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【グラニュース】


永井、決めるぞ置き土産弾

2011年6月11日 紙面から

楢崎(右奥)の前まで回り込み、守備でもハッスルプレーを見せる永井(中央)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(伊東朋子撮影)

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 名古屋グランパスは10日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで約1時間の練習を行い、2週間ぶりに再開するJ1、磐田戦(11日・ヤマハ)に備えた。ロンドン五輪アジア最終予選のため、磐田戦を最後にチームを離れるFW永井謙佑(22)は、96年アトランタ五輪で活躍した磐田GK川口能活(35)からゴールを奪って、自信と弾みをつける。

 全体練習に合流した永井は、ミニゲームでMF小川を追いかけ回した。前線に上がることが少なかったが、疲れているわけではない。「ズミさん(小川)をマークすればいいと思って」。いたずらっ子のような笑顔を浮かべ、守備でもハッスルプレーを見せた。

 この日、ロンドン五輪アジア2次予選のクウェート戦を戦うU−22日本代表メンバーに、順当に選ばれた。13日からは、グランパスでのJ1の4試合を欠場し、代表活動に専念することになる。

 チームを離れる直前の磐田戦で対峙(たいじ)するGKは、チームメートの楢崎と並んで日本人最多のW杯4大会連続出場の川口だ。「めちゃくちゃ(シュートを)止めているイメージがある。点を取ったら気持ちいいと思う」。立ちはだかる相手が難敵であればあるほど、突破すれば自信を深めることができる。

 1日のU−22豪州戦(東北電ス)で2得点1アシストと活躍した。チームに戻った9日には、ジュロブスキー・コーチから「代表でばかり決めずにチームでも決めろよ」と冗談交じりに発破を掛けられた。ストイコビッチ監督は「代表とチームは違うが、ウチの選手が得点したことはチームにとってもいい。彼自身のパフォーマンスも良いということ」と期待を寄せた。永井も「期待に応えたい」と力を込めた。

 「どうしても出なければならない大会」と出場を熱望するロンドン五輪。予選メンバーに入ったことは素直にうれしい。ただ、その前にJ1初得点を決めたい。「次(磐田戦)で決めて勢いに乗りたい。しばらくチームを離れるので、とにかく勝ちたい」。勝利に直結する活躍を置き土産に、永井は決戦へと旅立つ。 (伊東朋子) 

 

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