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2011年6月10日(金) 19:30 |
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節電で、丸亀うちわの生産が大忙し
震災の影響で、全国的に夏場のクーラーなど節電意識が高まりを見せる中、注目を集めているのが、うちわです。 全国のうちわの生産量の約9割を占める丸亀市では、注文が相次いでいて、生産者は大忙しです。
例年は6月の中旬から生産のピークが始まりますが、今年は、5月から最盛期に近い作業が続いています。 江戸時代からうちわ作りが盛んな丸亀市、現在も全国のうちわ生産量の約9割を占めます。 生産するうちわのほとんどは、夏祭りなどで配られるものです。 震災発生直後は、イベントなどの自粛ムードが高まったため、工場では生産は落ち込むものと見ていました。 しかし、それは杞憂に終わり、注文が殺到しました。 震災の影響で、クーラーなどの節電が求められたことから、うちわは結果的に、その存在を見直されることになりました。 関東や関西方面から注文が相次いでいますが、うちわの骨の部分の在庫が追いつかない状態です。 古くから日本人に親しまれてきたうちわ、電気を必要としない、手軽でエコな存在が、大いに活躍しそうな今年の夏です。
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