伊根の太鼓山風力発電所:「1基廃止、5基継続を」 評価委が最終意見 /京都
毎日新聞 6月10日(金)12時46分配信
有識者でつくる府風力発電事業評価委員会(委員長、関和市・元東海大総合科学技術研究所教授)は9日、京都市内で会合を開いた。赤字が続く府の太鼓山風力発電所(伊根町)のあり方について「現有6基の風車のうち1基を廃止、5基で継続運転するのが現状では適当」とする最終意見をとりまとめた。
同発電所は01年11月運用開始。風車6基で当初850万キロワット時の発電量を見込んでいたが達成した年度はなく、09年度では4割強の395万キロワット時にとどまる。収支面でも操業3年目から赤字に転落し、09年度決算で2億5800万円の累積赤字を抱えている。
前々回1月の会合では将来的な経営負担が小さい「落雷事故で故障している4号機を廃止」でほぼ意見がまとまっていたが、前回5月の会合で、民間譲渡の検討や事業廃止の可能性について修正意見が相次いでいた。
意見には「売電収入の向上が難しく、事業廃止も視野に入れることも必要」との項目も盛り込まれた。【入江直樹】
6月10日朝刊
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同発電所は01年11月運用開始。風車6基で当初850万キロワット時の発電量を見込んでいたが達成した年度はなく、09年度では4割強の395万キロワット時にとどまる。収支面でも操業3年目から赤字に転落し、09年度決算で2億5800万円の累積赤字を抱えている。
前々回1月の会合では将来的な経営負担が小さい「落雷事故で故障している4号機を廃止」でほぼ意見がまとまっていたが、前回5月の会合で、民間譲渡の検討や事業廃止の可能性について修正意見が相次いでいた。
意見には「売電収入の向上が難しく、事業廃止も視野に入れることも必要」との項目も盛り込まれた。【入江直樹】
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最終更新:6月10日(金)12時46分
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