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鉄の箱から遺体 複数の金融機関のATMから預金を引き出し
◆鉄の箱から遺体 複数の金融機関のATMから預金を引き出し◆
遺体、密封された鉄の箱から
2009年7月2日 読売新聞参照
会社役員か 容疑者、殺害も言及
上田市中央の会社役員小嶋直樹さん(61)が行方不明となっている事件は、窃盗容疑で逮捕された千曲市上山田、朝倉利明容疑者(50)が経営する鉄工所内から1日未明、遺体が見つかり、急展開した。朝倉容疑者は、小嶋さん殺害も言及しているといい、小嶋さんの親族や知人は「大変なことになってしまった」と、表情をこわばらせた。
県警幹部によると、30日夕、任意で事情聴取していた朝倉容疑者の供述通り、鉄工所内から鉄製の箱が見つかった。箱は密封されていたが、1日未明、遺体が入っていることが判明した。
小嶋さんは今年3月下旬に親族と電話で連絡したのを最後に行方がわからなくなっていた。4月以降、上田、千曲市などで小嶋さん以外の男が、複数の金融機関のATMから小嶋さんの預金を引き出しており、県警は、防犯カメラの映像を分析するとともに、交友関係を調べていた。
朝倉容疑者の知人の男性によると、朝倉容疑者は十数年ほど前、父親から鉄工所経営を引き継いだ。男性は「まじめな人だったので、びっくりした」と話す。ただ、朝倉容疑者は昨年から、「資金繰りに困っている」と漏らしていたという。近所の女性も今年2月頃、朝倉容疑者から「仕事がなくて困っているので、ベランダを作らせて」と頼まれ、工事を依頼したという。
一方、小嶋さんは約10年ほど前から、タイでボランティア活動をしていた。2006年9月からは愛知県内のNPO法人に入り、タイの子供に日本語を教えるなどしていたという。
同法人の事務局長は「航空運賃など、ほとんど自己負担なのに、積極的に参加してくれた。行方不明になってから長い時間がたち、心配していたのだが……」と語った。近所に住む男性(58)も「おとなしい人で、こんなことに巻き込まれるなんて」と話していた。
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