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【社会】

「福島から世界へ声を」 子ども持つ親ら集会

2011年6月11日 11時53分

 「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」が開いた集会で、涙ながらに子どもの安全を訴える母親=11日午前、福島市

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 東日本大震災と福島第1原発事故の発生から3カ月に合わせ、子どもを持つ福島県内の親らでつくる市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」が11日、原発問題を考える集会を福島市内で開いた。参加者は「世界中で原発を考える集会が開かれている。福島から世界へ声を届けよう」と呼び掛けた。

 計画的避難区域に指定されている同県飯舘村の佐藤健太さん(29)は「放射能という津波の中にもまれ、苦しんでいる」と不安におびえる村の現状を説明。「子どもたちの中で1人でも放射線による病気になってはいけない。大人たちが未来を守るために行動を起こすべきだ」と訴えた。

 母親らは「原発の情報が県民には与えられなかった」「事故後の線量が高いころに、マスクもせず子どもと外に出た。『安全だ』という言葉を信じ後悔している」などと次々に不満を口にした。

(共同)
 

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