ホームページ終了のお知らせー その1

 プロバイダーの無料ホームページサービスが、予告によれば6月末日をもって終了することになりました。それにともない、ホームページ「くたばれインターネット」も終了することといたしました。終了するのは、過去を清算するという意味ではございません。くたばれインターネットという反文明的思想のもとでインターネットを利用するという矛盾した行動は、ぎりぎり、無料故に出来た妥協であり、有料サイトのホームページとして継続することは、インターネットへの屈服であると、自分勝手に思い込んでいるからです。

 2011年3月11日。この日は、1945年8月15日と共に、少なくとも今後100年以上にわたって、日本国が存続する限り忘れられない日となりました。私はこの日が日本が変わり始める基点となった日として将来再認識されるだろうという予感を持っております。

 それはそれとして、被災者は、過去も、今生きる術も、未来も奪われてしまいました。今生きる術については、多くの人の支援によってしか確保することは出来ません。未来はやがて取り戻されます。しかし、奪われた過去は、取り返すことは出来ません。

 被災者が過去を奪い去られたということは、被災者でなくても認識できます。被災者は過去を奪われることで呆然としており、これからは、今生きる術も未来も無くなっていることに気がつき始め、あらためて途方に暮れることになります。その状態に、被災者でない者が、どのくらい気がついてやれるか、これが今後の復旧、復興の成否をきめることになるでしょう。

 北朝鮮による拉致問題が露見した時、さかんに「現状回復」という言葉が使われましたが、この言葉は破壊された物体の修理以上の意味を持たず、時間の流れの中では意味を持たない言葉です。例えば、損害を算定する場合、破壊された物体の価値だけが補償されても、それは過去の買取でしかない。過去が復元されても、今生きる術にも、未来にもならない。今仮算定されている損害額は10兆円以上と言われていますが、それは過去に対する評価でしかない。それが原発問題になると、損害賠償、生活保障、そして未来への投資保障と経費は嵩みます。阪神淡路が17兆円と言われているので、原発を含む今回の災害の損害と復興費用はその10倍以上になることは確実です。損害額とか、現状回復という水準でなく、被災者の、今“自立的に”生きる術を回復し、未来への道筋を掴み取らせること、これが政治の課題です。

 残念ながら、今日本にある政治勢力は全てこのことを理解していません。国会政党はもちろん、市井の政治集団も・・・。単なる弱者救済ではない。したがって従来の社会保障の概念ではない、生活保護ではもちろん無い。今生きる術、つまり雇用を保証することです。全ての政策はこのことを軸に展開されなければなりません。とりあえずできることと言えば、私の大嫌いな仙石が初めていいことを言いました。瓦礫の撤去は全て国の直轄事業として行なうべきだ、と。そうです、国家プロジェクトです。それを国家独占資本主義と呼ぼうと社会民主主義と呼ぼうとそんなことはどうでもいい。国がある限りそれしかない。もし国が無ければ、被災者が今生きる術は義援金、人々の善意しかなく、それが途切れれば死に絶えるか、生きる術を求めて放浪の旅に出るか、です。

 人は過去を奪われても生きて行けます。一般に女性は現実的だと言われますが、それは女性が過去を自らあっさり捨てて生きることが出来るからです。それが子供を育てるという天職に由来するという見方は正しいと思います。

 一方男性も、ほとんどの人が過去を捨てて生きています。だがそれは、積極的に捨てると言うより、過去から逃げて生きているというのが実態であると私は見ています。過去を捨てずに生きる。これが男らしい生き方です。過去を奪い去られた人々に、深い同情の念を抱きながら。

 最近の「くたばれインターネット」には、震災や原発問題についての話題を取上げています。ご隠居の捨て台詞を、今一度見ていただければ幸いです。

 「くたばれインターネット」のトップページに一匹の、ページ立ち上げと共に飼い始めた犬、マメタロウの写真がアップされています。このマメタロウは、先ごろTBSテレビの「さんまのからくりテレビ」に投稿ビデオで登場しました。そのビデオが、ユーチューブ動画サイトに投稿され、また多くのブログなどにもアップされ人気になっています。

 この映像は、著作権はTBSに属するそうですが、そんなことはお構い無しのようです。無料ですので、ついでに見てやってください。

            2011年5月

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マメタロウの動画は「絶賛マメタロウ」で検索できます。