Windows2000 WindowsXP サービスパック適用済みの新規インストール
   (統合インストール)

以前から書いていますが、Windows2000及びWindowsXPのサービスパックは、サービスパックを適応した新規インストール(統合インストール)することが可能です。
それはオリジナルMicrosoft Windows CD-ROM と、サービスパックDATAを使い、統合したDATAを作成し、それを用いてインストールを開始します。
また、統合したDATAを、オリジナルのWindows CD-ROMと同様、Boot可能なCD-ROMとして作成する事も可能です。

方法は以下の超有名なサイトに詳しく記載されています。
Windows.FAQ - ウィンドウズ処方箋 (WinFAQ)

SP 統合インストール用イメージを作成する方法は?
Service Pack 適用済みブート可能 CD-ROM を作成するには


上記のサイトを読んでも良く判らない。なぜか作成できないという場合のためにもう少し砕いて解説します。

 

WindowsXP サービスパック3 の場合 (SP2の場合はこちら) 
 
(Windows2000 サービスパック4 の場合はこちら)

前提条件
・統合データ作成,作業用ハードディスクドライブ
Eドライブ 
 (ハードディスクのEドライブに約1.5GBの空き容量が必要)

・CD-ROMドライブ
ドライブオリジナルのMicrosoft WindowsXP SP1 又は SP2 CD-ROMを挿入する。(AutoRUNにてSETUPが起動する場合は終了させてください)


用意するDATA
Eドライブ に「 wxptmp 」と言う名前でフォルダを作成し、下記の5つのファイルを入手して保存する。(フォルダ名は何でも可)

ファイル名

入 手 先

 windowsxp-kb936929-sp3-x86-jpn.exe 

Microsoft の
Windows XP Service Pack 3ネットワーク インストール パッケージ
(326MB)

bbie.exe

上記のサイト Windows.FAQ に記載して有るリンク先より
BBIE v1.0 (bbie10.zipをダウンロードし、解凍する。

mkisofs.exe
cygwin1.dll

上記のサイト Windows.FAQ に記載して有るリンク先より
cdrtools-1.11a12-win32-bin.zipをダウンロードし、解凍する。

xpsp3.bat

DOWNLOAD


統合DATAの作成

上記の5つのファイルが用意できたら、xpsp3.bat をダブルクリックして開始します。
途中で、「統合インストールが正常に完了しました」と言うメッセージが出たら「OK」をクリックして続行します。

尚、統合作業には一時的に、
Eドライブに作業用として「winxpcd」と言うフォルダを作成し、終了後に自動的に削除されます。
既に「winxpcd」と言うフォルダが存在する場合は、事前にリネーム等を行ってください。

また、
Eドライブには、windowsxp-kb936929-sp3-x86-jpn.exe を解凍したフォルダが残る場合がありますが、削除してかまいません。そのフォルダ名は不規則な英数字と成ります。


本手順では作業用ドライブ
E  CD-ROMドライブはQとして解説していますので、御自身の環境が違う場合、xpsp3.bat[右クリック] → [編集]より開いて、E,Qの部分を編集し、上書き保存して御使いください。
xpsp3.bat の中身は以下のように成っています。
*******************************************************
SET TEMPD=
E
SET CDDRI=
Q

md %TEMPD%:\winxpcd
xcopy %CDDRI%:\ %TEMPD%:\winxpcd /e
windowsxp-kb936929-sp3-x86-jpn.exe /integrate:%TEMPD%:\winxpcd

bbie %CDDRI%:
copy image1.bin %TEMPD%:\winxpcd

mkisofs -b image1.bin -no-emul-boot -J -N -o xpsp3.iso %TEMPD%:\winxpcd

del /q/f/s %TEMPD%:\winxpcd\*.*
rd /s/q %TEMPD%:\winxpcd
*******************************************************



BOOT CD-ROM の作成
E:\wxpktmp フォルダ内に xpsp3.iso というファイルが出来ています。
これをライティングソフトで、ISO形式イメージファイルとして焼きます。
例えば、Easy CD Creator 5 の場合、メニューの [ファイル] → [CDイメージからCDに書き込む] にて、「ファイルの種類」を「ISOイメージファイル(*.iso)」とした上で、上記で作成した「xpsp3.iso」を指定します。

よくある間違いが、通常のDATAファイルをCD-Rに焼くように操作してしまうことです。出来上がった後のCD-Rの中身をエクスプローラで見てください。数々のフォルダ、ファイルが見えれば正常に焼けています。もしCD-Rの中身が「xpsp3.iso」ファイル1つのみしか見えない場合、その焼き手順は間違っています。


WindowsXP サービスパック2 の場合 (SP1aの場合はこちら) 
 
(Windows2000 サービスパック4 の場合はこちら)

前提条件
・統合データ作成,作業用ハードディスクドライブ
Eドライブ 
 (ハードディスクのEドライブに約1.5GBの空き容量が必要)

・CD-ROMドライブ
ドライブオリジナルのMicrosoft WindowsXP CD-ROMを挿入する。(AutoRUNにてSETUPが起動する場合は終了させてください)


用意するDATA
Eドライブ に「 wxptmp 」と言う名前でフォルダを作成し、下記の5つのファイルを入手して保存する。(フォルダ名は何でも可)

ファイル名

入 手 先

 WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe 

Microsoft の
Windows XP Service Pack 2 ネットワーク インストール パッケージ
(280MB)

bbie.exe

上記のサイト Windows.FAQ に記載して有るリンク先より
BBIE v1.0 (bbie10.zipをダウンロードし、解凍する。

mkisofs.exe
cygwin1.dll

上記のサイト Windows.FAQ に記載して有るリンク先より
cdrtools-1.11a12-win32-bin.zipをダウンロードし、解凍する。

xpsp2.bat

DOWNLOAD


統合DATAの作成

上記の5つのファイルが用意できたら、xpsp2.bat をダブルクリックして開始します。
途中で、「統合インストールが正常に完了しました」と言うメッセージが出たら「OK」をクリックして続行します。

尚、統合作業には一時的に、
Eドライブに作業用として「winxpcd」と言うフォルダを作成し、終了後に自動的に削除されます。
既に「winxpcd」と言うフォルダが存在する場合は、事前にリネーム等を行ってください。

また、
Eドライブには、WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe を解凍したフォルダが残る場合がありますが、削除してかまいません。そのフォルダ名は不規則な英数字と成ります。


本手順では作業用ドライブ
E  CD-ROMドライブはQとして解説していますので、御自身の環境が違う場合、xpsp2.bat[右クリック] → [編集]より開いて、E,Qの部分を編集し、上書き保存して御使いください。
xpsp2.bat の中身は以下のように成っています。
*******************************************************
SET TEMPD=
E
SET CDDRI=
Q

md %TEMPD%:\winxpcd
xcopy %CDDRI%:\ %TEMPD%:\winxpcd /e
WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe /integrate:%TEMPD%:\winxpcd
bbie %CDDRI%:
copy image1.bin %TEMPD%:\winxpcd
mkisofs -b image1.bin -no-emul-boot -J -N -o xpsp2.iso %TEMPD%:\winxpcd
del /q/f/s %TEMPD%:\winxpcd\*.*
rd /s/q %TEMPD%:\winxpcd

*******************************************************



BOOT CD-ROM の作成
E:\wxpktmp フォルダ内に xpsp2.iso というファイルが出来ています。
これをライティングソフトで、ISO形式イメージファイルとして焼きます。
例えば、Easy CD Creator 5 の場合、メニューの [ファイル] → [CDイメージからCDに書き込む] にて、「ファイルの種類」を「ISOイメージファイル(*.iso)」とした上で、上記で作成した「xpsp2.iso」を指定します。

よくある間違いが、通常のDATAファイルをCD-Rに焼くように操作してしまうことです。出来上がった後のCD-Rの中身をエクスプローラで見てください。数々のフォルダ、ファイルが見えれば正常に焼けています。もしCD-Rの中身が「xpsp2.iso」ファイル1つのみしか見えない場合、その焼き手順は間違っています。


WindowsXP サービスパック1a の場合 (Windows2000 サービスパック4 の場合はこちら)

前提条件
・統合データ作成,作業用ハードディスクドライブ
Eドライブ 
 (ハードディスクのEドライブに約1.5GBの空き容量が必要)

・CD-ROMドライブ
ドライブオリジナルのMicrosoft WindowsXP CD-ROMを挿入する。(AutoRUNにてSETUPが起動する場合は終了させてください)


用意するDATA
Eドライブ に「 wxptmp 」と言う名前でフォルダを作成し、下記の5つのファイルを入手して保存する。(フォルダ名は何でも可)

ファイル名

入 手 先

 xpsp1a_ja_x86.exe 

Microsoft のWindows XP Service Pack 1 全ファイル インストール用ファイル
   (125MB)

bbie.exe

上記のサイト Windows.FAQ に記載して有るリンク先より
BBIE v1.0 (bbie10.zipをダウンロードし、解凍する。

mkisofs.exe
cygwin1.dll

上記のサイト Windows.FAQ に記載して有るリンク先より
cdrtools-1.11a12-win32-bin.zipをダウンロードし、解凍する。

xpsp.bat

DOWNLOAD


統合DATAの作成

上記の5つのファイルが用意できたら、xpsp.bat をダブルクリックして開始します。
途中で、「統合インストールが正常に完了しました」と言うメッセージが出たら「OK」をクリックして続行します。

尚、統合作業には一時的に、
Eドライブに作業用として「winxpcd」と言うフォルダを作成し、終了後に自動的に削除されます。
既に「winxpcd」と言うフォルダが存在する場合は、事前にリネーム等を行ってください。

また、
Eドライブなどには、xpsp1a_ja_x86.exe を解凍したフォルダが残る場合がありますが、削除してかまいません。そのフォルダ名は不規則な英数字と成ります。

本手順では作業用ドライブ
E  CD-ROMドライブはQとして解説していますので、御自身の環境が違う場合、xpsp.bat[右クリック] → [編集]より開いて、E,Qの部分を編集し、上書き保存して御使いください。
xpsp.bat の中身は以下のように成っています。
*******************************************************
SET TEMPD=
E
SET CDDRI=
Q

md %TEMPD%:\winxpcd
xcopy %CDDRI%:\ %TEMPD%:\winxpcd /e
xpsp1a_ja_x86.exe -s:%TEMPD%:\winxpcd
bbie %CDDRI%:
copy image1.bin %TEMPD%:\winxpcd
mkisofs -b image1.bin -no-emul-boot -J -N -o sp.iso %TEMPD%:\winxpcd
del /q/f/s %TEMPD%:\winxpcd\*.*
rd /s/q %TEMPD%:\winxpcd
*******************************************************



BOOT CD-ROM の作成
E:\wxpktmp フォルダ内に sp.iso というファイルが出来ています。
これをライティングソフトで、ISO形式イメージファイルとして焼きます。
例えば、Easy CD Creator 5 の場合、メニューの [ファイル] → [CDイメージからCDに書き込む] にて、「ファイルの種類」を「ISOイメージファイル(*.iso)」とした上で、上記で作成した「sp.iso」を指定します。

よくある間違いが、通常のDATAファイルをCD-Rに焼くように操作してしまうことです。出来上がった後のCD-Rの中身をエクスプローラで見てください。数々のフォルダ、ファイルが見えれば正常に焼けています。もしCD-Rの中身が「sp.iso」ファイル1つのみしか見えない場合、その焼き手順は間違っています。



Windows2000 サービスパック4 の場合

前提条件
・統合データ作成,作業用ハードディスクドライブ
Eドライブ 
 (ハードディスクのEドライブに約1.1GB以上の空き容量が必要)

・CD-ROMドライブ
ドライブオリジナルのMicrosoft Windows2000 CD-ROMを挿入する。(AutoRUNにてSETUPが起動する場合は終了させてください)


用意するDATA
Eドライブ に「 w2ktmp 」と言う名前でフォルダを作成し、下記の5つのファイルを入手して保存する。(フォルダ名は何でも可)

ファイル名

入 手 先

 W2KSP4_ja.EXE

Microsoft のWindows 2000 SP4 ネットワーク インストール用ファイル
 W2KSP4_ja.EXE (PC/AT互換機用 132MB)

bbie.exe

上記のサイト Windows.FAQ に記載して有るリンク先より
BBIE v1.0 (bbie10.zipをダウンロードし、解凍する。

mkisofs.exe
cygwin1.dll

上記のサイト Windows.FAQ に記載して有るリンク先より
cdrtools-1.11a12-win32-bin.zipをダウンロードし、解凍する。

2ksp.bat

DOWNLOAD


統合DATAの作成

上記の5つのファイルが用意できたら、2ksp.bat をダブルクリックして開始します。
途中で、「統合インストールが正常に完了しました」と言うメッセージが出たら「OK」をクリックして続行します。

尚、統合作業には一時的に、
Eドライブに作業用として「win2kcd」と言うフォルダを作成し、終了後に自動的に削除されます。
既に「win2kcd」と言うフォルダが存在する場合は、事前にリネーム等を行ってください。

また、
Eドライブなどには、W2KSP4_ja.EXE を解凍したフォルダが残りますが、削除してかまいません。そのフォルダ名は不規則な英数字と成ります。

本手順では作業用ドライブ
E  CD-ROMドライブはQとして解説していますので、御自身の環境が違う場合、2ksp.bat[右クリック] → [編集]より開いて、E,Qの部分を編集し、上書き保存して御使いください。
2ksp.bat の中身は以下のように成っています。
*******************************************************
SET TEMPD=
E
SET CDDRI=
Q

md %TEMPD%:\win2kcd
xcopy %CDDRI%:\ %TEMPD%:\win2kcd /e
W2KSP4_ja.EXE -s:%TEMPD%:\win2kcd
bbie %CDDRI%:
copy image1.bin %TEMPD%:\win2kcd
mkisofs -b image1.bin -no-emul-boot -J -N -o sp.iso %TEMPD%:\win2kcd
del /q/f/s %TEMPD%:\win2kcd\*.*
rd /s/q %TEMPD%:\win2kcd
*******************************************************


BOOT CD-ROM の作成
E:\w2ktmp フォルダ内に sp.iso というファイルが出来ています。
これをライティングソフトで、ISO形式イメージファイルとして焼きます。
例えば、Easy CD Creator 5 の場合、メニューの [ファイル] → [CDイメージからCDに書き込む] にて、「ファイルの種類」を「ISOイメージファイル(*.iso)」とした上で、上記で作成した「sp.iso」を指定します。

よくある間違いが、通常のDATAファイルをCD-Rに焼くように操作してしまうことです。出来上がった後のCD-Rの中身をエクスプローラで見てください。数々のフォルダ、ファイルが見えれば正常に焼けています。もしCD-Rの中身が「sp.iso」ファイル1つのみしか見えない場合、その焼き手順は間違っています。


古い資料
Windows2000サービスパック適用済みの新規インストール(統合インストール)SP1
Windows2000サービスパック適用済みの新規インストール(統合インストール)SP2

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2003.03.09 作成
2003.09.23  Windows2000 SP4に修正
2004.03.06 見直し
2005.09.12 WindowsXP SP2 追記
2008.05.08 WindowsXP SP3 追記