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【芸能・社会】復興釜石新聞が創刊 避難住民ら「ありがたい」2011年6月11日 19時53分
東日本大震災の津波被害のため、休刊となった岩手県釜石市の地元夕刊紙「岩手東海新聞」の元記者らが中心となって作る「復興釜石新聞」が11日創刊され、市内の避難所や仮設住宅などに配られた。 水曜、土曜の週2回、生活関連のニュースや市の災害対策本部情報を4ページで伝える。第1号は野田武則市長へのインタビュー記事のほか、被災した記者の体験記、市内各地の被害を写したカラー写真など6ページ構成。 体育館で避難所生活を送る久保義治さん(68)は自宅が流され、近所の人も亡くなった。紙面を見て「忘れてはいけないことが書いてある。これからも生活の助けになる情報を届けてほしい」と話した。第1号は保存しておくという。 仮設住宅で暮らす男性(46)も、郵便受けに届けられた新聞を広げて「これは助かる」。震災前、岩手東海新聞を読んでいた。「地元の情報が欲しかったので、ありがたい」と話した。 岩手東海新聞は震災で記者2人が死亡、輪転機が水没するなど大きな被害を受け、従業員は全員解雇された。元記者らが地元紙の復活を決意し、市の緊急雇用対策事業の適用を受けての発行が決まった。 (共同)
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