女性、自宅で殺害 大津 争った跡、遺体に外傷
10日午後11時20分ごろ、大津市坂本4丁目の石材業松井玄有さん(60)方で、「母親がいない。家の様子がおかしい」と、110番があった。約1時間20分後、駆けつけた大津署員が、2階の台所で妻の直美さん(54)が死亡しているのを発見した。現場に争った形跡があることなどから、滋賀県警は殺人事件として、大津署に捜査本部を設置した。
捜査本部によると、直美さんは床にあおむけの状態で倒れていた。遺体には外傷があり、11日に司法解剖をして、死因や外傷などを詳しく調べる。
遺体の付近では、テーブルやいすなどが不自然に移動していた。室内に物色された跡は確認されていない。玄関は施錠されていなかった、という。
捜査本部の説明では、10日午後11時すぎ、松井さんの三女(25)が帰宅した際、直美さんの姿が見えなかったため、県内に住む次女(28)に電話で相談。次女が110番した。
10日夜、直美さんから三女に携帯電話で連絡があったことから、その後、何者かに殺害されたとみている。
松井さん方は、1階が石材業の仕事場で、2階が住居。玄有さん、直美さん、三女の3人暮らしで、玄有さんは病気のため入院しており、事件当時は不在だった。
現場は、JR湖西線比叡山坂本駅から西に約1キロの住宅街。
【 2011年06月11日 12時58分 】
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