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多久SC跡地に「フードウエイ」出店 11月上旬開店 | ||
昨年2月に閉店していた多久市北多久町小侍のショッピングセンター「コーリー」跡に新しい商業施設がオープンすることが9日、分かった。モラージュ佐賀店(佐賀市巨勢町)で食品売り場の中核を担うスーパー「フードウエイ」を核店舗に、専門店18店がテナントとして入居する。11月上旬のオープンを予定。年間売り上げ目標は約30億円を見込む。
敷地面積は3万6590平方メートルで建物は以前のものを活用。新しい売り場面積は、以前より約3分の1縮小して8440平方メートルとなる。
店舗は約3分の2をフードウエイが、3分の1をドラッグストアや100円均一ショップ、アミューズメントなど18店で構成する計画。従業員はスーパー、専門店合わせて約150人を予定しており、地元の雇用も積極的に行う。売り場面積の縮小分は駐車場の増設に充て、車両の収容台数は527台となる。
フードウエイは北部九州で展開する「ハイマート」(本社・福岡市)が経営するスーパー。佐賀県内ではモラージュ佐賀など4カ所に店舗がある。ハイマートの堺憲秀専務取締役(53)は「雇用も品ぞろえも地元志向で考え、多久の人たちの暮らしをサポートしたい」と抱負を語った。
コーリーは1992年、スーパー「寿屋」と地元専門店でつくる多久ショッピングプラザと共同オープン。2002年の寿屋撤退後、アーガスが入店したが09年8月に撤退。地元テナントの鮮魚店や美容室、惣菜店などが残っていたが10年2月に閉店した。店舗はカリーノ企画(本社・熊本市)の関連会社アスト(同)が所有している。
多久市商工観光課は「消費流出の食い止め、高齢者など買い物弱者の利便性向上につながる」と新店舗に期待。人口集積地である北多久町では、市民から買い物の不便さを訴える声も多かったという。 |
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2011年06月10日更新 |