矢代英彦(藤木直人)は妻に追い詰められ、弁護士という職も地位も妻も全てを失った上に大けがを負ってしまった。彼のもとには誰も面会に来る者もいない。1人春菜(黒木メイサ)を除いて。
純平(香取慎吾)は春菜とつきあうためについに会社に辞職願いを出す。河原所長(橋本さとし)や皆が引き留めるが決意は変わらない。
春菜も最初は純平に隠れて見舞いに通っていたが純平に正直に話すことにする。純平も衝撃を受けながらもそんな春菜を受けとめ、一緒に矢代を見舞い、矢代のそばにいたほうがいいとまで春菜に言うのだった。全てを投げうち、矢代の存在までも受け入れて春菜のために尽くす姿にまりか(仲里依紗)や上野(綾部祐二)も心配でならず、やりきれない気持ちを抱えていた。春菜は、しかしそんな純平に支えられているからこそ、矢代から逃げずに会うことができると矢代に語る。
退職する日が迫る中、残業続きで担当会員の相手を探すために汗を流す純平の姿は明らかに疲れがたまっている様で・・・。
一方、純平の母・美津枝(原田美枝子)は匠悟(小林薫)が春菜の父親とは知らずに、ひき続き逢瀬を重ねていた。かつて夫を亡くした時、匠悟がデザイナーだったブランドの広告のコピーの言葉に励まされ、前に進めたと話す。
春菜と共に純平は矢代の見舞いに向かう。そこで純平は矢代と真っ正面から正直に言葉を交わし、純平も春菜もお互いの気持ちを確かめ合う。
そんなことがあった当日、矢代が病院から姿を消したという連絡が春菜に入る・・・。 |