イオン、データ通信サービス参入 国内最安の月額980円

2011.6.10 18:10

 スーパー大手のイオンは10日、NTTドコモの携帯電話ネットワークを利用してメールやネット検索などのデータ通信サービスを国内最安値の月額980円で販売すると発表した。日本通信のスマートフォン(高機能携帯電話)「イディオス」(2万6800円)にSIMカードを差し込んで利用する。イオンがデータ通信サービスを扱うのは初めて。これまでデータ通信専用サービスとしては日本通信の「U300」(月額2980円)が最も安かったが、一挙に約3分の1の価格で利用可能になった。

 通信速度は毎秒100キロビットと通常の携帯電話より遅いが、メールやソーシャルネットワークサービス(SNS)など小容量のデータ通信では支障なく利用できるという。2年契約などの条件はない。また、通話機能が必要な場合は、日本通信の音声サービス(月額480円)を契約すれば通常の携帯電話と同様に使うことができる。

 販売するのはイオン店舗内の携帯電話販売店で、当初は関東5店舗、関西・名古屋の9店舗だが、順次、扱い店舗を増やしていく方針。通信速度によって、月額2980円、4980円のサービスも提供する。4980円の場合は最大毎秒7・2メガビットで、ドコモの同様のサービスの半額以下になるとしている。

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