N.O.M1月号「リズムでノリノリ♪ 『ドンキーコンガ』大特集&『TVゲームの展覧会 レベルX』レポート」
新年最初のN.O.Mは、『ドンキーコンガ』と「レベルX」の特集。まあ、内容も何のひねりもなく、普通でした。『ドンキーコンガ』は、いつものとおり、プレイレポートと開発スタッフインタビュー。ナムコの開発スタッフと、任天堂からは業務技術部の方々がインタビューに答えておられます。自営山(じぇさーん)さんって何者だ? いまどきペンネーム?を使ってるなんで珍しいですね。
ソフト開発までの経緯を教えてください。
五十嵐 今回は任天堂さんから「ドンキーコングを使ったゲームを作って欲しい」という打診がありました。最初は音楽ゲームという限定はしていなくて、「みんなで楽しめるもの」ということだけが決まっていたんですね。音楽というのは、あくまでもそのなかで模索した結果です。それで、「ドンキーコングと言ったら、やっぱりタルを使わないとねぇ」という話になって、色々と話し合った結果、このタルコンガというハードができ上がりました。
任天堂側から、『太鼓の達人』のような音楽ゲームを作ってくれ、と打診したわけではない(強調)。あくまで、ナムコ側の発案であります。まあ、任天堂は「みんなで楽しめるもの」をリクエストして、ナムコが「みんなで楽しめるものといえば、音楽ゲームだよな!」と考えように誘導した、と言えなくもないですね(笑)。
リズム感が養えそうですね。
遠藤 リズム感のある人がプレイすると、やっぱりハイスコアが出るでしょうね。"お手バナナ"ではリズム感が養えると思います。あとは、これがもし面白かったらそれぞれ単体でリリースできるかなと(笑)。
五十嵐 やっぱりタルコンガを使ってプレイするので、叩き方の練習でもあるんですよね。音楽のテストの前にこれで練習してくれれば、いい結果が出るんじゃないかなと思いますが(笑)。
私がリズムアクションをプレイしない理由がコレ。リズム感がないのか、ゲーマーとして致命的なほど下手ですね。そのせいで、『ドンキーコンガ』も多少興味はあったのですが、踏ん切りがつかず購入しませんでした。あと、リズムアクションはゲームをやっている気がしない、という理由もあるんですけど、それを言うと必ず、下手だからそう思うだけだろ、と言われてしまう罠。しかも、それに言い返せない罠。
次回作の構想はありますか?
東山 ええ、考えてます! …と、前向きに。
芳賀 年末年始にドンキーコンガを買っていただいた方々のためにも頑張りたいですね。
というわけで、アペンドディスクのようなカタチになるのかどうかわかりませんが、続編が発売されそうですね。これはまあ当然のことだと思います。タルコンガも含め、大型の周辺機器・特殊コントローラは、対応ソフトが続々と発売されてこないと、場所を取るだけで他の何の使いようもありませんから。NINTENDO64の音声認識システムなんて、最初の『ピカチュウげんきでちゅう』以外、ロクな対応ソフトが出ずじまい。せっかく80万超のヒットになったのに、勿体無いことこのうえありませんでした。
芳賀 友達や家族が集まる時はドンキーコンガで決まり!老若男女みんなで楽しんで下さい。
東山 『マリオパーティ』からドンキーを奪ってごめんなさい!と言いたいです(編集長注:『マリオパーティ5』では、それまでプレイヤーキャラクターとして使用できたドンキーコングが、ボーナスキャラクターに変更されている。が、決して『ドンキーコンガ』が奪ったせいではない)。
あはは。今月も同じのようなことを言ってる、しかも任天堂の社員が。昨年末のラインナップがファミリー向けのソフトばかりで、購買層が重複したソフトが立て続けに発売されるスケジュールが向が多々ある。それは任天堂社内でもはっきり認識していたと思う。でも、こんなわかりきっていたことに対して、昨年も全く対処できなかった。これは一体誰のせいなんでしょうね?
あー。あとレベルXですが、だんだんどうでもよくなってきたので、行かないかも。
では、恒例となりました来月(2月号)のN.O.Mの特集予想です。例年どおりならば、学生向けに任天堂と関連会社の採用情報が特集になるんだと思いますが、急に『ポケットモンスターファイヤレッド・リーフグリーン』の発売が決まったのでそれの特集になるかも。『1080°シルバーストーム』の特集は望み薄か。
◎ ~のお仕事特集(例年どおりなら。事務系、芸術系、技術系、どれでもいいが、マニアックなのきぼーん)
○ ポケットモンスターファイヤレッド・リーフグリーン特集(2004年最初の目玉タイトル。ワイヤレスアダプタのプレイレポートなんかも読みたい)
× 1080°シルバーストーム特集(ウェーブレースBSではインタビューあり。今回もテレビ電話インタビューか。NSTCの社長をやっているというスコット津村氏に登場してもらいたい)