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【プロ野球】

由伸、亀井が合流 巨人ベストメンバーで反攻だ

2011年6月11日 紙面から

 4連敗で3年ぶりの借金4と苦しんでいる巨人で10日、故障で戦列を離れていた高橋由伸外野手(36)と亀井義行内野手(28)が1軍に合流した。一時は“野戦病院”と化していたが、ようやく役者が勢ぞろい。11日からのオリックス戦(京セラドーム大阪)で連敗脱出の態勢が整った。

 阿部が戻り、小笠原が戻り、それでも浮上のきっかけをつかめなかった中、残る2人の主力も再合流した。高橋由は左肋骨(ろっこつ)骨折で4月29日、亀井も右手薬指骨折で先月16日にそれぞれ出場選手登録抹消。リハビリ、再調整にじっくりと時間をかけ、正念場を迎えたチームに加わった。

 この日は甲子園球場の室内練習場でラミレスを除く全員が参加しての練習。打撃練習で快音を響かせた高橋由は「万全? こっち(1軍)に来ているわけだからね」と独特の言い回しで復調を宣言。亀井も「まあ、やるだけですよ。余計なことは言わずにね」と決意を胸に秘めた。

 2人の合流を誰よりも心待ちにしていたのは原監督だ。「楽しみって言うと軽すぎるかな」と高橋由と亀井に起爆剤としての大きな期待を託し、「2人ともスタメン? そのつもりでいます」と公言。打撃練習中に状態を確認もしなかったのも「彼らはできているものと思っている」と、全幅の信頼を置いているからにほかならない。

 開幕から44試合でチーム打率2割2分7厘は12球団ワースト2位。121得点はセ最少。自慢の重量打線は信じられない状態が続いている。そんな有事にようやく高橋由と亀井が復帰。この布陣で、6月反攻をかける。 (井上学)

 

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