紛らわしい「無料化」お知らせメールについて。
http://twitter.com/#!/masason/status/78853896088469504
被災者の方々への無償化のメールやHPで誤解を与えた方々へ、謹んでお詫びと通信費削減を行います。詳細は後ほど。RT @minto5022 http://mb.softbank.jp/mb/disaster/tohoku2011/price_exempt/all_exempt/
これだけ見ても何のこっちゃ?と思うでしょう。
ということで、問題点をまとめてみる。
対象の県の契約者のみに送っているようです。
5/9に来たメール
<ソフトバンクより> このたび東日本大震災において被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。 東日本大震災に伴いソフトバンク携帯電話について以下の支援を実施しております。※インターネットや携帯電話がご利用いただけない方にもぜひ本支援情報をお伝えください。 <支援内容>●ご利用料金の無料化●ポイント有効期限の延長●携帯電話機の交換・修理費用の一部免除など◎支援対象となるお客さまの条件については、下記サイトをご確認ください■詳細・その他の支援・ショップ営業状況はこちらhttp://info.mb.softbank.jp/f/disaster/touhoku2011/index.html※通信料無料でアクセスいただけます。 ●配信元:ソフトバンクモバイル(株)●お問合わせソフトバンク携帯からTEL:157一般電話からTEL:0800-919-0157※電話が繋がりにくい場合はしばらく時間を空けてから、お掛け直しください。
6/8に来たメール
<ソフトバンクより> 先般お知らせした「ご利用料金の全額無料化」の対象者は、2011年3月12日(土)以降一度も通信のご利用がなく、請求書送付先住所が以下のお客さまとなります。青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県の災害救助法適用地域内の太平洋沿岸部※ソフトバンクショップへのお問い合わせは混雑が予想されますので、下記窓口までお問い合わせください。お問合わせソフトバンク携帯からTEL:157先般お送りしたメールにわかりにくい部分がありましたことをお詫び申し上げます。 配信元:ソフトバンクモバイル(株)
・・・さて、何が問題なのかというと。
こちらのページの記載をご覧下さい。
http://mb.softbank.jp/mb/disaster/tohoku2011/price_exempt/all_exempt/exempt3_5.html
2011年3月から5月までの3ヵ月分の基本使用料、オプションサービス月額使用料、パケット定額料など一切のご請求金額を無料とさせていただきます。
ここまではいいとしましょう。しかし・・・
下記のすべてに当てはまるお客さま。
請求書送付先住所が青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、長野県、新潟県の災害救助法適用地域内のうち、太平洋沿岸部※1に所在するお客さま。
2011年3月12日(土)以降、弊社において通信のご利用が確認できなかったお客さま。※2
必要書類:不要※1
お申し出:不要※1
※1 太平洋沿岸部以外の地域のお客さまは、り災証明書(全壊・大規模半壊・半壊)をご用意ください。
※2 弊社において通信のご利用が確認できた場合は、その月よりご請求を再開させていただきます。
※1と※2は相変わらずのソフトバンクフォント(極小文字)です。
そして、その※2が重要です。
「2011年3月12日(土)以降、弊社において通信のご利用が確認できなかったお客さま」なのですが、「弊社において通信のご利用が確認できた場合は、その月よりご請求を再開させていただきます」だそうです。
要するに、「通信してなければ基本料など無料だが、通信が確認されたらその時点から有料、課金する」という事。
この条件が書かれている事自体がわかりにくいのですが、これを踏まえて先ほどのメールを見ると問題点が浮かび上がってきます。
最初のメールには「<支援内容>●ご利用料金の無料化」・・・と書かれていますが、メール内では条件が書かれていません。
そして、次のメールには『先般お知らせした「ご利用料金の全額無料化」の対象者は、2011年3月12日(土)以降一度も通信のご利用がなく、請求書送付先住所が以下のお客さまとなります』と書かれています。
・・・このメールを受け取り、見ている時点でもはや無料対象ではないのでは?
もう無茶苦茶です。
通信が確認された時点、ソフトバンク側が「携帯が使える状態」と確認した時点で無料化が終了するんですもん。
対象者にメールを送る事自体が間違っていると思うのですが。
しかも、上記の最初のメールを受け取ったとして、「ご利用料金の無料化」という文字だけで勘違いする可能性があります。
また、リンク先を見たとしてもhttp://info.mb.softbank.jp/f/disaster/touhoku2011/price_exempt.htmlのページまで見た時点で「ああ、無料にしてくれるんだ」と思うのではないでしょうか。
確認不足なんて言うのは簡単ですが、そんな詳細まで見る余裕がある人がどれだけいるのか。
で、紛らわしいと苦情があったからでしょう、なぜか1ヶ月も経ってから補足メールを送っています。
・・・そもそも申し出が不要ならメールを送る必要も無いと思うのですが。
という事で、通信を行っている時点で無料化はすでに終了しているわけで、結局は今健在な被災者には何の支援もしていない状態。
これを「被災者支援」と言っている事に違和感があります。
・・・というのが流れですかね。
とりあえず、通信を確認出来た時点で条件から外れるし、太平洋沿岸の住人の場合は申し出不要なのだから、無料化アピールのメールなんか送っちゃダメでしょ。
勘違いして電話に頼った人が多数いるようですし。
あくまでこれは支援ではなく通常の対応です。
勘違いするなよ、ソフトバンク。もちろん、他社も。
こんなのはアピールポイントじゃない、って事を今一度確認しましょう。
そして、「何が被災者にとっての支援なのか?」をちゃんと意識してやりましょうね、というお話。
・・・散々指摘してきたんですけどねー。