川崎の東扇島東公園 かわさきの浜を視察
川崎市は2008年春の浜オープン時には2009年度からの潮干狩り解禁を予定していましたが、3月5日に市港湾局がアサリの採取調査をしたところ、アサリの数は多いものの、殻長1cm未満の稚貝が大半で生育が非常に遅れているのを確認しました。
そのため川崎市は3月30日付で2009年度の潮干狩りを禁止すると発表しました。
生育の遅れの原因は現在のところ特定出来ていないとの事です。
というわけで、本年度はかわさきの浜での潮干狩りは出来ません。浜で遊ぶだけにして下さい。来年には川崎のアサリが大きく育つのを願うばかりです。
2008年4月26日(土)にオープニングの式典が行われた新しい人口海浜、かわさきの浜。
一年経ってアサリの具合はどんなものかと春一番が吹き荒れた翌日09年2月14日、単独先行視察をしてまいりました。
道の途中には川崎港の案内板が立っていて東扇島東公園も載っています。
公園の砂浜あたりをズームインするとこんな感じになります。
11番がめざす東扇島東公園の人口海浜(かわさきの浜)。
さて東扇島東公園入口に到着。かわさきの浜は前方右方面奥になります。
左下が公園入口。右下が、かわさきの浜。
さて、かわさきの浜に到着したのですが第一印象はなにしろ小さいですね。
ちょっと下がると全景が写せる海岸なんてそうはありません。人影も少なく南沙織さんのヒット曲「17才」の「誰もいない海♪」を口ずさみそうな風景です。若い人は森高千里さんかな。
あまり小さいので横からも見てみました。人が大きく見えますヨ。
それにしても小さいので向かい側からも見てみました。両脇が平行に見えますが、扇の狭い蝶番の方から見ているわけで、こちら側は小さな高台です。
それではアサリの状況を見るべく砂浜に降りてみました。
貝殻が沢山打ち上げられていますが8割がたシオフキです。アサリが2割でしょうか。
こういう光景を見ると近寄って見たいでしょうから近寄って見ました。
貝殻が沢山打ち寄せられていますが、海の中にはアサリはいるのでしょうか。
それではエイッと、ひとかきするとごらん下さい。
シオフキは大きいので網に引っかかって落ちていませんが、小さなアサリ達が足糸でつながって沢山ぶら下がっています。
このアサリ達はゴールデンウィーク頃には潮干狩りの対象となるくらい大きくなると思われます。今年は暖かいので成長も早いのではと予想されます。
昨年オープンしたばかりの人口海浜ですので、2年もの、3年ものはいるはずもありません。
2月現在の一番大きなアサリでもこんな大きさです。でも。今後には期待しますね。小さな海岸ですので、すぐに獲られてしまうかも知れませんが。
砂浜には温暖化の影響でしょうか。南方系のミドリイガイの殻が結構打ち寄せられていました。
アサリの居場所ですが、小さな海岸とはいえ、偏在しています。ページをごらんの方だけにこっそりお教えします。アサリは海岸の左右に多いです。特に海に向かって右手かな。
左手には岩場が作ってあってカニなどの生物と遊べるようになっています。まだ、殆どいませんが。
イワガキとフジツボが岩にびっしり付いているので、カニとか小魚エビなども今後住み着くようになるのではと思われます。
フジツボがびっしり付いているのでケガには注意してください。
かわさきの浜に来るときはキズテープが必需品かも知れません。
浮島をはさんで羽田空港があるので、飛行機が沢山飛んでいます。運河には船の運行も多いので乗り物好きのお子さんには楽しめるのではと思います。
公園の看板ですが、決まりなどが書いてあるので転載しておきます。
公園利用についての注意
公園内は指定場所以外での火の使用を禁止します。
公園内での釣りは禁止します。
公園内には自動車・オートバイの乗り入れは禁止します。
ゴミは各自で持ち帰ってください。
犬は指定場所以外ではリードでつなぎ、フンは飼い主が始末しましょう。
もう一枚の看板の内容も転載しておきます。
公園の利用について
砂浜には貝がらや漂流物がある場合がありますので、怪我には十分注意してください。
夏場にはクラゲが発生し、刺される危険がありますので注意してください。
遊泳はできません。
衛生上の観点からペットを連れ込まないでください。
小型舟艇やバイク等は乗り入れないでください。
花火等はしないでください。
川崎駅から05番系統、東扇島東公園前下車。
公園付近には殆どお店がありません。数百メートル離れた所にコンビニがある位でしょうか。
お弁当などは用意していかないと、何億円持っていても、何も買えません。ジュースの自動販売機は結構あります。