2011年 6月 11日
浅口市2人死傷事故で睡眠薬混入の女を逮捕
先月浅口市で2人が死傷した交通事故で、運転していた男性に睡眠薬を飲ませたとして、逮捕・起訴された交際相手の女が11日、重過失致死傷の疑いで警察に再逮捕されました。再逮捕されたのは倉敷市老松町の無職石原芳子容疑者(59)です。警察によりますと石原容疑者は先月13日浅口市金光町で発生した交通事故で、ワゴン車を運転していた70歳の男性に睡眠薬入りのジュースを事故の前に飲ませ、2人を死傷させた疑いです。石原容疑者は睡眠薬を男性に飲ませ昏睡状態にさせた傷害の罪で逮捕・起訴されましたが、警察は睡眠薬を飲ませた事が事故につながったとして、重過失致死傷の疑いで石原容疑者を再逮捕しました。調べに対し石原容疑者は「おおむね間違いありません」と容疑を認めています。警察によりますと石原容疑者は交際していた男性に多額の借金があり、警察では金銭トラブルが犯行の動機とみて調べています。

倉敷の談合事件で4人目の逮捕者
倉敷市が発注した下水道工事を巡る談合事件で、工事の入札に参加していた建設会社の社員が11日、警察に逮捕されました。談合の疑いで逮捕されたのは倉敷市福田町の建設会社倉敷組の社員新田隆秀容疑者(41)です。警察によりますと新田容疑者は去年8月、倉敷市が発注した下水道工事の入札で他の24社と共謀し、事前に決めていた特定の業者に3570万円で落札させた疑いです。倉敷組も入札に参加していて、警察の調べに対し、新田容疑者は容疑を否認しているということです。この談合事件をめぐる逮捕者はこれで4人目で、警察では入札に参加した業者の事件の関与について引き続き調べることにしています。

震災3カ月 岡山市で復興支援セール
東日本大震災の復興を支援しようと被災地の特産品を販売するイベントが11日、岡山市で行われました。これは岡山県商工会連合会が初めて行ったもので、南部せんべいや牛タンカレーなど岩手、宮城、福島3県の特産品19種類が販売されました。震災から3カ月が経過し物流も少しずつ回復する中、被災地の特産品も仕入れやすくなっているということで、連合会ではこうしたイベントを来月以降も続けていきたいとしています。売り上げの一部は義援金として被災地に送られるということです。

脱原発を訴えデモ行進
福島の原発事故を受け原発に依存しない社会を実現しようと岡山市で11日、デモ行進が行われました。これは福島県川内村から岡山市の実家に、家族4人で避難してきた大塚愛さんらが企画したものです。きょうは大塚さんの呼び掛けで集まった大勢の市民が岡山市の石山公園を出発し、約1時間半かけて市街地を練り歩きました。大塚さんの住んでいた福島県川内村は事故のあった福島第一原発から30キロ圏内にあり、現在でも、約3000人いる住民の9割が村外に避難しているということです。