オンラインウォーズ
れんさい記事
ゾイドオンラインウォーズを考える
2008/11/16 「34.儲からないオンラインゲーム」を掲載
2008/11/14 「33.Z長屋終了かもしれないお知らせ」を掲載
2008/10/05 「32.放送延長という名の打ち切り」を掲載
2008/09/27 「31.アイアンマン」を掲載
2008/09/14 「30.大決戦!超ウルトラ8兄弟」を掲載
2008/08/03 「29.新作ヤッターマンがアレな件」を掲載
2008/07/26 「28.シーパンツァー発売記念」を掲載
2008/07/13 「27.オペレーショントロイ」を掲載
2008/06/29 「26.ドロップアウト」を掲載
2008/06/02 「25.ホビー誌を眺めてみよう」を掲載
2008/05/08 「24.初心に帰ってゾイドの話題でも・・・」を掲載
2008/04/18 「23.連休明けあたりが・・・」を掲載
2008/04/13 「22.ついに怪獣映画に革命が起こった件」を掲載
2008/04/01 「21.4月1日記念」を掲載
2008/03/08 「20.マルダーが売り切れ続出の件」を掲載
2008/02/15 「19.新ヒーロー登場!」を掲載
2008/02/13 「18.ついに、あいつが動き始めた!」を掲載
2008/01/30 「17.デストロンも頑張れ!」を掲載
2008/01/28 「16.ゾイドも頑張れ!」を掲載
2008/01/27 「15.地方はつらいよ」を掲載
2008/01/23 「14.今日の友は昨日の敵」を掲載
2008/01/21 「13.続・AmazonでOK!」を掲載
2008/01/15 「12.ZOIDS惑星Zi コンプだぜ」を掲載
2008/01/13 「11.楽しいおかたづけ」を掲載
2008/01/12 「10.AmazonでOK!」を掲載
2008/01/12 「9.TRANSMORPHERS」を掲載
2008/01/11 「8.ゾイドの兄弟」を掲載
2008/01/07
「7.2008年を迎えるにあたり」を掲載
2007/12/26
「6.さらばゾイドオンラインウォーズ!こんにちは月刊ゾイドグラフィックス!」を掲載
2007/12/10
「5.実録!これがゾイドオンラインウォーズだ!」を掲載
2007/11/26
「4.ゾイドオンラインウォーズが残したもの」を掲載
2007/11/25 「3.正式サービス開始」を掲載
2007/11/18 「2.ベータテスト開始」を掲載
2007/11/17
「1.最近のゾイドってどんな感じ?」を掲載
唐突に始まったZ長屋オンラインウォーズとは何を目的とするものでしょうか?
答えは単純、先日めでたく一周年を迎えたゾイドオンラインウォーズの分析っぽいことをやってみちゃったりなんかしちゃったりなんかするページです。
駄作との評判も高いゾイドオンラインウォーズですが、本当にそこまで駄目な作品だったのか、遊ぶ価値のない作品だったのか、その辺りをじっくりと攻めてゆきたいと考えております。
当ページの方針は、「他で何を言われていようが気にしない」です。
独断と偏見で「良いものは良い」「悪いものは悪い」と言い切ります。
あと、先に言っておくことがあります。
これを読んだ後でゾイドオンラインウォーズを遊びたくなっても、当方では一切責任を負えません。それは叶わぬ願いだからです。
なぜならば、ゾイドオンラインウォーズに来年は無いのです。
あまりもの不人気っぷりに、2006年11月のサービス開始から半年ちょっとで、2007年12月にサービスを終了することを決定してしまいました。
なぜ、ゾイドオンラインウォーズは滅びなければならなかったのか?
それを考える前に、まずゾイドの現状を整理してみましょう。
それを考える前に、まずゾイドの現状を整理してみましょう。
34.儲からないオンラインゲーム
少し前、ガンダムのオンラインゲーム「ガンダムタクティクスオンライン(以下GTO)」が来年の一月に終了することが告知され、一部で話題になりました。
外から見ると盛況のように見えるガンダムのオンラインゲームでさえ、利益を上げることは難しいのかもしれません。
その一方でUCGOは良く続いているなあ・・・なんて思って掲示板を眺めていたら、UCGOも終了していたことを知りました。
しかも去年の12月頃に。
うーん、UCGOとZOWは、ほとんど同時に終了していたのですね。
ぜんぜん知りませんでしたが。
しかしUCGOって、つい最近まで店頭でパッケージ販売してたのに・・・。廉価版まで出して。
これらを買って熱を入れていた人達はお気の毒です。
ガンダムのオンラインゲームでさえダメなのですから、30分の1の国力しかないゾイドのオンラインゲームが成功することなど、最初から無理だったのではないかと思えてきます。
仮にZOWが物凄く良く出来たゲームだったとしても。
ゼネバス皇帝が少数の部下を率いて暗黒軍に挑んだのと同じくらい、無謀なことだったのでしょう。
まー、だけど、これだけ色々とオンラインゲームがポシャっているのに、次から次へと計画が出てくるのが面白いというか、不思議というか・・・。
なんかプレイヤーを無視した、「搾り取れるところから搾り取れるだけ搾り取ってトンズラすればいいや」的な意図が見え隠れして、あまり良い気分にはなれませんねえ。
次回はたぶん、HD-DVDをネタにします。
33.Z長屋終了かもしれないお知らせ
最近はゾイドの話題も全然書かなくなりましたが、無理もありません。
7月にシーパンツァーの購入に失敗してから、急に熱が冷めてしまったのです。
今では近所の店で普通にゾイドグラフィックスを買えるのですが、全然欲しいと思えません。
目の前にライジャーがあるのに、スルーしてしまうなど、今までの私では考えられないことでした。
ここまでゾイドに対する興味が薄れていたとは・・・自分でも驚きです。
もしシーパンツァーの購入に成功していたならば、今でも嬉々としてゾイドグラフィックスを買い漁っていたことでしょう。
ある意味、7月を分岐点に人生が変わりました。
30年近く続けてきたゾイド人生が終わりを迎えたのです。
こんな体験をするのが私だけならば、まだゾイドは安泰ですが・・・ゾイドファンの高齢化を考えると、少し心配になります。
人間、30歳を過ぎると、仕事も忙しくなりますし、家庭を持つ人も増えます。世間体も気にしなければなりません。
いつまでも「ゾイド」、「ゾイド」と騒いでいるわけにもいかないのです。
今は熱に浮かされているゾイドファンも、ふとしたことがきっかけで、急にさめてしまうことにもなりかねません。私のように・・・。
タカトミは、今でもゾイドを買い続けてくれる奇特なゾイドファンを離さないためにも、細心の注意を払うべきだと思います。
一番欲しい時に買えない
これはかなり影響しますよ、マジで。
というわけで、10年以上?続けてきたZ長屋ですが、ここまでゾイドに対する興味の薄れた人間がゾイド専門ページを運営することにも無理があるため、もしかしたら終了かもしれません。
少なくとも、今の形で続けることはできないと思います。
・・・あー、でも、トランスフォーマーのこととか、まだまだ書きたいことはいっぱいあるので、サイトの運営自体は続けますよ。
32.「放送延長」という名の「打ち切り」
今回も、リメイク版「ヤッターマン」についてです。
今月発売の「ハイパーホビー」誌に、「ヤッターマンの放送が三月まで延長された」と書いてありました。
ん?
70話まで放送する予定だった(*1)番組が、三月で放送が終了するのに「延長」?
それって、打ち切りじゃないの?
ていうよりも、三月まで放送が「延長」なら、三月まで放送が続かない予定もあった、ということになりますよね?
実際、年内打ち切りの噂もネット上で流れていましたし、打ち切りの可能性もあったのでしょう。
現に、9月から11月まで放送が休止するなど、妙にゴタゴタしていますし・・・。
なんとか映画公開の春まで首がつながった、というところでしょうか。
最近は視聴率が悪いので、色々と苦しいのかもしれません。
あの内容では仕方のないところではありますが・・・。
さて、新作「ヤッターマン」の内容が面白くないというのは、私の勝手な感想ではありますが、一つだけ言わせてください。
この番組は、旧作と同じように、30年後も愛される作品となり得るでしょうか?
答えは「否」です。
以前にも書いたように、新作は、芸能人ネタやら、テレビ番組ネタやら、時事ネタやらが多すぎます。
こういうネタは放送当時なら楽しめるのかもしれませんが、時が経てば意味が通じなくなってしまいます。
私は別に、旧作を美化するつもりはありませんが、今見てもそれなりに面白いことは確かです。
誰もが知っている物語や地域をネタにしていますから、時間が経っても廃れることはありません。
逆に新作「ヤッターマン」は、数年も経てば時代遅れのアニメに成り下がってしまうことでしょう。
そのあたりのこと、製作側はどう考えているのでしょうかねえ?
・
*1 情報の出所は分かりませんが、ネット上では定説です。
31.映画「アイアンマン」
アイアンマン!
アイアン星から、地球の平和を守るためにやって来た、正義のヒーロー!
直訳すると「鉄男」!
みんなが大好き、アイアンマン!
・・・
というわけで見に行ってきました、今年一番の期待の作品、アイアンマンを!
ネタばれ見るのを防ぐために、初日の初回を!
何しろ、テレビで放送されているCMにさえ、微妙にネタばれが仕組まれているので、油断できません。
で、例によって、以降はネタばれ兼感想です。
自分はネタばれ見るのを嫌がっているくせに、平気でネタばれを載せるところがアレではありますけど。
とりあえず、例によって例のごとく、まだ見ていない方は注意してください。
・
主人公は、兵器会社の社長のオッサンで、超お金持ち。
名前はトニー・スターク。略してトニスタ。
最近はお爺さんやオッサンがヒーローとして戦う作品が多くて嬉しい限り。
歳をとると、若いイケメンが活躍する作品に感情移入できなくなってしまうのですよねえ。
トニスタは、新兵器のお披露目会から帰る途中に、悪いテロリストに襲われて、捕まってしまいます。
その上、先ほどお披露目したばかりの新兵器を作らせられる羽目になります。
材料と工具一式を渡されたトニスタが何を始めたかといえば・・・そう、パワードスーツの製作です。
この発想には恐れ入るばかりです。
テロリストも馬鹿ではありませんから、新兵器と全然ちがう物を作っているトニスタを、タダ見逃してくれるはずがありません。
この辺りの息詰まる駆け引きが、序盤の山場です。
で、散々苦労した挙句、アイアンマンのプロトタイプが完成します。
登場まで結構待たされるため、「待ってました!」と拍手したい気分になります。
このプロトタイプが化け物みたいに強く、テロリストの銃撃程度ではビクともしません。
武器も装備していて、火炎放射でテロリストの武器を焼き払います。
最後は足に仕組んだロケットで脱出、ただしロクに制御もできずに墜落、プロトタイプは見事バラバラになってしまいました。
プロトタイプはバラバラになりましたが、本人はご満悦。
何かに目覚めてしまったようです・・・。
砂漠をトボトボ歩いていたトニスタは、米軍のヘリに救出されて、見事帰国を果たします。
ところが、自分の会社が作って売っている兵器がテロリストの手に渡って世界中で悪いことに使われている事実を知ったトニスタが受けた衝撃は非常に大きく、「もう兵器は作らないし、売らない」と、方針を180度転換してしまいます。
そして自分は極秘のうちに、新しいパワードスーツの開発に取り掛かります。
この制作期間がまた長くて、結構じらされます。
それだけに、最終形態の赤いパワードスーツが登場した時の興奮には、かなりのものがあります。
あとね、テロリストに虐げられる村人を助けるために颯爽と飛んでくるアイアンマンは本当にカッコ良くて、ちょっぴりウルっときてしまいました。
悪いテロリストを壊滅させたアイアンマンは、空を飛んで帰路につきます。
それを見逃さないのが、われらのアメリカ空軍。
トランスフォーマーに引き続き、F-22が出撃します。
F-22の猛攻の前に、さしものアイアンマンも困り顔です。
何しろ、反撃できませんから。反撃したら悪者にされてしまいます。
オンラインゲームで味方から意図的に攻撃されても反撃できずに逃げ回るしかない状況が頭に浮かび、思わず手に汗握ってしまいます。
いろいろありましたが、初出撃は大成功に終わりました。
さて、天下無敵のアイアンマンですが、ヒーローもの映画につきもののピンチは、どのようにやって来るのでしょうか?
アイアンマンの、というよりもトニスタのピンチは意外な形でやって来て、事態は急展開を迎えます。
最後の最後までハラハラさせられます。
何しろ、アイアンマンは強くても、トニスタは普通のオッサンですからねえ。
あと、長い長いエンドロールの後に続きがあります。
・・・ありますが、アメコミに詳しくない人には、何が何だかでしょうね・・・。
というわけで結論ですが、とても面白い作品です。
それだけに・・・なんだかスッキリしません。
もっとアイアンマンの活躍が見たいんです。
というわけで、注文してしまいました、ゲーム版アイアンマン(Xbox360)を!
何しろこのゲーム、体験版には相当熱中しましたから。
通販サイトにはまだ在庫があるようですが、映画の影響で品薄になるかもしれませんね。
30.映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」
1999年(たぶん)、土曜日の午後6時に、アニメ「ゾイド」は放送されていました。
もう10年近く前の話です。
それより前、同じ時間には、平成ウルトラマンシリーズ「ティガ」「ダイナ」「ガイア」が放送されていました。
ちなみにゾイドの後には、やはりウルトラマンシリーズの「コスモス」が放送されました。
このように、ゾイドとウルトラマンには不思議な縁があり、まさにライバル関係にあったと言えるでしょう。
言えないかもしれませんけど。
というわけで、今回は、9月13日より公開が始まった「大決戦!超ウルトラ8兄弟」の感想兼ネタばれを書いてみます。
ものすごい大ネタばれなので、まだ見ていない人は、超注意してください!
それでは、本文に入ります。
この作品のウリは、平成三部作のウルトラマン「ティガ」「ダイナ」「ガイア」と、昭和の初期四作のウルトラマン「マン」「セブン」「新マン」「エース」が競演することです。
ウルトラマンの競演は珍しいことではありませんが、今回の作品が今までと異なるのは、中の人(変身前の役者さん)まで同じということ!
まさに、お祭りな作品なわけです。
この前代未聞の競演を実現するために、作品の設定も考えられています。
作品の舞台は、ウルトラマンが存在しない世界なのです。
ウルトラマンはテレビ番組として放送されていますが、実在しない、架空の存在です。
というわけで、映画の序盤から飛ばしまくりです。
「♪タケダタケダタケダ〜、タケダタケダタケダ〜、タケダ、タッケッダ〜〜〜!」
のタケダコールを聞いただけで失神する方もいるかもしれません(笑)。
初期のウルトラシリーズを意識したと思われるナレーションもニクいですねえ。
物語の主人公は、ダイゴくん。
ティガに変身して戦っていたことで有名な、イケメンです。
おかげで「ティガ」は女児にも人気が高かったと言われています。
子ども時代のダイゴは、アスカやガムと一緒にウルトラマンを一生懸命見ています。
ちなみに、アスカはダイナで、ガムはガイアですね。
彼らは成長するうちに、子どもの頃に抱いていたウルトラマンへの憧れを忘れて、夢も捨てて、しょぼくれたオッサンとして毎日をおくるようになります。
この世界には彼ら三人だけでなく、ハヤタ、ダン、郷さん、北斗の四人も普通の生活をおくっています。
ハヤタはフジ隊員(隊員ちゃうけど)と、ダンはアンヌと、郷さんはアキさんと(!)、北斗も南隊員(隊員と違うけど)と、それぞれ結婚しています。
彼らは前作「メビウス&ウルトラ兄弟」にも出演していましたが、相変わらず渋いですねえ。男は、あーいう感じに歳をとりたいものです。
で、そんな平凡な日常の最中、ダイゴは奇妙な事件に遭遇します。
横浜港沖に現れた謎の蜃気楼(横浜の廃墟がうつし出されている)、そしてウルトラマンの夢です。
夢とは、自分がウルトラマンになったり、見たことも無いウルトラマンが戦っていたり、ハヤタ達がウルトラマンに変身したりするものです。
夢に出てきた謎のウルトラマンは、メビウスです。
少し前までテレビで活躍していた、最新のウルトラマンですね。
私はメビウスも大好きで、テレビ放送は欠かさず見ていましたよ、ええ。
そんなわけで、夢は少しずつ現実味を帯びてきて、夢なのか現実なのか分からなくなってきます。
ついには怪獣とメビウスが、こちらの世界にまでやってきてしまいます。
怪獣に苦戦するメビウス。
ダイゴは、昔にテレビで見たウルトラマンから怪獣の弱点を思い出し、メビウスに伝えます。
見事に怪獣を倒したメビウス。
メビウスは人間体のミライ隊員になり、こちらの世界で一緒に戦ってくれる「七人の勇者」を探すことに。
けれども、皆さんは他の世界でウルトラマンをやっていたことなど、すっかり忘れていて、ミライの話に耳を貸そうとしません。
モタモタしているうちに、強敵のヒッポリト星人が現れ、メビウスをブロンズ像にしてしまいます。
次々に現れる怪獣!
絶望する人類!
もう、人類側は、やられっぱなし。
自衛隊が反撃するも、全く歯が立たない。
くずれ落ちる瓦礫の下で逃げ回り、負傷者を救出したり治療したりすることしかできない。
あまりにも無力な人類。
そんな最中、レナ(ハヤタの娘でダイゴの彼女ですね)の演説がラジオから流れます。
この演説に、ダイゴは奮起!
自分がウルトラマンだったことを思い出します。
そして・・・満を持してティガが登場!!
もちろん、BGMは、当時のアレ。
いやー、ここ、感極まって思いっきり泣いてしまいましたよ。
長いこと怪獣に好き勝手させておいて、作品世界の住人や観客が絶望しかけたところに、ヒーローが登場。
こんなに感動的なウルトラマンの変身は、初めて見たような気がします。
もう、涙でスクリーンが良く見えません。
ティガは善戦しますが、さすがに複数の怪獣とヒッポリト星人が相手では分が悪く、次第に追い詰められてゆきます。
このままではティガもブロンズ像にされてしまいます!
ここで、アスカとガムが決起し、ダイナとガイアに変身!
ガイアの着地は、もちろん例のアレ。
ウルトラマンが三人そろえば、怪獣と星人など恐れるに足りません。
激しい戦いの末、怪獣軍団は全滅しました。
が、黒幕の怪しいオッサンが呪文を唱えると、怪獣たちの怨霊?が一つに集まり、ものすごい大怪獣になってしまいました。
苦戦するティガ達。
しかし、人々はウルトラマンの勝利を信じて応援します。
そして、ついに!
ハヤタ達四人が変身!
マン、セブン、新マン、エースの登場です!!
四人は、長いこと放置されていたメビウスを復活させ、ここにウルトラ8兄弟が揃いました。
8人のウルトラマンは、合体怪獣を圧倒!
見事、黒幕のオッサンも倒し、こちらの世界にも平和が訪れたのでした。
ここからは常時半泣き状態。
ミライとの別れ、子どもの頃の夢を思い出し頑張る四人、そしてついに夢の実現・・・。
最後の場面は反則ですよ、もう!
というわけで、結論。
すげー面白かったです!!
ウルトラマンは、やっぱり、いいものですねえ。
だけど入場者特典の変なカードは、なんだかなあ。
前回の、昔の雑誌記事の切り抜きのほうが良かったです・・・。
29.新作ヤッターマンがアレな件
今回は、リメイク版「ヤッターマン」についてです。
私のようにタイムボカンシリーズが大好きな人間にとって、リメイク版「ヤッターマン」は期待せざるを得ない番組でした。
ゾイドやトランスフォーマーのタカトミや、HD-DVDの東芝がスポンサーについていることもあり、私は全力で応援するつもりでいました。
ところが、リメイク版「ヤッターマン」、何かヘンです。
何が引っかかるかって、毎回のように出てくる芸能人ネタとテレビ番組ネタです。
私のように、タイムボカンは大好きだけど、芸能人や最近のテレビ番組が大嫌いな人間にとっては、苦痛意外の何物でもありません。
中には全く理解できないネタもあり、ほとほと困ってしまいます。
カノウ姉妹やみのもんたなら何とか分かりますが、「ヤブからスティック」って、何だそれ??
しかも、ヤッターマンとドロンボーの戦いに芸能人が乱入することもあり、見るにたえません。
俺は、「ヤッターマン」が見たいんだ!くだらない芸能人ネタなんか見たくもねえ!!そういうのは、よその番組でやりな!!
ヤッターワンとヤッターペリカンの絡みとか、面白い部分も多いのですけどねえ・・・。
ほんと、もったいない。
今では、芸能人ネタやテレビ番組ネタを入れなければ、「ヤッターマン」も放送できないのでしょうか。
ひどい時代になったものです。
28.シーパンツァー発売記念
さて、ゾイドグラフィックの本命とも言えるシーパンツァーが、いよいよ発売されました。
というわけで、私も買ってきましたよ、早速!
ゾイドオルタナティブを。
というわけで、今回はオルタナティブをレビューです。
Xbox360用のゾイドゲームとしては第二弾となる本作品、今までのゾイドと全く異なるヘンテコなゾイドが出てくることで話題になりました。
一時期は電ホビ誌にオルタナティブ仕様のゾイドの作例が載っていましたが、今では影も形もありません。
今回の購入のきっかけは、ズバリ投売りです。
近所のキッズランドで2980円まで値下がりしていたため購入に踏み切りました。
ここまで値下がりしても、なかなか決心できませんでした、正直なところ。
買って帰って開封し、Xbox360エリートにセットして起動です。
ゲームを開始すると、例によってゲームの背景を説明するデモらしきものが始まるのですが、これが長い!
長いだけでなく、動きがぜんぜん無く、延々と音声だけの説明が続くため、いいかげん苦痛になります。
予算がないのは分かりますが、それなら文章だけの説明でも良かったのでは・・・。
苦痛に耐えること10分間?、ようやく操作できるようになりました。
最初はゾイドのセッティングで出来ることはないので、すぐに出撃です。
ゲームの本編は、極めて普通の戦術シミュレーションです。
変わっているのは、ヘクスではなく四角のマスを採用していること。いまどき珍しいような。
ユニットの向きによりサーチの強度が違ったり、範囲攻撃(EMP攻撃)が用意されていたり、色々と工夫が見られます。
しかし見所は、ヘンテコなゾイドのアニメでしょう、やっぱり。
このゲームに出てくるゾイドは、覗き窓も格闘用の爪や牙も装備していません。
単なる歩く戦車です。
「ついにやってしまったか!」と思わざるを得ないところではありますが、アニメの迫力は本物です。
ゾイドが歩いたり砲撃したりすると、コントローラもバシバシ振動して、戦場の迫力を伝えてくれます。
難点は、敵も味方も同じようなゾイドのため、どちらが攻撃してどちらがやられているのか、ぜんぜん分からないことです。
あと、登場するゾイドの種類が致命的に少ないため、豪華なアニメにも飽きがきてしまうところでしょうか。
シミュレーション部分に話を戻すと、特に目新しいところはありませんが、堅実な作りで、なかなか楽しめます。
6000円払って買ったらガッカリするかもしれませんが、3000円ならば充分にもとはとれそうです。
現在、私は二面を終えたところ。
物語のほうは何が何だか、サッパリ・・・。
27.オペレーショントロイ
前回取り上げた、「オペトロ」こと「オペレーショントロイ」についてです。
せっかく買ったのに眠らせておくのはもったいないので、本格的に遊び始めました。
この作品、勝てるようになってくると、面白さが全然違います(笑)。
狙い目は、チーム戦ではなく、サバイバルです。
チーム戦は、狙って味方を殺しにくるマナー最悪の輩がいますが、「自分以外全員敵!」のサバイバルならば問題ありません。
しかも、サバイバルは、何もしなくても100ポイントも入るのです(チーム戦は10ポイント)。
これを繰り返せば、嫌でも昇進できるというもの(笑)。
ゲームが開始したら、とにかく攻撃あるのみ。
ミサイルをバラ撒いて、ブライト艦長も大満足の弾幕を敷き、憎い高性能モビルスーツを鉄くずに変えるのです。
敵が近づいてきたら、とにかくヒートホークかビームサーベルを振り回します。
「やられた!?」と思っても、意外とこちらが生き残っているものです(笑)。
自分がやられそうになったら、すかさずモビルスーツから降ります。
こちらを倒して(倒したと思って)油断している敵にめがけて、至近距離からロケット弾を撃ち込んでやるのです!!
数百ポイントの得点を稼げます(笑)。
モビルスーツから降りて自分の機体に戻れないときは、戦車に乗り込みましょう。
地味な存在ゆえ、背景に溶け込んでいる戦車は、意外と無視されやすい存在です。
しかも砲塔を回しても動体センサーに感知されないのです!!
戦車を無視して背中を見せた敵モビルスーツに向けて連射です。
何に撃破されたのか分からずに驚く相手の顔が目に浮かびます(笑)。
こんな戦法で、階級がはるかに上のプレイヤー達を10体近く倒せることもあります。
「階級が上がって高性能モビルスーツが使えるようになるまで、ぜんぜん面白くない」という意見もありますが、遊び方を工夫すれば良いのです。
この「工夫できる」という部分が重要です。
あの「ゾイドオンラインウォーズ」に最も欠けていた要素の一つだと言えるでしょう。
と、唐突に「ゾイドオンラインウォーズ」の話題に戻るのです。
「ゾイドオンラインウォーズ」では、レベルが上のプレイヤーや高性能のゾイドを持っているプレイヤーに勝つことは、事実上不可能でした。
どんなに戦術を工夫しても、限界があります。
与えるダメージと与えられるダメージに雲泥の差があるからです。
下っ端のプレイヤーは、何をどう頑張っても、上のプレイヤーに勝つことはできません。
「ゾイドオンラインウォーズ」を企画した人達は、このあたりをどう考えていたのかは謎のままです。
おそらく、人類の歴史が終わるまで解き明かされることはないでしょう。
話は再び戻って「オペレーショントロイ」ですが、本当に面白い。
歩兵の状態でドムのモノアイに睨まれた時の恐怖というか、ドキドキ感は、他では絶対に味わえません。
こんな体験をできるなんて、なんと良い時代になったものでしょうか。
二週間経ってもプレイヤー数が減らない「オペレーショントロイ」、オススメです。
新規プレイヤーも、今ならば参戦の余地はあります。
ただしオフライン専用のプレイヤーは、絶対に買ってはいけません。
26.ドロップアウト
「ドロップアウト」とはトランスフォーマーの名前のように見えますが、そうではありません。
先日、ついにゾイドグラフィックの購入に失敗しました。
ガイサックとシーパンツァーのお取り寄せができなかったのです。
ガイサックは
「どうせ余るだろう」
と油断していたことが原因です。
しかしシーパンツァーは、一ヶ月以上前に予約を入れたというのに、「お店にも問屋さんにもないんですぅ!」と、お断られてしまいました。
ふう・・・普通に買って普通に楽しみたいだけなのに、数ヶ月前から予約をしなければ叶わないとは。
なんというか、もう、こういう異常な世界について行けなくなりました。
さて、話を変えます。
Xbox360ユーザ必携の「オペレーショントロイ」(略してオペトロ)が発売されました。
発表から発売まで、やたらと長い期間が開いたことで有名な作品であり、期待していた方も多いことでしょう。
私の住んでいる金沢市では、例によって大手電気店は軒並み売り切れ。
某ゲーム専門店も売り切れ。
某貸しビデオ屋兼ゲーム屋さんには、いっぱい残っていました。
で、購入。
起動。
チュートリアル開始。
まず思ったのは
「画面、暗っ!!」
暗すぎて何が何だか分かりません。
オプションで明るくしようとしても、そんな項目はありません。
しかも!
開始してから一分でハングアップ
・・・さすがの私も凍りつきました。
何なんだ、このゲームは!
Xbox360と「オペレーショントロイ」を再起動すると、パッチが適用されました。
なんで最初の起動時に適用されなかったんだろう・・・。
パッチの効果か、画面が暗すぎる件はアッサリ解決しました。
ハングアップもしなくなりました。
さて、このゲームはマルチプレイとシングルプレイの両方ありますが、シングルプレイはチュートリアル程度のオマケです。
中身も、ものすごくツマラナイのです。
なんとなく、雰囲気がゾイドオンラインウォーズにも似ています。
暗い気分になってネット上で情報を漁ると、あちこちで酷評されていました。
やっぱりね。
しかし買ってしまったものは仕方ないので、マルチプレイでもやってみます。
マルチプレイについても色々と言われている本作品ですが、実際に遊んでみると、これが面白いのです。
マルチプレイで選べる機体は、ザクまたはジムだけ。
マルチプレイでランキングを上げると(得点を稼ぐと?)次々に機体が増えてゆくらしいのですが、何時間もコレばかり遊んでいる人でなければ、グフすら夢のまた夢です。
ちなみにシングルプレイで操縦できる機体も、ザクまたはジムだけです。
マルチプレイ環境のない人は、決して買ってはいけない作品です。
それはともかく、ザクやジムを狩って私は「兵士A」や「パイロットA」の役割を演じるわけです。
戦場には、私のような下っ端や、グフやガンダムを操るやたらと強い人がいます。
神業のようなテクニックのパイロットに撃破されると、悔しさよりも嬉しさがこみ上げてきます。
撃破されると、戦場に復活です。
復活したばかりのモビルスーツは無防備なので、すぐにやられてしまいます。
歩兵の状態で様子をうかがい、安全を確保しなければなりません。
場合によっては、歩兵のまま敵モビルスーツと戦うことも余儀なくされます。
歩兵でモビルスーツと戦うときに感じる恐怖は、他の作品ではぜったいに味わえません、たぶん。
モビルスーツが歩くだけで、ものすごい振動が伝わってきます。
味方に踏み潰されそうになってアワアワすることも珍しくありません。
というわけで、いくら遊んでもザクとジムしか操れない本作品ですが、細かいことを気にしなければ楽しめます。
時間がたつとプレイヤーの数が激減することは確実なので、遊ぶなら今です。
私と一緒に、エースパイロットに殺される「兵士A」や「パイロットA」を演じてみませんか?
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
25.ホビー誌を眺めてみよう
マニアにとって、毎月25日頃は待ち遠しいものです。
理由は言うまでもありません。ホビー誌が発売される時期だからです。
さて今月も、ゾイドの話題は満載でした。電ホビ誌だけですけどね。
注目すべきはゾイド担当スタッフへのインタビュー記事です。
アニメ放送時の商品展開への反省などが述べられていて、ファンなら必見なものとなっています。
そして、新商品です。
大好評発売中の「ゾイドグラフィックVol5」ですが、私は買い逃したかもしれません。
例によって気がついた時には通販サイトは軒並み売り切れ。
慌てて前のように近所のお店で注文したのですが、6/1現在、まだ届いていないそうです。
うーむ、今回は気合が足らなかったか。
ツインホーンは2回組み立てたことがあるため、マルダーの時ほど必死になりませんでしたからね。
キットは要らないけど、冊子の超解説が見たいから注文した、そんな感じです。
そのあたりをゾイドの神様に見透かされてしまったのかもしれません。
話をホビー誌に戻します。
最近のホビー誌には、時代を反映してか、いわゆる萌えフィギュアの広告もたくさん載っています。
私は歳のせいか、こういうフィギュアを欲しいと思ったことも買ったこともありません。
(「姫ちゃんのリボン」とか、「赤ずきんチャチャ」とか、「ナースエンジェルりりかSOS」のフィギュアが出たら買ってしまうかもしれませんが・・・;)
しかしながら、ホビー誌に載る萌えフィギュアの写真を見てビビっとくることもあります。
ほとんどの場合は名前も知らないキャラクタのフィギュアですが、名前さえ覚えておけば、Googkeで検索して詳細を調べられます。
なんとも便利な時代になったものです。
今回は、HJ誌をパラパラとめくっていて、ある萌ゆいフィギュアが目にとまりました。
一言で例えると、「魔砲使い黒姫の主人公の黒姫をかわいくしたようなキャラのフィギュア」です。ぜんぜん一言じゃないか。
さて、フィギュアの詳細を調べるためには、キャラの名前を覚える必要があります。
今回のキャラは、「シャイニングウィンド」という名前のようです。覚えやすくて助かりました。
家に帰ってからGoogleで検索すると、「シャイニングウィンド」がキャラの名前ではなくて、ゲームの名前であることが分かりました。
最近、「遊んだ人の人格を破壊する」と「ゲーム脳脳」の人達が主張している、「エロゲー」の類でしょうか?
それはともかく、フィギュアを検索です。ここまで分かれば楽勝でしょう。
「シャイニングウィンド フィギュア」でググると、見つかりました、見つかりました。
さて、あの萌ゆい娘のフィギュアをご拝見・・・と思ったら。
なんか、ぜんぜん別のキャラのフィギュアばかり出てくるんですけど・・・。
これは違う。
これも違う!
この人でもない!!
あれ、また違う!??
どうやら、「シャイニングウィンド」には、たくさんの女性キャラが登場して、私が気になったのはその中の一人に過ぎないようです。
これだけ探して見つからないとは、いったい・・・。
苦節数分間、ようやく目的のキャラクタを見つけました。5人くらいハズレを引いて、途中で諦めそうになりましたけど。
気になる方は、「シャイニングウィンド 氷の魔女」でググってみましょう!
しかし、アレですね。
最近の若いもんは、こんなエロいフィギャーで遊んでおるのか!?
けしからん、けしからん!ちょっぴりうらやましいぞ!!
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
24.初心に帰ってゾイドの話題でも・・・
ゾイドの話題をお取り扱うページとして開始した当「Z長屋」ではありますが、最近はネタ不足やその他の事情により、だんだんワケの分からないページになってきました。
第一、ゾイドのページのくせに、ゾイドと無関係な話題が多すぎます。
何が悲しくてゾイドページで「赤ずきんチャチャ」の話題を見なければならないのかっ!!
とお思いの方も多いことでしょう。
次に、トップページにどんどん記事を追加していくばかりで整理を全然しないため、必要な情報を探し出すのが難しくなっています。
それ以前に「必要な情報」なんてものがZ長屋にあるのか?・・・と言われると困ってしまいますが。
というわけで「Z長屋は今のままではいけない」と思ったわけです。
だいたい、今どきHTMLベースのサイトなんて・・・。
なんか古臭いっぽいし、中身も10年前から進歩していないし・・・(むしろ退化したような気がしますが)。
ここは一つ、Blogに切り替えるというのは、どうでしょうか?
Blogならば、色々な話題を取り上げても、無理がない気がします。
と、ここまで考えて思ったのですが、「Blogって何??」
10年前は、個人がインターネットで情報を公開しようとしたら、手段はHTMLページしかありませんでした。たぶん。
ところが、私が気がつかないうちに、世の中には「Blog」なるものが現れて、HTMLページは時代遅れっぽい雰囲気になっていました。
さて言葉の意味ですが、「LOG」はログとして、「B」は何の略でしょう?
例によってGoogleで調べてみたら、「Weblog」がなまって「Blog」になったそーです。
あとBlogって、アレですね。
上とか、右とか、左とかに、宣伝とかバナーとか、いっぱい付くやつですね。
これはよろしくない。
今でさえ、Z長屋の上のほうには、邪魔なバナーが居座っているというのに、右や左にまで現れた日には、困ってしまいます。
(個人ページを公開する場所を無料で貸してもらっているので仕方ありませんけど・・・。)
ところが、この右や左に現れるバナーってのが、アフィリエイトとかいう謎の仕組みに関係しているらしいのです。
サイトの訪問者がこのバナーをクリックして、通販サイトでお買い物したりなんかしちゃったりなんかすると、売り上げの分だけサイトの運営者に報酬が支払われるというのです。
なんてこったい!
昔のWebマスターは、自分のページに企業のバナーが出ることさえ嫌い、四苦八苦したものです。
「企業には、場所は出させても、口は出させない!」と。
それが今では、自ら好んでバナーをサイトに貼り付けるようになってしまったのでしょうか?
Webマスターの意地と誇りは、どこへ消えてしまったのでしょうか??
などと、かっこつけてみましたが、実際にそれで収入を得られるのであれば、悪い話ではありません。
世の中、やっぱり、お金です。
Z長屋ではやりませんけどね(つーか、それ以前に、Z長屋でアフィリエイトやっても、収入が得られるとは思えませんが・・・)。
・・・などと、色々考えてみましたが、なんだか面倒になってきたので、「今までのZ長屋のまま、これからも続けてゆこう」と思った次第であります。
ヤマもオチもイミもない記事で、すみませぬ。
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
23.連休明けあたりが・・・
2007年末、ゾイドオンラインウォーズの終了、およびエヴォドライブの失敗により、ゾイドの運命は尽きたかに見えた。
「ゾイドは終わってしまった・・・!」
世界中の人々がゾイドの死を嘆いた。
しかし!ゾイドは死んでいなかった!
彼らは密かに待っていたのだ、復活の機会を!!
ということで、最近になって続々と発表された新製品の情報に大喜びのゾイドファンも多いことと思います。
ゾイドグラフィックは継続し、シーパンツァー、プテラス、ハンマーロックといった名機が続々登場します。
バトルストーリーも再開し、タイアップで旧製品が再販されます。
それどころか、全く新しいゾイドまで私たちの前に姿を現すのです。
マニアにとっては、置き場所の確保に困る一年となりそうです。トホホ。
さて、ゾイド的な意味で盛り上がりそうなこの一年でありますが、そういう話はプロフェッショナルなゾイド系サイトに任せておいて、当ページはいつも通り、ゾイドと関係のない話題を取り上げます。
今回のお題は、「販促にならない販促」第二弾です。
前回は、「『ナースエンジェルりりかSOS』はなぜ商業的に失敗したのか」について検証しました。
第二弾は、現在「東映特撮BB」で大好評配信中の「星獣戦隊ギンガマン」を取り上げます。
「ギンガマン」といえば、皆が大好き「照英」が出演していたことで有名です。
あまりにも「照英」の印象が強すぎて、世間では「ギンガマン=照英」と認識されているようですが、当ページ的にはどうでも良いことなので、無視して本題に入ります。
「ギンガマン」とは、実に不思議な番組でした。
何が不思議かというと、戦隊につきものの巨大戦の扱いです。
巨大戦といえば、戦隊の主力商品であるロボを宣伝するための重要な部分です。
しかし「ギンガマン」の序盤の巨大戦は、ロボが出てこないばかりか、ロボのパーツすら出てきませんでした。
ロボやロボのパーツの代わりに巨大戦で活躍したのは、きぐるみ怪獣(星獣)でした。
生身の星獣が、巨大化した怪人と戦いを繰り広げたのです。戦隊としては前代未聞の珍事です。
しかも、ロボ抜きの巨大戦なのに特撮にはやたらと力が入っていて、当時の私は度肝を抜かれました。
巨大ロボといえば、戦隊の主力商品であり、シンボルです。
なぜ、ロボ抜きの戦隊が成り立つのか、ロボのいない巨大戦にここまで力を入れるのか・・・??
物語も七話あたりに差し掛かると、星獣は突如としてゾイドのようなメカに変身し、それどころか合体まで始めて、巨大ロボット「ギンガイオー」になってしまいました。
あまりもの強引な展開に、当時の私は再び度肝を抜かれました。
夏に登場した二号ロボ「ブルタウラス」は、ギンガイオーと全く連携しない代物でした。
物足りなさを感じた人も多いことでしょう。
しかし一番の衝撃は、秋に登場した新ロボ達です。
突然あらわれた新ロボ「ギガライノス」「ギガフェニックス」は、驚くべきことに、自動車と飛行機の合体ロボでした。
彼ら新ロボは、「ギンガマン」の特徴であるファンタジー世界をぶち壊すのに充分な破壊力を秘めていました。
当時の私は、三度度肝を抜かれました。
きぐるみ怪獣から始まった巨大戦が、いつのまにか自動車や飛行機の合体ロボに取って代わられたのですから。
なんというか、商品展開に全く一貫性がないというか、めちゃくちゃというか、番組の内容を無視しているというか・・・。
番組スタッフの苦労が伝わってくるようです。
なぜこんな酷いことになってしまったのか、当時の私には全く分からず、戸惑うばかりでした。
それから数年後、社会のIT化により、Googleで検索するだけで・・・というよりも検索するまでもなく、私が疑問に感じていたことの数々がアッサリと解決してしまったわけです。
まあ、だいたいは想像通りですが、「ロボ抜きの戦隊を本当に作ろうとしていたらしい」とは、思いもしませんでした。
そういう視点で一話から「ギンガマン」を見直すのも面白いものです。
・
というわけで、話は変わってアレについてですが、地道な開発の結果、本当に公開ができそうな雰囲気が漂ってきています。
五月の連休明けには、もしかしたら、もしかするかもしれません。
現時点の最新スクリーンショットです。クリックするとおっきくなります。
ゾイド星で機械獣や歩兵達が激闘を繰り広げる日も近い・・・かもしれません。
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
22.ついに怪獣映画に革命が起こった件
ゾイドオンラインウォーズ、HD DVD、ログイン誌など、世の中には「終わってしまったもの」が多々ありますが、そんな「終わってしまったもの」の中に、怪獣映画があります。
今では信じられないことですが、ほんの十数年前は平成ゴジラが大人気でした。
劇場は休日ともなれば、ガキ共子ども達で溢れかえり、立ち見を余儀なくされることも珍しくありませんでした。
それが、今ではどうでしょうか?
「ゴジラファイナルウォーズ」は、今ひとつの成績に終わってしまいました。
「ガメラ
小さき勇者たち」は、話題にすらなりませんでした(個人的には大好きな作品ですけど)。
「キングコング(リメイク版)」のような海外作品も、ヒットしたとは言えませんでした(*1)。
*1 ちなみにコレ、HD DVDで見直したら、大ファンになりました。詳しくは後日あらためて。
怪獣映画衰退の理由には色々考えられます。
自分としては、「ハム太郎なんかと同時上映にするから」と言いたいところですが、そんな事とは関係なく、単純に「怪獣映画」というモノ自体が飽きられてしまったのかもしれません。
中におじさんの入った怪獣の着ぐるみの戦いに夢中になれる人が減ってしまったのです。
さらに悪いことに、昨年は「トランスフォーマー」が大ヒットしたこともあり、ますます怪獣映画を作りにくい状況になってしまいました。
「トランスフォーマー」のような映像を怪獣映画に望む観客などいないと思いますが、作る側は意識せざるを得ません。
観客を呼び込める、新鮮な「何か」が必要とされているのです。
そんな今日この頃、噂の作品「クローバーフィールド」が公開されました。
私はこの映画の存在を、公開日の直前に知りました。朝のワイドショーで。
それまでは、こんな映画が話題になっていることすら知りませんでした。
おかげで、予備知識をほとんど持たずに作品を観ることができたわけですが・・・。
いや、ほんと、これ、サイコー!!
怪獣映画を、こんな手法で作ることができるなんて、夢にも思いませんでした。
これは見る価値のある作品です。
しかも大画面で!
できれば、予備知識を何も持たずに!!
・
結論:日本の怪獣映画もがんばれ!!
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
21.4月1日記念
最近は更新がなくて、アレの続報も全然載せていないため、「また自然消滅か」とお思いの方も多いかと思います。
ところが意外なことに、アレの製作は地道に続いていたのです。
しかしながら、順調と言えないことは確かです。やたらと時間がかかっています。
当初は三月の中ごろには何か成果を発表したいと思っていたのですが、予定通りに予定は遅れて、4月に入った今も見通しは立っていません。
現在の目標は、4月の末までに何か成果を発表すること。
ニコニコ動画の視聴時間も減らして鋭意製作中です。
気休めまでに、最新のスクリーンショットを。
クリックするとおっきくなります。
最近、巷で大人気のマルダーも登場します。
思う存分ミサイルを発射して、共和国ゾイドをやっつけてください。
マップには、当然ながらレイクコロニーが含まれます。
レイクコロニーは、今後のゾイドゲームのスタンダートだと言えるでしょう。
次回は、たぶん、HDDVDをネタにします。
20.マルダーが売り切れ続出の件
長いことFrontPageに代わるHTMLエディタを探し続けて、先日OpenOfficeを試してみたところ、なかなか良い感じだったので「これからはOpenOfficeだ!」と思って喜んだのもつかの間、生成されたHTMLを良く見ると余計な情報を山ほど挿入していることが分かり、慌てて元に戻すことになりました。
つかれた・・・
またFrontPage暮らしに逆戻りです。
もっとマトモなHTMLエディタ・・・軽くて丈夫で余計な情報を入れないやつ、欲しいなあ・・・。
というわけで、ゾイドグラフィックです。
近日発売予定の第三弾「マルダー」ですが、ふと気がつくと、なんと!
ネットの通販サイトでは、軒並み売り切れになっています。
発売一ヶ月前の商品がどこも売り切れって、いったい・・・。
「あー、こりゃ、もう駄目だ。マルダー入手失敗した。俺のゾイド人生も、ここまでだ」
と絶望せざるを得ない状況になってしまったわけですが、そこは最後の悪あがき、ダメモトで近所のお店で予約してみることにしました。
そう、12月末の記事に書いた、金沢中心部のあの店です。
北陸には珍しくマニアックなフィギュアを大量に取り扱う、あの店であれば、もしかしたら・・・。
ということで、別名「秋葉原ビル」へ直行。
しばらく見ないうちに、このビル、物凄いことになっています。
三階に「アニメイト」と「あの店」こと「ボークス」(フィギュア専門店)があるのは今まで通りですが、「ハートE」(詳しくは知らん)が新たに開店します。
二階には、かつて金沢中心部から追い出された「Gang」(中古玩具を大量に取り扱うお店)が戻ってくるばかりか、女性向け同人誌の「KAC」、男性向け同人誌の「グレップ」、トレーシングカードの店、コスプレ用品店、中古レコード屋さん、などなど大量に開店します。
ちなみに、新しく入るお店の開店日は3月8日だそうです。
ん〜、なんだか凄いことになっていますね。まさに「北陸の秋葉原」と言えるでしょう。
ド田舎にこれだけのマニアックな店が集結するなんて、前代未聞です。
ところで
肝心のマルダーですが、予約できましたよ、ええ。
アマゾンもゾイドコアもアテにできない時、最後に頼れるのは近所のマニアックなお店、ということです。
・
教訓 : 通販だけでなく、近所のお店も大切にしよう!そして北陸のマニアは竪町に集まろう!
19.新ヒーロー登場!
その名も「炎神戦隊ゴーオンジャー」。
あまり期待しないで見たら、予想外に面白いので腰を抜かしてしまいました。
とにかく、最初から最後まで目を離す暇がないほどの「全編見所」状態。
生身の対ザコ戦、等身大の怪人との戦い、合体武器、合体ロボのパーツの活躍、巨大戦、第一話から全て盛り込んでいます。
それでいてゴーオンジャー志願者の物語(ネタ)を仕込んでいるあたりは見事という他ありません。
特撮好きには嬉しいことに、巨大戦の力の入れようも、かなりのものです。
前作の反省を生かしてか、ロボに合体する前のマシンの状態で、激しい戦闘を繰り広げていますから。
ロボ戦のセットも、映画かと思うほどのクオリティです。
楽しく分かりやすい内容は子ども達に大ウケすること間違いなしですが、戦隊マニアが「ニヤリ」とするネタも散りばめられています。
出だしから「喰らいついたら離さない」、これはオーレンジャー。
ロボの合体では「三体の炎神と三人の戦士が心を合わせるとき、巨大な炎神の王が誕生するのです(みたいなこと)」は、もちろんガオレンジャー。
ロボの必殺剣はカーレンジャーの「激走斬り」。
戦闘員の操縦する戦闘機は、古い時代の戦隊のお約束。
合体バズーカは、言うまでもありません。
子どもが見ても、大人が見ても楽しい「ゴーオンジャー」。
これは当たります。間違いありません。
前作の「ゲキレンジャー」は、視聴率、玩具の売り上げともに残念な結果になってしまった上、今年はタカトミの「レスキューフォース」もありますから、バンダイも本気全開です。
玩具の今後の展開も、ネット上のネタバレを見る限りは、前代未聞の物凄いことになるようです。
三体合体で始まったエンジンオーですが、続々続々と新メカが登場し、しまいには(略)。
ロボ以外の商品も、今までにない新しいタイプのものが控えています。
本気モードのバンダイの前にタカトミは蹂躙されてしまうのか、それとも王者の牙城を脅かすのか、玩具好きにとっては目が離せない一年となりそうです。
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
18.ついに、あいつが動き始めた!
最近はチラシの裏の更新が滞っておりましたが、それもこれも、アレの製作を進めていることが原因です。
決して、ニコニコ動画ばかり見ていたからではありません。
そのアレとは、言うまでもなく、「ZOIDS GENERAL
ゼネバスの野望」の最新バージョンです。
そこで本日は、最新バージョンのお知らせの前に、「ZOIDS
GENERAL」の10年におよぶ歴史のようなものを掲載いたします。
初代「ZOIDS GENERAL ゼネバスの野望」(1998年くらい)
記念すべき第一作目にして、今のところ唯一実際に公開したことのあるバージョンです。
「Panzer General」というシミュレーションゲームをお手本にして、ゾイドっぽ要素をいろいろと盛り込んでゆきました。
まだまだ発展途上のゲームだったのですが、開発に使っていたPCのハードディスクが壊れてしまったため、ソースコードが紛失し、製作は中断してしまいました。
初代「ZOIDS GENERAL」には幻のバージョンやシナリオがあるようです。
以前、共和国首都を攻め落とすシナリオの存在を指摘頂いたのですが、その時は既に関連するファイルが散乱しており、どうしても見つけることができませんでした。
Z長屋で一時期公開していた可能性がありますが、良く分かりません・・・。
今となっては謎の多いゲームです。
最近のWindowsでも動くのでしょうかねえ・・・?
手元に残っている貴重なスクリーンショットです。
今見ると物足りない画面で、解像度も640*480固定だったような気がします。
二代目「ZOIDS GENERAL ゼネバスの野望」(2000年?)
一時期、Z長屋で開発を盛んに宣伝していたバージョンです。
このバージョンは、とにかく化け物でした。
今では考えられないことですが、Voxelの描写エンジンを自作し、それを戦闘画面、マップ、およびGUIの描写に使っていたのです。
Direct3Dは一切使っていません。
意外と悪くはない視覚効果を得られたのですが、解像度は相変わらず低いままですし、何よりもVoodoo3に依存したコードを書いていたことが致命的な欠点となり、開発は中止されてしまいました。
グラフィックエンジン以外も実に野心的で、データの細かさは常軌を逸していました。
ユニットは、マーダやガリウスといったゾイドはもちろん、シーガルカイトやモビルスーツ、アイドル(CHIKAさんをイメージ)なんてものまで用意していました。
武器も、歩兵の持つ小銃一つに至るまで細かく数値化していました。
ほんと、馬鹿みたいです。
いったい何をやろうとしていたのでしょう(笑)。
貴重なスクリーンショット。
いろいろな人達が大集合の図。
歩兵、冒険商人、サンドスピーダ、ドラゴンホース騎兵、シーガルカイト、モビルスーツ、アイドル(笑)、なんでもありです。
まさにカオス。
Voxelによる地形描写は驚くほどの効果を得られました。
が、Direct3Dの発達した今では、こんなことする意味はありませんね。
戦闘場面。
確か、サラマンダーの爆撃を受けるデスザウラーの図だったと思います。
左端にはドラゴンホースの姿が見えます。
三代目「ZOIDS GENERAL ゼネバスの野望」(2004年?)
前回の教訓をもとに、実現可能なものを目指して開発を進めていたのが、この三代目です。
一度、Z長屋に開発を予告していたので、覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
このバージョンは、地味ですが意外としっかりと作られていました。
操作性も改善されています。
しかしソースコードはボロボロで、一度開発を中断すると再開することができませんでした。
このバージョンの成果は、四代目に生かされています。
四代目「ZOIDS GENERAL ゼネバスの野望」(2008年予定)
現在開発中のバージョンです。
例によって、やたらと時間がかかっていますが、それには理由があります。
今バージョンの目標は、汎用性と品質の確保です。
四代目のゲームエンジンは、シミュレーションゲームだけでなく、RPG、アクションゲーム、さらには3Dシューティングゲームにまで流用することを視野に入れて作っています。
そのため、基礎的な部分の開発に時間をかけているのです。
しかし、ひとたびゲームエンジンが出来上がれば、短時間で次々に新たなゲームを生み出せる予定です。
「ZOIDS GENERAL」自体のバージョンアップは、言うまでもありません。
というわけで、従来とは全くの別物と言って良いほど進化している四代目「ZOIDS GENERAL」ですが、見た目に全然反映されていないのが悲しいところです・・・。
最新版「ZOIDS GENERAL」のスクリーンショット。
クリックすると、おっきくなります。
三代目と画面が似ているのは、画像を流用しているからです。
とりあえず、あと一ヶ月以内には何らかの成果を発表できたら・・・と思っています。
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
17.デストロンもがんばれ!
今回は、前回ネタにした「ギャラクシーフォース」を、より深くネタにします。
「ギャラクシーフォース」は、いわゆる「ユニクロン三部作(マイクロン三部作)」の最後を飾った作品です。
三年の間に蓄積されたノウハウは、玩具とアニメの両方に生かされ、その素晴らしい出来栄えは世界中のファンを魅了しました。
と言いたいところですが、正直なところ、日本ではあまり話題になりませんでした。
アニメも玩具もあまりパっとしなかったような気がします。後半に登場した何体かのキャラクターは、日本では発売されませんでしたし。
それどころか、今は亡き「ボンボン」誌に連載されていた漫画「ギャラクシーフォース」は、わずか半年ほどで打ち切られてしまいました。
しかも「俺たちの戦いはこれからだ!」という、打ち切り漫画の王道を行く形で・・・。
今回ネタにしたいのは、こんなことではありません。
本題は「ロボット番組における悪役の扱いについて」です。
「ギャラクシーフォース」の悪役の扱いの悪さは、前回書いた通りです。
番組開始時にサイバトロンは7体もいたというのに、デストロン側は、たったの三体(三人でも、デストロン軍団(笑))。
戦力差は二倍以上です。
しかも、番組が進むにつれて差が縮まるのかと思えば、逆に広がる一方でした。
前半はデストロン側も新キャラクターが出ていたのですが、番組での出番が妙に少なかったり、出番自体がすぐになくなったりと、扱いの悪さが目立ちました。
しまいには、デストロン軍団No2だったスタスクが裏切ったため、もとから弱体だったデストロンは、ますます弱体化しました。
商品数を見ると、最終的にはサイバトロン側23個、デストロン側13個(リカラーのマスガル様を含めると14)とダブルスコアには届きませんでした。
ところが、番組中ではデストロン側の最終メンバーはたったの5体、しかも破壊大帝のマスガル様を除くと全てギャグ要員と、悲しい有様でした。
というか、これでよく番組が成り立ったものだと驚くばかりです。
ロボットものの場合、普通は悪役のほうが強大なものですけどねえ。
なぜならば、正義側が強かったら、あっという間に悪役がやられてしまい、物語にならないからです。
貧弱極まりないデストロン軍団をうまく動かして物語を成立させた番組スタッフの苦労には、計り知れないものがあったと思います。
それでは、なぜ、こんなに極端に戦力差が開くことになってしまったのでしょうか?
答えは簡単、「サイバトロンの玩具がデストロンの玩具より多く売れるから」です。
メーカーさんのコメントとして雑誌に載っていたことがあるので、間違いありません。
この傾向は、特に日本で顕著なようです。
トランスフォーマーを例に挙げると、日本が主導の作品はサイバトロン側ばかり充実しますが、米国が主導の作品「G1」、「ビーストウォーズ」、劇場版などはデストロン側の扱いの良さが目立ちます(日本主導のトランスフォーマーは、デストロン側のリデコ商品が多いのも特徴です)。
パワーレンジャーも同様です。日本では戦隊の悪役の玩具はめったに売られませんが、海外では悪役のフィギュアが積極的に発売されています。それだけ需要があるということです。
日本は勇者シリーズが大人気を博したように、正義側が強くてカッコ良ければOK、というお国柄なのでしょう。
悪役は、あくまでオマケなのです。
トランスフォーマーも、メーカー側は仕方なくデストロン側の商品を出しているものの、「商品は全てサイバトロンにしたい」というのが本音かもしれません。
ダイアクロンとミクロマンをトランスフォーマーとして展開した時も、「私たちの作った商品が悪役として発売されるなんて信じられない」と、関係者はかなりのショックを受けたらしいです。
彼らにとっての悪役とは、あくまで、ワルダー軍団やアクロイヤーのような連中だったのでしょう・・・。
その一方、「トランスフォーマー2010」の時は、サイバトロン側の商品が魅力に乏しかったため、デストロン側の商品を盛り上げる戦略がとられました。
いわゆる「デストロンが勝った!」キャンペーンです。
「ガルバトロンのSFガンが火を吹く!プレダキングのビームサーベルの前に、サイバトロン戦士はバタバタと倒れてゆく!」
「デストロンが勝った!ガルバトロンは、高らかに勝利を宣言した!」
「新破壊大帝NEWガルバトロンに、勝利の秘密を聞いてみよう!」
「巨獣合体兵プレダキングの出現は、決定的だったと言えるだろう!」
「これが、わがデストロン軍団の中で、最も強く、最もすぐれたメンバーだ!」
「ロディマスコンボイ、さすがはサイバトロンのニューリーダー。敵ながら良く戦ったが、デストロン軍団の敵ではなかった!」
「ウルトラマグナス、スクランブルシティの指揮官にして戦略家。ダイナザウラーも少々てこずったという」
・・・今では信じられないキャンペーンです。
その効果は大きかったようで、サイバトロンの売り上げとデストロンの売り上げの比率が7:3から5:5に変わったという説もあります。
まあ、実際に当時のデストロン側の商品は凄かったのです。
格好良いし、サイバトロン側より高価格だし、ギミックは凝っていたし・・・。
というわけで、最後に、貧弱なデストロンの象徴とも言える、マスメガ様をご紹介しましょう。
前回書いた通り、ギャラクシーフォースの連中は処分に困ることになりました。
マスメガ様とギャラコンは、奥にしまってあるのですが、映画版の連中をしまう場所を確保しなければならないため、もうそろそろ粗大ゴミに出さなければならないなあ、ということで、せっかく買ったものだから捨てる前に記録をとっておこう、という趣旨なのです。
私が一番ガッカリしたのが、メガトロンのシンボルとも言える融合カノン(またはそれに相当する火砲)が全く備えられていないことでした。
見たところ、武装自体が施されていないように見えます。なんと非武装な破壊大帝でしょうか・・・。
(本当は右腕に「デスマシンガン」という武器を装着できるギミックがあるのですが、実態はタダの小さな車輪なんです・・・)
一方のギャラコンは、次の図に示すように、二本ものぶっとい大砲を備えていました。
この異様に重武装な総司令官。
勝てない、勝てないよ・・・。
どう見てもマスメガ様に勝ち目はありません。
そして、マスメガ様がトランスフォームすると、上の良く分からない自動車になります。
当時は、この変形にも物凄くガッカリきたものです・・・。
・・・しかし、なんだかんだ言っても、今見てみると、マスメガ様、カッコイイ。
捨てようなんて思っていた自分が恥ずかしくなるくらい、カッコイイです。
映画版を見慣れた目には、こういうデザインが意外と新鮮にうつるものですね。
・
余談ですが、マスメガ様、シルエットや変形が、映画版のメガトロンとそっくりですね。
直系の先祖と言われている理由が分かったような気がします。
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
16.ゾイドもがんばれ!
当初は「ゾイドオンラインウォーズ」のおっかけページとして始まった「Z長屋オンラインウォーズ」ですが、長い月日の間に状況は変わってしまいました。
肝心の「ゾイドオンラインウォーズは終了してしまったし、ゾイドの新商品はなかなか出ないし、あまりゾイドっぽいネタがないのです、正直なところ。
したがって、「ゾイドオンラインウォーズ」のおっかけページだった「Z長屋オンラインウォーズ」に載っける話題がゾイドと関係ないものになってしまうことは、必然だと言えるでしょう。
とはいえ、そこはゾイドのお取り扱いページですから、最低限タカトミの話題は出すなど配慮の行き届いた構成にしているところは、さすが「Z長屋」だと言えます。
その辺りに気が付いていた貴方は、実に鋭い。きっと良いことがあります。保障はしませんが。
そろそろ空しくなってきたので、本題に入りましょう。
というわけで、今回もまたトランスフォーマーです。
本当は「ナースエンジェルりりかSOS」の話題でも取り上げたいところですが、さすがに「それはあんまりだろう」ということで、百歩譲ってトランスフォーマーなのです。
「オールスパークパワー」シリーズの素晴らしさは、前回ご説明した通りです。
素晴らしい作品を作ってくれたメーカーさんには、感謝の意味も込めて、少しでも多くのお金を投資したいところ。
というわけで、近所で売れ残っていたサンダークラッカーを買ってきました。
サンダークラッカーは、映画の本編には登場しない、スタースクリームのリデコ商品です。
そう聞くと、あまり魅力的には見えないかもしれませんが、そんなことはありません。
青い機体に赤のストライプは、アクロバットチームのようで、本家スタースクリームよりカッコ良く見えるほどです。
また、頭部は新規に造り起こされていて、目と口が集光ギミックにより派手に光り輝きます。
ところで、スタースクリームの変形システムは、今までのトランスフォーマーとは異なる斬新なものでした。
従来のようなバルキリー変形にせずに、全く新しい変形を試みた開発スタッフには頭が下がる思いです。
オートモーフも、最初に見たときは飛び上がるほど驚きました。こんな楽しい思いができるのも、映画版トランスフォーマー商品ならでは、です。
おかげでビークルモードは少々不恰好にはなりましたが、全体的なシルエットはラプター以外の何物でもありません。
またミサイルの連射ギミックは、G2のドレッドウィングから受け継がれている由緒正しいものであり、映画でのスタースクリームの暴れっぷりを良く表しているとも言えます。
映画には登場しないサンダークラッカーですが、テックスペックの説明によると、オールスパークを巡る戦いには直接参加せずにメガトロンの側で暴れていたことになっているようです。
おそらくは、メガトロン亡き後も、生き残ったディセプティコンの連中とともに暗躍しているのでしょう。
想像力をかきたてられるテックスペックも、トランスフォーマーの魅力です。
・・・思えば映画版の商品も、最初はこんなに揃えるつもりはありませんでした。
というよりも、置き場所に困るので買わないつもりでいたのです。
しかし、1体のブロウルが全てを変えてしまいました。
軽いつもりで買ったブロウルですが、あまりものクオリティに驚き、「もう2、3体買ってみるか」と思うことになってしまったのです。
巷では評判の悪いブロウルですが、本当に駄作でしょうか?
私には、そうは思えません。
例えば、ビークルモードの砲塔です。
回転する砲塔に装備された戦車砲が、ロボットモードでは右腕にくっついてしまうのです。
これを見たときは、化かされたような気分になりました。
「こんな変形ができるのか!」と。
オートモーフ機能も備わっていて、もちろん全身の関節はフル可動。
ロボットモードの重厚なフォルムは、元が戦車であることを強烈に主張しています。
これを名作と言わずして、何と言うのでしょうか!?
まったくトランスフォーマーという奴は、1体を家に侵入させると、あっという間に増殖し、気が付けば部屋の中で宇宙大決戦を始めてしまうのですから、困ったものです。
しかも、どれを買っても「後悔した!」という気分にはなりません。
・・・ギャラクシーフォースの連中は、買ってすぐに処分に困ることになりましたけど。
いかにも玩具っぽい出来、アニメべったりの展開、サイバトロン大量発生などなど、原因はいろいろありますが。
それに対して映画版のトランスフォーマーは、ディセプティコン側商品が多くて嬉しい限りです。
やっぱり、悪役はたくさんいた方が盛り上がるでしょう?
サイバトロン側ばかり人数が多かったり、司令官が過剰武装したりすると、どちらが悪役か分からなくなってしまいます。
圧倒的に不利な状況にも負けず戦うサイバトロン、やはりこれに限ります。
悪役の扱いが良いトランスフォーマーって、クールだよね!
・
まあ、その、なんというか、ゾイドも頑張って欲しいものです。
映画版トランスフォーマーのような興奮を味わいたい!
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
15.地方はつらいよ
1月24日に発売された「オールスパークパワー」シリーズですが、案の定、地方では売っていません。
いや、発売日には手に入ったのかも知れませんけど・・・。
どちらにしても、入手が困難であることは確かです。
となると、通販に頼らざるを得ないわけですが・・・各通販サイトも、あっという間に品切れになってしまい、かなり焦りました。
さすがに映画公開からこれだけ時間が経つと、出荷数を絞るようですね。懸命な判断かもしれません。
何とか入手には成功したのですが、今回はちと危なかったです。
Amazonを見ると、インシニレーターには早くもプレミア価格がついていますし・・・。
次回からは、もっと早めに注文するようにしなければ!
さて、ムービーシリーズは総じてクオリティが高いことが知られていますが、オールスパークパワーの新作も驚くべきものに仕上がっています。
まずはランドマインから。
彼のモチーフは、秘密組織アフター5、じゃなくてセクシー7、でもなくてセクター7のバギーです。
驚くべきは、そのビークルモードのクオリティです。
四輪すべてゴムタイヤ。
四輪すべてにサスペンション。
運転席の座席シートまで再現!
運転席のフロントガラスは、もちろんクリアパーツ。
なんということでしょうか・・・!?
ところが、変形はもっと凄いのです。
オートモーフはしっかりと健在(しかも二箇所)。
両手の指はすべて独立して可動(!)。
そして何よりも、両足の変形です。後部タイヤの、ローラーダッシュ魂に溢れた移動ギミックを見た時には、目が点になりました。
なんというか、ここまで来るとやり過ぎのような気もしてきます。
こんな素晴らしいフィギュアが、2000円ちょっとで手に入るのですから、なんというか、もう・・・。
次にインシニレーターです。
モチーフは、V-22
オスプレイのような航空機ですが、例によって彼のビークルモードも素晴らしいものに仕上がっています。
いちいち細かい表面のモールド。
ローターは、実機のように前後に可動。
着陸用の車輪も出し入れ自由。
さらには、ブラックアウトにあったローターの連動回転ギミックまで搭載されています。
こちらの変形も、ランドマインに勝るとも劣らないものとなっています。
変形するとは思えないビークルモードの足を引っ張り出し、変形開始。
バルキリーとは異なる変形システムでありながら、ガウォークにもなります(皆、ぜったいにやるはずです)。
足の変形も、各パーツの移動や折りたたみが実に面白くなっています。
足の次は腕の変形です。
ローターが両腕になるわけですが、ローターの連動ギミックのおかげで、変形途中にローターが回転します。これが楽しい。
一番驚いたのは、ロボットモードでもローターの回転ギミックが生きていることです。
両腕をポーズ付けしてもローターが回転するのです。スコルポノックの経験が生かされていると言えるでしょう。
最後に胴体の変形ですが、ここがオートモーフ。
機首を下げて頭部を出すと、操縦席がシャコっと開きます。
これがカッコ良すぎて笑ってしまいました。
この両作品は、まさに、タカトミの日夜たゆまぬ研究開発の賜物であると言えるでしょう。
文句なしの傑作です。
ちなみに、オールスパークパワーシリーズにも、きちんと背景設定があります。
映画の終盤で繰り広げられたオールスパークを巡る決戦、その最中に彼らは生まれたことになっています。
そしてメガトロンが倒れた後も、両軍はそれぞれの目的を果たすために秘密裏に活動し続けているのです。
「彼らの戦いを指揮するのは・・・キミだ!」
「キミが作る、キミだけの物語(ストーリー)!」
というわけで、地方では手に入りにくい両作品ですが、まだ普通に販売されているだけマシです。
地方のマニアが最も恐れているのは、イベント限定販売の品物に間違いありません。
そう、二月に催されるワンダーフェスティバルで販売される限定ゾイドが問題なのです。
いつもならば「関係ないや」で済むところですが、今回は「暗黒軍仕様ゲーター」「暗黒軍仕様モルガ」という、妙にファン心理を刺激する品物が用意されています。
くそう、欲しいなあ・・・。
でも東京まで往復するために必要な経費を考えると、諦めるしかないのですよね。
地方に住んでいると、アニメが見られなかったり、限定品が買えなかったり、損なことばかりで泣きたくなります。
さいきん流行の、地域間格差というやつですね(笑)。
次回は、たぶん、HD DVDをネタにします。
14.今日の友は昨日の敵
ゾイド的な意味で冷え込みの激しい今日この頃、
「ゾイドって、もう終わったんじゃねえの?」
とお思いの方も多いことでしょう。
ところがどっこい、ネット上では、景気の良い話がチラホラと飛び交っているようです。
あのゾイドグラフィックスが本当に月刊化する!とか
あの幻のゾイドが復刻する!とか
超高額商品も控えているらしい!とか・・・。
マニアにとっては、置き場所の確保に困る一年となりそうです。トホホ。
さて、ゾイド的な意味で盛り上がりそうなこの一年でありますが、そういう話はプロフェッショナルなゾイド系サイトに任せておいて、当ページはいつも通り、ゾイドと関係のない話題を取り上げます。
・
今の時代、玩具の販売にタイアップは欠かせないものです。
とくに最近は、少子化の影響で玩具の売り上げが下がる一方と言われており、タイアップはますます重要になっています。
というか、玩具の売り上げが落ちているのって、経済状態が悪くて子どもの玩具を買っている余裕のない親御さんが増えたからで、少子化云々はあまり関係ないのでは、と思わなくもありません。
それはともかく、タイアップの対象として最も大きな効果を持つのはテレビでしょう。
テレビに映るカッコいいロボットやヒーローの姿は、私たちのように少年の心を忘れない大人や、小さな子どもたちの心を捉えて離しません。
そう、テレビアニメや特撮番組ほど、玩具の宣伝に適したモノはないわけです。
これが世に言う販促番組です。
販促番組は、男児向けとは限りません。当然ながら女児向けのものも存在します。
そんな女児向け販促番組の一つに「赤ずきんチャチャ」があります。
「赤ずきんチャチャ」とえいば、スポンサー(タカラ)の意向で原作にないキャラクター「マジカルプリンセス」が登場したことで有名です。
毎週、物語の終盤で唐突に現れては、主力商品である必殺の弓「ビューティーセレインアロー」を放ち、一瞬で悪者を仕留めて事件を解決する「マジカルプリンセス」。
しかも、その主力商品が、アニメ「スイートミント」とのタイアップで販売した「ミントアロー」の金型を流用していた(と言われている)ことから、一部のファンの間でアニメ版「赤ずきんチャチャ」の評判はすこぶる悪くなっています。
ところが「赤ずきんチャチャ」の後半は、販促の主力であるはずの「マジカルプリンセス」が姿を消して、原作に忠実なアニメとなりました。
代わりにチャチャは、「クレッセントオーロラブレスレット」という、いかにも玩具っぽい魔法のアイテム(これも原作にない)を毎回駆使して、事件を解決したのですが・・・。
私は長いこと、これが分からなかったのですよ。
毎回律儀に「クレッセントオーロラブレスレット」の販促バンク(としか思えない)を流しているのに、肝心の「クレッセントオーロラブレスレット」の玩具が売られていた形跡がないわけです。
「なんで、売ってもいない玩具の宣伝をするわけ??」
と、思わずにいられなかったのです。
「タカラがスポンサーを降りたらしい」という噂は知っていたのですが、ならば何故玩具会社のついていないアニメが成り立つのか、バンクで販促を続けなければならないのか、謎は深まるばかりでした。
しかし、社会のIT化が状況を一変させました。
以前は絶対に解き明かすことのできなかった謎の数々も、Googleで検索するだけでアッサリ解決してしまいます。
・・・とはいえ、あくまで噂話に過ぎないため、ここに謎の真相(らしきもの)を書くことは避けます。
興味のある方は、「クレッセントオーロラブレスレット」でググってみてください。
最後に、謎を解き明かした後に思ったことを。
タカラとトミーといえば、今ではタカトミとして文字通りの一心同体、それ以前も「『子ども達の夢をかなえる』という共通の目的を追求する良き友でありライバルである」という印象が強かったのですが、実際は色々あったのですねえ。
それでは、また次回!
13.続・AmazonでOK!
***前々回の前の回のあらすじ***
エヴォドライブが値下がりしていないかAmazonで確認をして、あわよくば我が手中におさめようと目論んでいた私でありますが、いきなりトップページに別の欲しい商品が表示されてしまったため、エヴォドライブと全く関係のない品々を購入することになってしまったのでした。
***以上、あらすじ***
注文してから二日後、いつも通り荷物が到着しました。
お金を払ってサインして、ダンボールを受け取りました。
しかし、何かが違います。
そう、軽すぎるのです、ダンボールが。
書籍三冊とBASICオプティマスが入っているにしては、軽すぎます。
いや、軽すぎるというよりも、
「この箱、空っぽだろ、常識的に考えて」
というレベルです。
さあ、ここからがお楽しみ♪
箱をあけたら、いったい何が出てくるのでしょうか?
メモリスティック
うわ、注文したモノと全然違うのが届いちゃったよ。
しかも、このメモリスティックを注文した人の住所氏名が書かれた明細まで同梱されています。
今までAmazonに注文した品物が届かなかったことはありましたが、別の人が注文したモノが間違って届くのは初めてです。
しかし問題なのは、注文した人の住所氏名が書かれた明細が一緒に入ってしまっていることでしょう。
特に最近は、顧客情報の流出が問題になっていることですし・・・。
個人情報の流出は、企業にとっても大きな問題ですが、間違って別の住所に届けられてしまった注文主にとっても重大な問題です。
私のもとにメモリスティックが届けられたのと同様に、私の注文した品物が全く関係のない人のもとに届けられてしまった可能性もあるのです。
見知らぬ誰かが、
「うわー、Amazonに注文したら、ぜんぜん関係のない荷物が届いちゃったよ!中身はトランスフォーマーの本三冊に、BASICオプティマスだって(笑)。どれ、こいつを注文した奴の名前と住所をメモっておくか♪」
なんてことをしている様子を想像すると、背筋が寒くなります。
・・・いや、トランスフォーマーなら、まだ大した問題にはならないと言えるでしょう。
これがもし、「ナースエンジェルりりかSOS」のDVDだったら、どうでしょうか?
さらに「見知らぬ誰か」ではなく、知人宅のもとに届けられてしまった場合は、取り返しの付かない大損害をこうむる事にもなりかねません。
なんと恐ろしいことでしょうか?
・・・私もいちおう、体だけは大人なので、これ以上グチグチ言うつもりはありません。
通販の荷物を発送する人も人間なので、間違えることだってあるでしょう。
しかしながら、荷物を送り返したり、受け取りなおしたり、ペリカン便の人に電話を何回もかけなおしたりという手間が発生したことは確かなのですから、お詫びの紙一枚くらい入れてくれたって良いのにねえ、と思わなくはありません。
どっちにしても、これだけ頻繁にペリカン便の人のお世話になったら、恥ずかしくてしばらくはAmazonに注文できませんよ、まったく・・・。
・
というわけで、今回の結論は次の通りです。
「通販は便利だけど、使いすぎると手痛い被害を受けることもありますよ」
12.「ZOIDS惑星Zi」コンプだぜ!
傑作ゾイド漫画として名高い、なんてことはない「ZOIDS惑星Zi」でありますが、当ページでは今回、ついにコミック全三巻を揃えることに成功しました。
久しぶりに読んでみて何に驚いたかって、以前当ページに載せていた感想が、細かい部分まで意外と正確に書かれていたことです。
すべて立ち読みで済ませていたのに、ねえ。
あとは絵の使いまわし。
思っていたよりも遥かに多くの絵が使いまわされています。
間違い探しゲームのようで、楽しいといえば楽しいのですが・・・。
さて、せっかく「ZOIDS惑星Zi」が揃ったことですし、今までやりたくてもできなかったことをやってみます。
・
緊急特別企画:ゾイド三銃士、ヤッターマンを語る
オレはクーゴ。
ワイはフトシ(仮名)や。
私はメイよ。
ボクはハカセ(仮名)です。この対談の表示がずれる場合は、ブラウザの幅を広げてね。
オレ達のことは、「ゾイド三銃士」と呼んでくれよな!
ちょっと待て!「三銃士」って、人数ちゃう!ワテら四人おるやんけ!
細かいこと気にしない。アニメ「三銃士」だって、ダルタニャン含めて四人いるけど「三銃士」じゃん。
なんで「アニメ」付けるねん!?
早く本題にはいろうよ。今日は1/14から始まった「ヤッターマン」について語るよ。
「ヤッターマン」といえば、タイムボカンシリーズの第二作目として有名ですね。
タイムボカンシリーズが、懐かしいなあ。スターザンスとか、ウラシマンとか、ムテキングとか、見てたなあ。
私も見てたよ!ドテラマンとか、ビックリマンとか、ポケモンとか、キラメキマンとか・・・。
おまえら、それ全部タイムボカンシリーズと違う!!
・・・ひとつだけ、本物のタイムボカンシリーズが混じっていますよ。
ところで今日はなんで、こんな場所で「ヤッターマン」を語るんや??
うん、噂によると、世界一の玩具会社タカトミが、「ヤッターマン」の玩具を販売するらしいんだ。
なんやと!?タカトミといえば、世界的に有名な傑作キット・ゾイドを作ってるところやんけ!
今度発売される、ヤッターマンのフィギュアも、こいつは面白かっこいいぜ!!
そら当然や!世界一やからな!!
(ゴーリゴリゴリ)←ゴマをする音
聞くところによると、「ヤッターマン」をタカトミの主力商品にしてゆくつもりらしいですよ。
おかげで来年以降のゾイドが寂しいことになってるけど・・・。
せやけど、今の時代に「ヤッターマン」って、受け入れられるんかいな?
そこら辺りは、本当に誰にも読めない状況です。当たるかもしれないし、当たらないかもしれない。
ふむ、お手並み拝見といったところやな。
ところで、1/14の第一話はどうだった?
主題歌、山本正之が歌ってなかった・・・。
古くからのファンには、ガッカリなところやな。
ネット上の噂話を見ると、いろいろモメたようですね。
ところで、主題歌を歌ってるのって、誰?
ワイも知らんがな。
あれは一体、ダレダマン?
誰が誰だかサッパリマン。
だんだん苦しくなってきたので、今日はここらでサヨナラマン。
・
この企画はつまらん・・・。
11.楽しいお片づけ
マニアにとって、部屋の整理は永遠の課題である。
狭い部屋に住むことが多いマニア達は、どうしてもマニアックな本やゲームや玩具に埋もれがちだ。
これはゾイドファンも例外ではない。
ゾイドは特にかさばったり、電池を使ったり、すぐに壊れたり、放っておくと動かなくなったりと、管理や保存が困難である。
他分野のマニアと比べて、より高度な能力が必要だと言えるだろう。
しかし、割り切ってしまえば、部屋の整理整頓は、意外と楽しいものである。
山のようなマニアックなアイテムを、魔法のように整理・整頓・収納したときの達成感は、何ものにもかえがたい。
・・・はず。
というのも、私は、お片づけをそこまで極めていないため、想像するしかないのである。
「このゴミ宝の山を綺麗に片したら、きっと楽しいだろうなあ」
と。
そんなマニアックな人達は、パソコンのハードディスクにも余計なデータをいっぱいしまい込んでいるものだ。
しかし最近は、パソコンを持っているというだけで、職場の指示で情報漏洩のチェックをさせられたり、ハードディスクの中身の一覧を提出させられたりしてしまう。
マニアな人達に対する風当たりは強くなる一方だ。
まったく、嫌な時代になったものである。
というわけで、私もハードディスクの中身の整理をしていたのだが、面白いものをいくつか発見した。
以前、Z長屋に掲載していた記事の数々である。
今回は特別に、それらの中から気に入っているものを厳選して公開しようと思う。
特別公開1:塩Ziを再評価するページ
何と言っても、これは外せない。
今回は文章に修正を加えて、読みやすくした。
特別公開2:初心者用ゾイド漫画
こんなものまであったとは・・・。
ゾイド全盛期を思い出さずにはいられない。
何もかも皆、懐かしい。
特別公開3:インチキ新作アニメ特報
Z長屋を一時期閉鎖に追い込んだ、伝説の記事。
まさかこれが現存しているとは思わなかった。
例によって文章を修正して、読みやすくしている。
以上、くだらない記事ばかりだが、楽しんでほしい!
楽しめないかもしれないけど。
10.AmazonでOK!
最近噂の新商品「エヴォドライブ」は、ゾイド好きならば気になって仕方がないことでしょう。
手のひらサイズでありながら、電動でこまやかに動くその姿。
ちょっぴりセレブな価格設定。
まさに「大胆かつ緻密」。
そんなエヴォドライブですが、やはり価格がネックとなり、簡単には手が出せない商品となっています。
何しろ定価は、7000円近いのです。
トランスフォーマーでいえば、リーダークラスのOptimus
Primeに匹敵します。
労働者のお給金が下がる一方で物価が上がる一方の今日この頃、少しでも安い価格でお買い物したいのは、全ての消費者に共通の願いです。
ましてや今の私は、Xbox360用のHD DVDドライブで6000円も損をした直後のため、少しでも節約したいところなのです。
近所のお店で安くならないのであれば、通販サイトをこまめにチェックするのが、正しいマニアの姿勢です。
通販といえば、やはりAmazonでしょう。
本から玩具まで幅広い品揃えを誇るAmazonは、地方在住のマニアにとって救世主とも言える存在です。
とにかく地方というのは、品揃えが悪いものです。
HD DVD一枚買うことすら、ままなりません。
そんなわけで、次のような悪循環が生まれてしまっているのです。
品揃えが悪い → Amazonで買う → 地方で物が売れない → 品揃えが悪くなる → またAmazonで買う・・・
こんな悪循環は、早いところ断ち切ってしまいたいところです。
それはさておき、エヴォドライブです。
早速、Amazonをチェックして、値下がりしていないかを確認してみましょう。
・
Amazonのトップページは、悪魔の誘惑で満ち溢れています。
今までの購買履歴から、ユーザが欲しがりそうなものを選りすぐって、これでもか!と言わんばかりに見せびらかします。
今回も、いきなり、驚くべき商品がピックアップされていました。
「トランスフォーマーコレクション 2007 」
な、なんだと!
そんな書籍が世の中に出回っていたのか!?
近所の本屋さんには、そんなの置いてないぞ!!
し、しかも、残り五冊??
いかん、すぐさま注文だ!
・・・ふう、危ないところだった。
Amazonのおかげで、また命を救われたぜ。
・
Amazonで注文を済ませると、毎度おなじみ「この商品を買ったユーザは、こんなものも買っています」が出てきます。
悪いことに今回も、またまた見てはいけない商品がヒットしてしまいました。
「トランスフォーマームービーガイド」
こ、これは!?
劇場版の公式設定資料集だとっ!
なんということだ、こんな物まで出ていたとは!!
残りは三冊、評価は悪いが、とにかく購入だ!!
・・・ふう、またまた危ないところだった。
・
注文を済ませると、また「この商品を買ったユーザは、こんなものも買っています」が出てきます。
「Transformers the Movie 」
むう、これは!
映画版のコミックだな!!
説明が英語だし、評価も出ていないけど、とりあえず押さえておくか・・・。
ここまで買ったなら、ついでに玩具も買っておくか。
あ、BASICのオプティマスはまだ買ってなかったな、この機会にポチっておこう。
いつ無くなるかもしれないしね。
・・・お、ムービーシリーズの新作三体は、1月24日に発売か。
どーせ地方では手に入りにくいのだろうな。こいつらは、後で別に注文するとしよう。
・
なんてことをしているうちに、あっという間に一万円近いお金が吹っ飛びました。
おそるべし、Amazon!!
さらに悪いことに、最近はニコニコ動画の「ニコニコ市場」からAmazon経由で商品を購入可能になっています。
マニアの浪費は、ますます勢いづくばかりです。
・
しかし、なんというか、やはり、ゲームやアニメや映画を作っている人達も、お客さんがお金を払って買ってくれなければ飯も食えないわけです。
お金を払って買うからこそ、製作者たちの生活は成り立ち、次の作品を生み出す原動力となり、私たちはまた素晴らしい作品に出会えるわけです。
お金を払わずにタダ見、タダ遊びばかりしていたら、そっち系の産業は成り立たなくなり、潰れてしまうことでしょう。
そう、我々は躊躇することなく、どんどん買ってしまえば良いのです!
作品に払うお金は、次の作品への投資でもあるわけです!!
・
でも、やっぱり、エヴォドライブは高いよ!
9.TRANSMORPHERS
大ヒットした作品のパチものが作られるのは、世の中の常です。
例えば、ゾイドのように世界的な人気を誇る商品には、もちろんパチものが存在します。
Googleを「ゾイド
パチ」で検索すると、面白いものが見つかるかもしれません。
さて、今回のお題は、最近巷で話題沸騰の映画「トランスモーファー」です。
「超」が付くほどの「駄作」ともっぱらの評判の本作品ですが、ネット上の噂というのは大なり小なり誇張されるもの。
「評判の悪い作品を実際に見てみたら(遊んでみたら)面白かった」
ということは珍しくありません。
例えば、「稀に見る駄作」との評価も高かった「ゾイドオンラインウォーズ」も、実際に遊んでみると思ったより面白いなんてことはなく、やはりちょっと・・・というか、かなりアレな作品であるなあ、との感想を抱いたことは否定できないのであり、ネット上の情報が何から何まで誇張されているとは決して断言できないのではないでしょうか、との結論に至った次第です。
というわけで、「トランスモーファー」です。
この作品の特徴は、精密なCGで描かれたリアルなロボットと人類との、大迫力の戦闘です。
どのくらいの迫力かというと、スーパーコンピュータ並の性能との噂も高いプレイステーション2のゲーム画面も真っ青なくらいの大迫力です。
超高性能なエモーションエンジンが描き出す超リアルなCGを超えた、と言っても過言ではないでしょう。
しかも、そのリアルなロボット達が、驚くほど滑らかに変形するのです。
その変形を目の当たりにすると、かの有名なトランスファイターでさえ、チープトイに見えてしまいます。
また、日本語版は特に見ものです。
本家でOptimus Primeを演じた玄田哲章氏が、主人公の吹き替えを担当しています。
・・・さあ、見たくなってきたでしょう?
しかし現実は厳しいものです。
この作品、物語がはじまっても、リアルなロボット達はほとんど登場せず、人間たちの会話が延々と続きます。
物語で何が起こっているのかを、すべて会話で説明しているのです。
ロボットとの戦闘が始まっても、肝心のロボットはほとんど画面に登場せず、やはり会話だけで状況説明してしまいます。
はっきり言って、何が起こっているのかサッパリわかりません。
そして何よりも、この作品、画面が常にプルプル震えているのですよ。
延々と続く会話の場面ですら、画面がプルプル揺れています。
20分も見ていたら、目は疲れるし、頭は痛くなるしで、物語を追うどころではありません。
これはもう、駄作とか駄作でないとか以前の問題で、画面を直視できないのです。
相当な精神力と体力がなければ、この作品を最後まで見ることはできないのではないでしょうか・・・。
・
次回は、HD DVD、Amazon、ヤッターマンあたりからネタを拾ってくる予定です。
だんだんゾイドと関係の無い方向に行っていますが、きっと気のせいです。
8.ゾイドの兄弟
ゾイドの最大のライバルであり、かつ良き友でもある「トランスフォーマー」は、2007年に映画が公開され、全世界でものすごいヒットした。
関連商品も、とんでもなく売れた。
対するゾイドも同様に、2007年は「ゾイドカードコロシアム」がサービス終了したり、再販予定が大幅に縮小したり、ゾイドオンラインウォーズ(ゾイドユニバース)が打ち切られたりと、スマッシュヒットを飛ばした。
そして2008年。
エヴォドライブやゾイドグラフィックスなど磐石の布陣をしくゾイドであるが、対するトランスフォーマーも負けてはいない。
海外では新アニメシリーズの「Transformers Animated(以下、Animated)」の放送が開始されたのだ。
ということで今回は、「Animated」のレビューをしよう。
日本では放送されていないアニメゆえ、本来ならばレビューなどできないはずなのだが、そこはそれ、g(以下略)。
「Animated」の設定は映画版をお手本にしている。
基本は「All Spark」を巡るAutobotsとDecepticonsの戦いだ。
登場するトランスフォーマーも、映画版をもとにしているようである。
力強さと頼りなさを兼ね備えたOptimus Prime。
相変わらず、高いところから落下したり、死んだり生き返ったりと忙しい。
ただし今回のOptimusは、Autobotsの最高司令官ではないのだ!(意外な人物がNo1の座についている!!)
強大な力を誇り、Autobotsを全く寄せ付けないMegatron。
地球人の良き友となるBumble Bee。
Megatronに代わりDecepticonのリーダーになろうとするStarscream。
映画版のStarscreamも強かったが、今回の彼も恐ろしく強い!
・
さて、物語はDecepticonsが壊滅してから数世紀後の宇宙からはじまる。
この時代、Decepticonsは伝説にのみ語られる存在となっていた。
Optimus率いる五人のチームは、小惑星でAll Sparkを発見。
しかしMegatron率いるDecepticonsの残党はOptimusの宇宙船を急襲。
争いの中、Optimusの宇宙船は地球に落下してしまう。
Optimusの頑張りにより宇宙船は人口密集地を離れて湖に沈み、Autobotsは生命維持装置により長い眠りについた。
一方のMegatronは、Starscreamの裏切りとOptimusの機転により、大気圏に放り出された。
彼の残骸は燃え尽きずに地表に落下し、一人の地球人がそれを見つけてしまった・・・!
時は流れて50年後。
アメリカ合衆国のデトロイト市は、ロボット産業の発達により、かつてない繁栄をみせていた。
ある日・・・。
ロボット工場を見学中の子ども達は、ロボット達の生みの親の男に質問した。
「なぜ、こんな凄いロボットを生み出すことができたのか?」
男は次のように答えた。
「空からアイデアが降ってきたのさ」
ちょうどその頃、ロボット工場では最新のナノマシーンの実験中だった。
しかし実験は失敗し、実験台となった昆虫は周囲のものを取り込み、化け物となってしまった。
ナノマシーンの作り出した化け物には、いかなる武器も通用しない!
人類の危機に目覚めるAutobots。
All Sparkを求めてやって来るDecepticons。
さあ、どうなる!?
・
と、いうわけで、序盤はこんな感じだ。
映画版も面白かったが、これも相当に面白い。
基本はシリアスな物語だが、ギャグや小ネタが散りばめられ、狙ったかのような突っ込みどころが満載ときている。
これこそトランスフォーマーだと言えるだろう。
絵の雰囲気は日本人には合わないかもしれないが、実際に動くところを見れば考えが変わるはず。
ところ狭しと動き回るトランスフォーマー、表情豊かなキャラクタ、息をつく暇もない早い展開。
「テレビアニメとは、こうあるべき」
と再認識させてくれる、素晴らしい作品だ!
主人公の女の子も可愛くて楽しい。
日本での放送が実現することを祈るばかりである。
・
次回は、巷で話題の「トランスモーファー」をレビューだ!
7.2008年を迎えるにあたり
新年、あけましておめでとうございます。
2008年といえば、ゾイドが生まれて25年目という記念すべき年です。
商品展開のほうも、月刊ゾイドグラフィックスやエヴォドライブの発売により、にわかに活気付いております。
そんなゾイドをさらに勢い付かせるべく、新年に相応しいネタの数々を用意いたしました。
・
ネタ1:衝撃!ゾイドオンラインウォーズ(の一部分)が生き残っていた!
ゾイドオンラインウォーズ、およびゾイドユニバースは完全にサービスを終了しました。
今ではゾイドユニバースのURLに接続しても、何も表示されません。
サービス終了後、すぐにサイトは削除されてしまったらしいのです。
もはや我々は、ゾイドオンラインウォーズの息吹を感じることができないのでしょうか?
ゾイドオンラインウォーズは、この世界から完全に消え去ってしまったのでしょうか?
否!
思わぬところにゾイドオンラインウォーズが生き残っていました。
ゾイドファンならば誰もが知っている公式ゾイドサイト「ゾイドアルティメットWEB」に接続すると、かっこいいFLASHが表示されます。
ここに使われている画像が、ゾイドオンラインウォーズのオープニング画像と一緒なのです。
「ゾイドオンラインウォーズのオープニングが大好きだったのに、もう二度と見ることができない」
と嘆いていたゾイドファンも、もう安心です。
・
ネタ2:月刊ゾイドグラフィックスの箱と同じ大きさの箱が存在した!
「月刊ゾイドグラフィックス」の箱は、あまりにもデカい。
天をもつく巨大なその姿に、全国1000人のゾイドファンは腰を抜かしたという。
「この世に月刊ゾイドグラフィックの箱より大きな箱など存在しないに違いない」
と、誰もが信じて疑わなかった。
が、しかし!
なんと我々は、「月刊ゾイドグラフィックス」の箱と全く同じ大きさの箱を発見した!
↓これ
ちなみに「CLAMPのキセキ」の価格は1680円。
価格は「月刊ゾイドグラフィックス」には及ばなかったようだ。
さすがだぞ「月刊ゾイドグラフィックス」!
凄いぞ僕らの「月刊ゾイドグラフィックス」!!
・
ネタ3:今年のZ長屋はやる!らしい
Z長屋の誕生11周年を記念すべく、密かに巨大プロジェクトが進行中です。
今まで何度も「やる、やる」と言いながら、結局はポシャり続けていた「アレ」が、今度は本当に実現するかもしれません。
今年は結構時間がある(予定)なので、大丈夫だと思います、たぶん。
続報にご期待ください。
でも、あまり期待しないでください。
6.さらばゾイドオンラインウォーズ!こんにちは月刊ゾイドグラフィックス!
12/26日、ついにその日が来てしまいました。
ゾイドオンラインウォーズ、およびゾイドユニバースはサービスを終了してしまったのです。
もはや彼らが我々の前に姿を現すことは永遠にありません。
しかし、サービス終了というのは悲しいものです。
ゾイドユニバースに何千円、何万円というお金をつぎ込んだユーザがいたとしても、サービスが終わってしまえばそれまでです。
普通のゲームならば、ハードウェアとソフトウェアが健在であれば、半永久的に遊べます。
しかしネットゲームはサービスが終わってしまえば、それまでです。
どんなにレベルを上げようとも、どんなにお金をかけようとも、等しく終わりです。
今まで費やしたお金も時間も、全てが無に帰します。まるで人間の一生のよう。うーん、哲学。
しかし、サービスが終わろうとも、二度と遊べなくなろうとも、我々がゾイドオンラインウォーズで楽しんだという思い出が消えることはありません。
「ゾイドオンラインウォーズは生きている・・・。我々の心の中に!」
とはいえ、実際に被害を受けた方たちにとっては、たまったものではありませんが。
というわけで、ここら辺りでまとめに入りましょう。
当初は、もっと色々書こうと思ったのですが、今になって「あまり書くことがない」という事実に気が付きました。
一番言いたいことは、一つです。
今まで挙げたゾイドオンラインウォーズの問題は、大なり小なり他のネットゲームにも潜んでいますよ、ということで。
さて、もう終わってしまったものを、ことさら取り上げても仕方がないので、頭を切り替えて先に進みましょう。
人間、前向きに生きなければならないのです。
というわけで、先日発売された「月刊ゾイドグラフィックス」について。
久しぶりの新製品ということで、期待していたゾイドファンも多いはず。
私も買おうと思い、まずは本屋さんをあたりました。
・・・全然売っていません。
最近流行りの、付録付き雑誌の類だと思っていたのですが、影も形もありません。
すわ、これは入手失敗フラグか?
地方はつらいよ。
ところがどっこい、今の金沢には強い味方がついています。
アニメイトの入居している別名「秋葉原ビル」の三階に、マニア向けの玩具やらフィギュアやらプラモやらを大量に扱っている店があるのです(別名の部分だけウソ)。
ここならば手に入るはず・・・。
というわけで、思惑通りに見つかりました。
しかし
箱デカっ!
ちんまい雑誌を想像していたのですが、その実態はニューヨークの摩天楼を思わせるほどの超巨体!
そして
値段高っ!!
元はぜんまいゾイドのくせに、生意気にも2000円近くの値札が付いています。
このデカさにして、この高さ。
さすがの私も、一瞬、購入をためらってしまいました。
しかし、男には、高いと分かっていても買わねばならない時があるのです。
これが売れなければ、月刊ゾイドグラフィックの血筋は絶たれてしまい、ひいてはゾイド自体の絶滅につながりかねないのです。
「ゾイドオンラインウォーズの時は一円も払ってやれなかった。
しかし、今度は同じ過ちを繰り返したくない!
買わねばならぬ、これだけは!」
という、わけのわからない使命感に燃える私は、恥ずかしさを我慢して無駄に巨大な箱を二つレジに運び、袋をぶら下げて家まで歩いて帰りましたとさ。
ちょっとした羞恥プレイですね。
しかし、夜なので人通りは少なかったですし、お店も気を利かせて黒くて目立たない袋に入れてくれたため、なんとか任務を達成できました。
ビバ!家の近くのマニアな店!!
さて、無事に二体の月刊ゾイドグラフィックスを家に持ち込んだ私は、早速開封に取り掛かりました。
中には、20年前に組み立てたものとそっくりのゴドスと、20年前には影も形も見たことの無かったゼネバスシルバーに輝くヘルキャットさんの姿が!
付属の冊子には、当時の箱裏、コアボックスの設定資料、ヒストリーオブゾイドっぽい話、などなどを収録されています。
さらには、ジオラマベースまで付属しています。
おお♪これで2000円しないのならば、安・・・くはないな、やっぱり。
まー、だけど、古くからのゾイドファンにとっては、決して高い買い物ではないのではないでしょうか(棒読み)。
ちなみにお店には、あのエヴォドライブも置いてありました。
しかも大量に。
うーん、これも売れてくれればいいのだけどなあ。
次回は、なんかネタが出来たら掲載します。
5.実録!これがゾイドオンラインウォーズだ!!
今回は予定を変更して、ゾイドオンラインウォーズのリプレイをお送りします。
というのも、サービス終了まであとわずか、しかも「退会キャンペーン」なるものまで実施中のゾイドユニバースでありまして・・・。
この作品を一度も遊んだことがない方も多いことでしょう。
そこで当ページにゾイドオンラインウォーズの詳細なリプレイを掲載することにより、皆様に作品のナマの雰囲気を味わって頂こうという、という思惑なのです。
この作品を後世に残すという意味でも、意義のある企画だと信じております。
それでは、ゾイドオンラインウォーズの大迫力のリプレイを味わってください!
1.起動
ゾイドオンラインウォーズも、起動しないことには始まらない。
しかし、アップデート確認に毎回やたらと時間がかかるのが難点。
確認だけでも、重量級のMMORPG(EQ2など)より時間がかかると思って頂いても良いだろう。
これだけで起動する気が失せるんだよなあ。
2.ログイン
あまり操作性の良くないログイン画面。
久しぶりだったので、IDとパスワードを忘れていて焦った。
3.キャラ選択
一つのアカウントで二人のキャラを保有可能な親切設計だ。
ただし、面倒なので私は一人しか作ってないぞ。
所属はもちろん帝国軍だ。
ちなみにキャラクタの外見は、お金を払うことで変更できるが、実際にやった人はいるのだろうか?
4.オープニング
一枚絵が、流れる字幕とともにスクロールするぞ。
帝国側と共和国側でスクロール方向が逆なのが嬉しい。
5.オプション設定画面
BGMとSE(効果音)の音量を調節可能な親切設計だ!
6.戦績表示
共和国軍と帝国軍のどちらが優勢なのかが、一目瞭然だ!
両陣営の総戦績を足すと、今までにどれだけの戦いが行われてきたかがわかるぞ!
この一年で、数限りない激闘が繰り広げられてきたことが実感できるはず。
7.地図
エウロペ大陸の地図である。
赤い点が、赴くことの出来る戦場だ。
薄い青色の点は、まだ実装されていない戦場なのだが、結局実装されないまま終わってしまったぞ!なんてこったい。
8.任務説明
戦場を選ぶと、上官から任務の説明を受けることになる。
レイクコロニーは、中央の湖をいかに上手く使うかが勝利のポイントだ。なんて言うと、まるで戦術シミュレーションゲームみたいでカッコイイぞ。
9.ゾイド選択
ディック二等兵は貧乏なので、手持ちのゾイドは訓練用のものだけだ。
いつのまにかセイバータイガーやレドラーの訓練用まで配備されていて、ちょっぴり驚いたな、もう。
10.戦闘開始!
いきなり右側に共和国軍のゾイドを発見!
ただちにゲーターを使って正体を確かめるのだ!
11.攻撃
索敵の結果、敵はガイサックであることが判明した。
ただちに小口径ガトリンクビーム砲で迎撃せよ!
あ、はずれたー・・・orz
と、こんな感じで進行してゆくゾイドオンラインウォーズ。
一つ一つ書いてゆくとキリがないので、この先はダイジェスト版でお送りしよう。
フォーマットは次の通り。
攻撃側 → 防御側 : 与えたダメージ
1ターン:
戦闘開始直後に、帝国軍の攻撃は開始された。
が、モタモタしてたら時間切れで相手のフェイズに。
シングルプレイなんだから、時間制限なんて無くせよ、もう・・・。
ゲーター → ガイサック : 66
シンカー → ガイサック :はずれ
セイバー → ガイサック :230
ガイサック → セイバー :165
ガイサック → ゲーター :160
ゲーター → ダブルソーダ :120
ダブル → レッド :32
レッド → ダブル :260
2ターン:
ガイサックと、援軍のダブルソーダを全軍で袋叩きに。
しかし、与えるダメージが少なく命中率が低いため、なかなか撃破できない。
レドラー → ガイサック :130
セイバー → ガイサック :253
ガイサック → セイバー :181
ヘル → ダブル :100
ダブル → ヘル :186
シンカー → ダブル :はずれ
ダブル → シンカー :90
ガイサック → セイバー :96
ダブル → シンカー :90
3ターン:
袋叩き継続中。
しかし敵はまだまだ倒れない・・・。
レッド → ダブル :はずれ
ヘル → ダブル :120
ゲーター → ダブル :80
レドラー → ガイサック :130
セイバー → ガイサック :253
グスタフ → ガイサック :はずれ
シンカー → ガイサック :70
4ターン:
苦労の甲斐あり、ようやく2体の小型ゾイドの撃破に成功した!
ダブル → ヘルキャット :90
レッド → ダブル :242 撃破
レドラー → ガイサック :130 撃破
5ターン:
補給を済ませて、敵の指令機を捜索開始。
6ターン:
敵の指令機を捜索中。
7ターン:
敵の指令機バリゲーターと、護衛のダブルソーダを発見。攻撃開始。
ダブル → レドラー :82
レドラー → ダブル :175
ダブル → レドラー :75
セイバー → ダブル :230
ヘルキャット → ダブル :112
ダブル → ヘルキャット :90
シンカー → バリゲーター :124
ダブル → ルキャット :90
8ターン:
目標をバリゲーター1体に絞り、集中攻撃。
レドラー → バリ :140
レッド → バリ :165
セイバー → バリ :はずれ
バリ → セイバー :はずれ
シンカー → バリ :15
バリ → シンカー :はずれ
ヘルキャット → バリ :62
バリ → ヘルキャット :469
ゲーター → バリ :45
バリ → ヘルキャット :192
9ターン:
集中攻撃継続中。
ひたすら単純作業デス。
セイバー → バリ :172
バリ → セイバー :204
レッド → バリ :はずれ
バリ → レッド :235
シンカー → バリ :9
バリ → シンカー :285
ゲーター → バリ :45
レドラー → バリ :はずれ
バリ → シンカー :175
ダブル → レドラー :82
10ターン:
集中攻撃継続中。
これだけ袋叩きにしても撃破できないバリゲーターって・・・。
グスタフ → バリ :88
セイバー → バリ :236
レッド → バリ :185
ゲーター → バリ :45
レドラー → バリ :はずれ
ヘルキャット → バリ : 93
バリ → セイバー :170
11ターン:
ようやくバリゲーターを撃破!
嗚呼、疲れた!!
レッド → バリ :170 撃破
以上を見ても分かる通り、最も短時間で決着のつくシングルプレイですら、完了までにこれだけの時間がかかります(敵の配置によっては、さらに時間がかかる可能性も低くありません)。
バリゲーター1体を倒すために、20回近い攻撃を繰り返さなければならないゲーム、それがゾイドオンラインウォーズなのです。
また、敵のAIはお世辞にも強いとは言えず(散発的に向かってくるだけ)、シングルプレイで人間サマが負ける可能性は、まずありません。緊張感も爽快感もなく、ひたすら単純作業を繰り返すだけなんです。
これを最後まで遊ぶには、かなりの忍耐力が必要です。普通の人ならば、途中で投げ出してしまうことでしょう。
当初は、これで入会費2000円、月額1000円を取ろうとしていたわけですから、どれだけ無謀な計画だったかが良く分かることと思います。
次回は、身の回りに潜んでいるゾイドオンラインウォーズ編をお送りします。
4.ゾイドオンラインウォーズが残したもの
前回までに書いた通り、ゾイドオンラインウォーズには問題が山盛りで、とてもまともに遊べるものではありませんでした。
一番の問題は、何と言っても、対戦型の戦術シミュレーションのくせに対戦相手と戦術を競えないところだと思うわけです。
時間のあるプレイヤーや、ゲームにお金を費やせるプレイヤーばかりが楽しい思いをして、そうでないプレイヤーは蹂躙されるしかありません。
これは、どれだけ酷いことでしょうか?
例えてみましょう。通信対戦用将棋ゲームで、プレイ時間が多いプレイヤーほど有利になるシステムだったら、遊んでられないでしょう?
対戦型の戦術シミュレーションは、相手との戦術の競い合いが楽しいのです。
戦術が意味を成さないシステムの対戦型戦術シミュレーションなど、遊ぶ意味はありません。
世の中を眺めても、対戦型の戦術シミュレーションは数多くありますが、ゾイドオンラインウォーズのように時間のあるプレイヤーほど有利になってゆくシステムを採用しているものは、ほとんど見当たりません。
世界でもっとも早く?通信対戦を実現した戦術シミュレーション「大戦略4」では、相手との戦力差が極端に開く可能性がありましたが、対戦相手が「見知らぬ誰か」であることは考えられないため、大した問題にはなり得ませんでした。
当時のログインの記事でも、対戦は公平なルールのもとに行うことが紹介されていました。「弾道ミサイルによる司令部の直接攻撃は不可」「資金は10万円まで」とかね。
まあ、当たり前です。
ゾイドオンラインウォーズは、恐ろしいことに、その辺りのことが全く考えられていません。
これはゾイドオンラインウォーズを設計したスタッフに責任があるというよりも、ゾイドユニバースの仕様に無理があったと見たほうが適切でしょう。
そうでなければ、あんな支離滅裂なモノを作ったり公開したりできるはずがありません。
ゾイドユニバースで購入したゾイドは、ユニバースで続々公開予定のゲームやコンテンツで使用できる・・・という仕様が先にあったため、ゾイドオンラインウォーズもそれに載せるしかありませんでした。
ゲームが先にあるのではなく、ゾイドユニバースが先にあるのです。
プレイヤーを楽しませることが先にあるのではなく、会員からお金を取ることが先にあるのです。
そりゃ、逆でしょう。設計の仕方が間違っています。
ゾイドユニバースなんて厄介なモノが無ければ、ゾイドオンラインウォーズはまともな戦術シミュレーションになったような気がしないでもありません。
ユニバースでゾイドを購入する仕様がなければ、普通の対戦型戦術シミュレーションを作ることができたかもしれないのです。
プレイヤー同士が公平な条件で戦術を競える、理想の作品を実現できたかもしれないのです。
ゾイドユニバースとの連携がなければ、プログラムの設計も簡潔になり、もっと他の部分にも労力を割けて、作品自体の品質を上げることもできたはずです。
それで、どうやって商売をするかって?
パッケージソフトとして販売するか、それが無理ならばダウンロード販売すれば良かったのではないでしょうか?
継続してユーザからお金を徴収するなどと、最初から欲張ったことをしようとするから、失敗するんです。
ゾイドユニバースとオンラインウォーズは、目標を高く掲げすぎたのではないでしょうか?
ポータルサイトと、電子データの購入と、それらと連携したオンラインゲーム・・・なんて、ねえ。
そんな複雑極まりない事をするための知識も、ノウハウも、技術も不足しているのに。
厄介なのは、ゾイドユニバースとオンラインウォーズがコケたことで、「ゾイドというコンテンツは稼げない」と、変なレッテルを貼られてしまった可能性が高いことです。
少なくとも、オンラインウォーズのようなゲームが将来出てくる可能性は、限りなくゼロに近くなりました。
次回は、身の回りに潜んでいるゾイドオンラインウォーズ編をお送りします。
3.正式サービス開始
正式サービス、その前に。
前回の更新であげたように、ゾイドオンラインウォーズに様々な問題が潜んでいることが、ベータテストにより判明しました。
まず、レベルの高いユニットに対してレベルの低いユニットでは全く太刀打ちできないという仕様。
しかも、相手のレベルは、対戦して初めて分かるという仕組みだったのです(正式サービスで変わったのかは知らない)。
対戦が主軸となるゲームなのに、相手と同じレベルでなければ対戦が成り立たないのでは、話になりません。
仮に相手のレベルと自分のレベルが一致したとしても、ゾイドの性能の差が絶対的な戦力の差になり得るという問題が出てきます。
ベータテストでは、ゾイドの戦力差が極端に開いていたため、強いゾイドばかりの偏った編成になりがちでした。
趣味に走っても良いのですが、そういう遊び方をすると、ほぼ確実に勝てません。相手に蹂躙されて終わりです。
せっかくゾイドが豊富に用意されているのに、皆同じ編成になってしまうのです。
まだベータテストは無料で遊べたので、深刻な問題にはなりませんでした。
正式サービス開始後は、ゾイドはお金(日本円です、リアルマネーです)を払って買うしかありません。
お金を払って買ったゾイドが役に立つか立たないかなんて、使ってみるまで分からないのです(他の人に聞くという方法もありますが・・・)。
こんなシステムでは、怖くてゾイドなんか買えませんよ。
また、ゾイドには色々なパラメータが設定されているのですが、ほとんど生かされていません。
戦闘のシチュエーションが毎回総当たり戦で、作戦もヘッタクレもありませんから、ゾイドの個性など発揮できないのです。
ゾイドの速度?索敵範囲?そんなものは、道端に落ちている石ころのようなものです。
強いゾイドは強い、弱いゾイドは弱い、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
弱いゾイドが束になってかかっても、強いゾイドには敵わないのです。
通常の戦術シミュレーションゲームでは、兵器の間に「力の三角関係」というものが存在します。
「戦車は攻撃機に弱い。しかし対空車両には強い。対空車両は攻撃機に強い」という、じゃんけんの関係です。
戦場には、無敵の兵器など存在しません。それぞれが欠点を補わなければ戦いには勝てないのです。
これが戦術シミュレーションの鉄則であり、常識でした。
ところがゾイドオンラインウォーズは、この鉄則を、あっさりと破ってしまったのです。
他のゲームが成し得なかったことをやり遂げるとは・・・。そこに痺れる、憧れるぅっ!なんてことはありません。
つまり、ですよ。
ゾイドオンラインウォーズでマトモな対戦をしようと思ったら、レベルとゾイドの性能を、相手と同じにしなければならないのです。
無理でしょ、そりゃ。
前もって打ち合わせでもしない限り・・・。
そんな問題を色々抱えていたため、正式サービスが始まったゾイドオンラインウォーズですが、プレイヤーがサッパリ集まりませんでした。
だいたい、プレイするための条件も厳しすぎます。
入会金2100円、月額1050円、その上軍資金の購入には更なる出費を迫られたのですから。
よほどプレイヤーの数が増えなかったのか、サービス開始からわずか一ヶ月ほどで、無料化することが発表されました。
入会は無料になり、訓練用のゾイドも一通り支給されるようになったのです。
これでめでたく、私も正式版をプレイできたのですが・・・。
遊んでみてびっくり。
ベータ版より、さらにつまらなくなっています。
何がおかしいかって、戦闘にかかる時間が長すぎます。
とにかく、敵に攻撃が当たらない。当たっても、とんでもなく小さなダメージしか与えられません。
どのくらい小さいかというと、レッドホーンの主砲を当てても雑魚のHPを2〜3割程度しか削れないのです。
当然、他のゾイドは、もっと小さいダメージしか与えられません。
敵ゾイドを一体倒すだけでも、ひと苦労です。
ゲーム開始と同時に敵の指令機だけを集中攻撃しても、倒すまでに6ターンくらいかかりました。
開発者は、これを自分で遊んで、変だと思わなかったのでしょうか?
こんなの遊ぶったって、無理でしょう。
よほど我慢強い人でなければ、持ちませんよ。
対戦数も伸び悩んでいたようです。一日あたり、1〜3回の対戦しか行われていませんでした。
当初予定されていた仕様(野生ゾイドの捕獲とか)も実装されない中、限定ゾイドの販売だけは実現したのだから、笑うしかありません。
ゾイドユニバース限定の、シールドライガー・コマンダー仕様ってやつですね。
注文数が足りないと販売中止になると言われていましたが、何とか予定の数には達したようです。
だからと言って、プレイヤーの数は増えなかったようですけど・・・。
開始から数ヶ月たって、ようやくゴジュラスやアイアンコングを投入したものの、明らかに遅すぎました。
こうして・・・一万人の会員数を目標に掲げていたゾイドオンラインウォーズは、開始からわずか半年で、サービス終了を決定するに至ったのでした。
次回は、ゾイドオンラインウォーズが残したもの編をお送りします。
2.ベータテスト開始
ゾイドオンラインウォーズは、複数のプレイヤーが同時参加できる、戦術シミュレーションゲームです。
プレイヤーはお金(日本円)を払ってゾイド(電子データ)を購入し、クライアントを通じて他のプレイヤーと対戦するわけです。
実は、ゾイドオンラインウォーズは、ゾイドユニバースのコンテンツの一つに過ぎないという扱いでした。
ゾイドユニバースはゾイド専門のポータルサイトのようなもので、ここで購入したデータはゾイドオンラインウォーズを始めとする様々なゲームやコンテンツで利用できる、という壮大な計画でした。
そう、ゾイドオンラインウォーズの後にも、続々とゲームが登場する予定だったのです。
計画の発表は、秋葉原のメイドカフェで大々的に行われました。
「ゾイドとメイドのコラボ」の煽りを覚えている方も多いのではないでしょうか。
さて、肝心のベータテストは、2006年の5月末に開始されました。
先着300名という狭き門でしたが、そこは私、当然ながら間に合いましたよ。
しかし予想されていた通り、ことはスンナリとは行かなかったのです。
まず、ゾイドユニバースで手順通りに操作しても、入会できないとう不具合が多発しました。
私は特に何事もなく入会できたのですが、そこに意外な落とし穴が・・・。
実際に遊んでみて驚いたのですが、相手の部隊が、やたらと豪華なのです。
こちらは軍資金を1000円しか貰えず、小型ゾイドを中心としたジリ貧の編成しかできないというのに、相手は中型ゾイドを大量に保有しています。
まるで歯が立ちません。
ネット上で非公式の情報を調べたところ、正式な手続きで入会したプレイヤーには1000円しか支給されず、入会時の不具合を回避する方法をとったプレイヤーには数千〜一万ポイントほどの軍資金が支給されたらしいのです(詳細は失念)。
いったい、1000円で、何をどうテストすれば良いのだか・・・。
出だしから躓いてしまいましたが、気を取り直してプレイです。
しかし、このクライアント、まだまだ完成にはほど遠いものでした。
一応遊べることは遊べるのですが、すぐに接続障害が発生したり、チャットが不能になったりするのです。
ネットゲーム中に突然相手と意思疎通できなくなる恐怖も想像以上ですが、「最後まで遊び終えられたら奇跡」というほどの不安定さも忘れることができません。
また、動作速度も異常に遅く、ユニットを一つ動かすだけで大変な労力を使います。
付け加えると、第一次ベータ、シングルプレイができませんでした。
じっくりとシステムや挙動を確認したくても、相手が現れて同意を得られるまでは、遊ぶことすらできなかったのです。
7月の下旬には、第二次ベータテストが始まりました。
しかし、第二次は、シングルプレイができるようになったものの、代わりにマルチプレイができなくなっていました。この「できない」というのは、仕様ではなく、不良です。接続障害でマルチプレイができないのです。
第二次も終わりに近づく頃には、マルチプレイも遊べるようになったらしいのですが、私は最後まで試すことができませんでした。
また、新しく追加されたシングルプレイも、必ずエラーが発生したり強制終了したりする代物でした。
なかなか品質を確保できないゾイドオンラインウォーズは、正式サービス開始予定だった8月を過ぎてもベータテストの真っ最中で、いつ開始できるのか分からない状況でした。
9月に入ると第三次ベータテストが開始されました。
ゾイドオンラインウォーズが初めてまともに稼動し、かつ最も楽しかったのが、この時期だったと思います。
シングルとマルチの両方が遊べて、参加人数も多いため、マルチの相手探しにも不自由しませんでした。
私は、チャットで無駄話をしながらまったりと遊ぶのが好きなので、相手を見つけてはバトストの台詞などをネタにしながら楽しんでいました。
勝ち負けはどうでもいいや、みたいな感じで。
最初の頃は、相手の人もそういう遊び方に乗ってくれたので、なかなか楽しかったのですが・・・。
ある日遭遇した相手の人を見て、私は驚きました。
30以上のレベルのコマンドウルフを操る人と当たってしまったのです。
こちらのレベルは5くらい・・・。そりゃ、そうです。一日一時間弱しか遊ぶ時間がないわけですから、短期間で高レベルを達成できるわけありません。
さらに悪いことに、そのコマンドウルフ、武装が恐ろしいほど凶悪なのです。
範囲攻撃のミサイル一発で、部隊は1000ポイントのダメージを受けて、ほぼ全滅。
生き残ったレッドホーンも、コマンドウルフの前には全くの無力でした。こちらの攻撃は300ダメージしか与えられないのに、相手の攻撃は1000ポイントが当たり前なのですから。
この時、レベルの差が絶対的な戦力差であることを思い知らされました。
また同時に、このゲームにも「本気で勝ちにくる人」がいることが分かり、複雑な気分になったものです。
こちらがまったりと遊びたくても、相手が同じ遊び方を望んでいるとは限りません。ネットゲームの難しい問題です。
何はともあれ、あんな形で一方的に蹂躙されて悔しい思いをしたことは確かです。
意外と負けず嫌いの性格の私は、コマンドウルフを倒すために、日夜研究を続けました。
補足しておきますと、第三次ベータのコマンドウルフは、最強最悪のゾイドでした。
範囲攻撃一発で周囲5へクスほどの敵ユニットを壊滅させるだけでなく、近接攻撃はレッドホーンの倍近い威力を誇りました。
共和国の連中は、コマンドウルフをこぞって量産し、帝国のプレイヤーは苦戦する日々が続きました。
正直言って、コマンドウルフを量産してくる共和国プレイヤーには、うんざりさせられたわけですが・・・。
「おまえら、そこまでして勝ちたいのかよ」と。
そんなこともあり、打倒コマンドウルフの思いはますます強くなっていったわけです。
そして巡ってきた、報復の時。
相手は凶悪にカスタマイズされた高レベルコマンドウルフ。しかし、コマンドウルフは一体だけです。
「いける!」
狙いをコマンドウルフ一体に絞り、囮を使って敵を罠におびき寄せます。
相手の移動距離、射程、全てを計算に入れ、寸分の狂いもなく移動と攻撃をするのです。
まずヘルキャットの長距離砲撃で相手にダメージを与えます。次にグスタフとレッドホーンを決死の覚悟で突撃させ、高圧濃硫酸砲を浴びせます。
この作戦は、まさに芸術的でした。
もちろん、こちらの損害も大きかったものの、あの憎きコマンドウルフをようやく撃破することができたのです。
ところが、喜んだ次の瞬間、ゲームは突然終了してしまいました。
相手の人がクライアントを落としたのか、バグが起きたのかは分かりません。
しかし、タイミングから察するに、相手の人がクライアントを落とした可能性が高いのではないかと思っています。
ウィザードリィのリセット技と同じ感覚で、自分にとって嫌なことがあったら「なかったことにする」・・・と。
それを許すシステムにも問題があるのですが・・・ネットゲームの嫌な部分を再び見てしまい、暗い気分になりました。
最初の頃は、ゾイドファンが集まってワイワイ楽しんでいた雰囲気のあった第三次ベータですが、すぐに「勝ち負けにばかりこだわる無口プレイヤー」が幅を利かすようになり、妙に殺伐とした雰囲気に変わってしまいました。
様々なプレイヤーが参加するオンラインゲームだけに、誰にも文句は言えないのですが・・・。
次回は、正式サービス開始編をお送りします。
1.最近のゾイドって、どんな感じ?
一昔前はアニメなんか放送したり、コロコロに漫画なんか連載したりと、飛ぶグライドラーを落とす勢いでブイブイ言わせていたゾイドですが、ここのところは幻気、ではなくて元気がありません。
新商品は出ず、再販も商品数が減らされてしまいました。良いところがありません。
なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか?
様々な原因が影響しているため、簡単に答えを導き出すことはできないのですが・・・その原因の一つとして「ゾイドのコンセプトが時代に合わなくなってきた」ことが挙げられるのではないでしょうか?
ここで言うゾイドのコンセプトとは、次を指します。
1.接着剤を使わずに組み立てられる(分解もできる)。
2.組み立てるだけで、パッケージ写真通りに仕上がる。
3.動力でリアルに動く。
4.改造が自由。
1について。ほとんどのプラモデルが接着剤を使わなければならない当時としては、画期的な特徴ではありましたが、今では接着剤を使わずに組み立てられるキットは珍しくもありません。
2について。昔のプラモデルは色を塗らなければ全く見栄えがしない面倒な代物でした。そんな中、ゾイドは、組み立てるだけでパッケージ通りのカッコ良いメカが出来上がったのです。クリアパーツやメッキパイロットの醸し出す高級感も、他では味わえないものでした。
しかし今では、色プラが当たり前になり、素組みで設定どおりのロボットが出来上がることは珍しくもありません。
それ以前に、組み立てキット自体が、過去のモノになりつつあります。
今の子ども達は、とにかく模型を組み立てるのが苦手で、組み立てるという行為自体を面倒がるようです。
ゾイドジェネシスの主役メカが半完成品だったのは言うまでもありません。ミニ四駆の完成品まで出回るくらいですから・・・状況は深刻です。
だけど、今の子ども達って、学校から帰って何をしているのでしょうかねえ?
我々の世代より休日や放課後の時間は増えているはずなのに・・・。
話を戻して3について。「動力でリアルに動く」・・・これはゾイドの最大の特徴でした。限られたパーツで組み立てられたゾイドがリアルに動く様を目にして、我々は何度も驚かされたわけです。まるで魔法のようでした。
しかし、今ではそれが足かせになっているように思えます。
トランスフォーマーを例に挙げます。
「乗り物や動物がロボットに変形する」・・・これがトランスフォーマーのコンセプトです。
トランスフォーマーは、このコンセプトを保ったまま、ロボットや乗り物の造形、可動や変形のクオリティを高めることに成功しました。
リアルな乗り物が、驚くような変形を経て、全身フル稼働の素晴らしいロボットになるのです。劇場版のフィギュアをお持ちの方は、良くご存知のことでしょう。
一方のゾイドはどうでしょうか?
動力で動くという制約があるため、見た目や可動は犠牲にせざるを得ません。基本的な部分は20年前からほとんど進歩できず、装備の交換や合体・変形を売りにするしかありませんでした。
コンセプトは迷走し、今では動力を持たないゾイドも少なくありません。
ゾイドは最初から完成していたため、進化の余地が無かったとも言えます。
あと、個人的な意見ですが・・・ゾイドって、組み立てている時は本当に楽しいのですけど、出来上がってしまうと急に冷めてしまわないでしょうか?
後期の傑作キット・バーサークフューラーやセイスモサウルスの組み立ては、とても面白く、至福の時間を過ごすことができました。組み立て終わった後に動かして、ギミックの素晴らしさにも驚きました。
しかし、その後は・・・飾るか、片付けるしかありませんでした。改造?私には技術も時間もありませんから。
これがトランスフォーマーだと、最大の楽しみである変形を何度も繰り返せるため、飽きません。効率の良い変形方法や新しいギミックを探す楽しみもあります。
要するに、時代が進むうちに、周りがゾイドを追い越してしまった、ということです。
状況は大変厳しいのですが、この行き詰まりを打開する索はあるのでしょうか・・・?
次回は、ゾイドオンラインウォーズのベータテスト編をお送りします。