真崎ゆか　私もＣｈａｎｇｅ　異色のアパレル店員シンガー

　アパレルブランド「ＭＵＲＵＡ」のショップ店員としても活躍する異色の歌手・真崎ゆか（２５）の新曲「Ｃｈａｎｇｅ　Ｍｙｓｅｌｆ」（８月１７日発売）が、フジテレビ系（東海テレビ制作）の昼帯ドラマ「明日の光をつかめ２」（７月４日スタート、月−金曜午後１時３０分）の主題歌に起用されたことが１１日、分かった。

　同ドラマは、昨年夏に放送された「明日の光をつかめ」の続編。少年院を退院した少年少女たちが社会復帰するための支援施設「たんぽぽ農場」を舞台に、心に傷を持つ子どもたちが前向きに成長していく姿を描く。

　東海テレビの市野直親プロデューサーは「印象的な声がドラマの質感にぴったり」との理由で真崎に主題歌を依頼。真崎も快諾し、ドラマの企画書と台本を読んだ上で歌詞を制作した。

　真崎は「主題歌のお話をいただいたときは、自分自身いろいろ悩んでる時期でした」と明かす。昨年１１月にメジャーデビューしてから約半年。自分の声や容姿へのコンプレックスが多かった過去を思い返したり、歌うことの意味を深く考えたりしていたという。

　ドラマの台本を読んだとき、「あぁ、誰もがみんな傷つきながら、悩みながら幸せを求めて踏ん張っているんだ」と共感したという。真崎は「『Ｃｈａｎｇｅ　Ｍｙｓｅｌｆ』は、まさに自分自身を投影した曲で、とにかく変わりたい…そんな思いを書いたので、レコーディングの時にブースに入って歌い始めたら、ボロボロと涙が止まらなくなってしまいました。そんな楽曲がドラマの世界観とリンクして、より深く共感してもらえたら幸いです」と話している。

　自分自身への応援歌にもなった新曲で、真崎も明日の光をつかむつもりだ。

　【明日の光をつかめ２】　「たんぽぽ農場」を主宰する「おっちゃん」こと北山修治（渡辺いっけい）のもとに、新たなメンバーが集う。１７歳の少女・希望（のぞみ＝小島藤子）は、隣町の高校のサッカー部キャプテン・蓮（松下優也）と交際を始めるが、蓮も心に深い傷を負っていた。

　一方、何度も少年院行きを繰り返す少年をはじめ、自殺願望の強い少年や両親の育児放棄にあった少女ら、悩みを抱える子どもたちが光を求めてもがいていた。そんな少年少女たちの光と影をシリアスに、また明るくハートフルに描く。