏はサンデードライバーが本当に多いから、高速道路もあんまり安心して走れないんですよ。なぜウインカーを出すくらいのことさえもできないのか?と…。
…ただねぇ、福岡はもっと運転マナーが悪いからなぁ。
教習所に通うと第2段階技能の項目に『特殊項目』というのがあって、その地域で特に必要とされる技能を教習する、というのがあるのです。首都圏の場合はたいてい駐車関係のことをやらされるんですけどね、福岡の教習所は『赤信号で突進してくるクルマのよけ方』とかをやった方がいいんじゃないかな、と思うくらい。『私たちは黄信号で止まります』ってシールの貼ってあるトラックが信号無視していきますからね…でも、福岡というか九州の場合、高速道路はわりとマナーがいいんですよ…ま、むしろクルマが少ない、と言うべきか。
…なぜ私は延々とクルマを運転する人たちに怒っているのだろう??
ま、『決して交通違反とは言い切れない理由で免許取消になった人間』の心境ってこんなもんなんですよ。『なんで自分よりも交通違反してるヤツの免許が取り消されないんだ!!』という怒りですね。
ま、免許を取り消されてから2年2ヶ月ちょっと。ついに明日、免許を取り返す、という…自分ではまだ実感がないけれど、「もう2度と取り戻せないんじゃないか…取り戻せたとしても自分で教習所に通えるだけの経済力ができるようになるまで待たなきゃいけないんじゃないか」と思い続けてたモノをついに取り返せる、ということで…本当に思い入れが強いんですよ。
もう2度と免許取消に遭うような行為はやらない自信があるので…免許を持ってない瞬間、というのは今日が最後になるはずなので…自分の考えていることを書き残そうと思ったわけなのです。
道路交通法に限った話ではありませんが…無意味に設定されたルールやマナーってヤツはありえないと思うんですよ。もちろん理不尽なルールってヤツも存在はするけれど、特に自分たちの生活で圧倒的に身近な存在である道路交通法の意義は『安全かつ円滑な交通を維持する』ことなんです。
『安全』だけじゃダメなんです。『安全』だけを問うのならばスピードを出すことができないことになってしまうでしょう…でも、再度考えてみたい『制限速度というものが設定されている意義』…それは『円滑』な交通の維持という視点があるからです。
『円滑』っていうのは…交通の流れを乱さない、ということですね。もし制限速度のプラス20Km/hくらいが標準的な交通の流れだったら…それに則ることが重要だし、それに則る自信がなければ別の道路を走るべき、という話なのです。もっとも遅いクルマは追い抜けばいいわけだからいいんですけどね、過剰にスピードを出してるヤツがいるともっと厄介。結局、交通の流れを妨げていることに変わりはないし、そもそも存在自体が危ないわけだから。
免許取り消しの意義は『安全かつ円滑な交通を妨げるドライバーを排除すること』なのです。つまり、道路交通法を守れない人間はやっぱり運転しちゃいけないんですよ。
『道路交通法を自分ひとりが守らなかったからって誰も困らないだろう』なんて感覚は持つべきではないのです…自分を危険にさらすだけでなく、まわりの人間を危険に巻き込む可能性を秘めている、という事実を意識できないことは罪ですよね。免許証を持つ、ということはそれくらいの責任があることだと思います。
…免許を取り消されて、そしていよいよ取り戻す時が来た人間の主張は以上。
免許を取り消される前に、クルマで誰かを傷つける前に、…そして免許をこれから取る人にも…この気持ちが伝わって欲しい、と思うのです。
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