伊達市 詳細な放射線量を調査
K10034623211_1106111219_1106111221
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

伊達市 詳細な放射線量を調査

6月11日 12時15分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

原発事故を巡り、避難などの対象になっていない福島県伊達市の一部の地区で、計画的避難区域の目安となる放射線量を超えたことから、詳細な放射線量を把握しようと11日から住宅の敷地や道路645か所で放射線量の測定が始まりました。

調査の対象となったのは福島県伊達市霊山町と月舘町の一部の地区、合わせて3か所です。これらの地区では、国の調査で事故から1年後までに浴びると推定される積算の放射線量が、計画的避難区域の目安となる年間20ミリシーベルトを上回りました。このため、国と県では詳細な放射線量を把握して対策に役立てようと、3つの地区の485世帯の住宅の敷地と道路あわせて645か所で放射線量の調査をすることにしました。このうち地元の区長の自宅では、3人の調査員が測定器で玄関先と庭で50センチと1メートルの高さの放射線量を調べました。自宅の調査を受けた73歳の男性は「自宅での正確な数値を調べてもらえてよかった。しかし、原発事故がなかなか収束しないので放射線量がさらに高くなりそうで心配です」と話していました。国と県では調査結果を来週中に公表する予定です。