サイエンス

文字サイズ変更

脱原発:全国130カ所で市民グループがデモなど

原発反対を音楽に乗せて訴える人たち=東京都新宿区のJR新宿駅西口前で2011年6月11日午後7時11分、久保玲撮影
原発反対を音楽に乗せて訴える人たち=東京都新宿区のJR新宿駅西口前で2011年6月11日午後7時11分、久保玲撮影

 東京電力福島第1原発の事故を受け、各地の市民グループが連動して脱原発を訴える「6・11 脱原発100万人アクション」が11日、全国約130カ所であった。事務局によると、事故後、脱原発を目指す全国一斉の行動は初めて。

 東京・新宿の繁華街では、市民有志が「原発やめろデモ!」を行い、楽器を持ち寄り即席でつくったマーチングバンドが先導。プラカードを掲げた人々が「原発いらない」「子どもを守ろう」と呼びかけた。出発前の集会でスピーチした作家の雨宮処凛さんは「(原発事故で)命と健康がおびやかされている」と話した。

 福島県南相馬市に実家がある保育士の青田典子さん(37)は「4月から東京で仕事をしているが両親は滋賀県の知人の家に避難している。一日も早く故郷にきれいな空気と水を」と訴えた。【明珍美紀】

毎日新聞 2011年6月11日 20時58分(最終更新 6月11日 21時07分)

 

おすすめ情報

注目ブランド

毎日jp共同企画