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【芸能・社会】

「素早い自分にびっくり」 がれき撤去参加の松ケン

2011年6月11日 07時57分

 映画「マイ・バック・ページ」のPRイベントで、観客らと写真に納まる松山ケンイチ(2列目左)と妻夫木聡(同右)=8日、東京都内

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 映画「マイ・バック・ページ」(公開中)のPRイベントが東京都内で開かれ、出演の妻夫木聡、松山ケンイチらが出席。同世代の観客から映画の感想を聞いた妻夫木は「僕らよりまとまってんじゃないの」と笑わせた。

 映画の舞台は1960〜70年代。新聞社で週刊誌記者として働く沢田(妻夫木)は、梅山と名乗る活動家(松山)に出会い、親近感を抱く。「行動を起こす」という梅山の言葉通りに事件が起きてしまう。

 学生運動の話題になると妻夫木は「(昔の人の)意識は明らかに外に向いていた。今は内にこもって、生産性の高いものに目標を捉えて、自分自身を抑制している」と語り、もっと自分から踏み出していい、と少し挑発気味。

 革命を目指す熱い登場人物が出てくるだけに「今の熱さとは違う?」との質問も。松山は、学生や国民が立ち上がったのは、日本が間違った方向に行くという危機感があったからと指摘。「根本にあるものは国を愛する気持ち。地震が起きた後に、この国に生きているという認識をすごく強く感じます」と静かに語った。

 松山は週末、福島にがれき撤去に行っているという。「バイトとかやってても不真面目な人間だったんですけど、がれき撤去だけは時間を惜しんでやってます。『これだけ自分が素早く動けるんだ』とびっくりするくらい動いてます。『何とかしなきゃいけない』と思うから、本当に体って動くんですよね」とユーモアを交えながらも熱い松ケン。

 「テレビや雑誌を見るより(現場に)行って確認して、自分が何を思うか、できるかを考えるのは昔も今も同じ」と有言実行のところを見せた。

(共同)
 

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