【2004-06-02 記】
【閲覧者の皆様へ】
いつも当サイトをご覧いただき感謝いたします。
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たいへん唐突ではありますが、このたび考えるところありまして、当サイトはサイト名を変更し、
移転することにいたしました。理由は以下の通りです(なお、更新が滞っていたのは移転のための
レンタルサーバ先の選定等の計画や、ページの再構築作業などのためもあります)。
当サイトを普段からご覧いただいている皆様、またブックマークされている方、リンクされている方には大変恐縮であり、 またご迷惑をおかけしますが、なにとぞご寛恕お願い申し上げます。 なお、移転後のサイト名及びURLは以下に記載致しました通りです。
サイト名: Arch-Type.net
URL: http://arch-type.net/ 又は http://www.arch-type.net/
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「玄海とイドムンコスキー」 と 「できるできないのひみつ」との類似点
私事になりますが、10数年程前に筆者が遠方の祖父の家に遊びに
行ったとき、本棚に「5年の科学」1974年の号がありました。そこで「玄海」を読んで、
「なにこれ!「できる」のどっかの章と ほとんど同じ展開だ!」という感想を抱いたことがあったのです。
(もっとも、その後10年間ほどは忘却の彼方だった…今から思うとなんでそこで、
「5年の科学」を譲り受けてこなかったのか悔やまれてなりません。
祖父の家には件の「5年の科学」のほかにも、古い雑誌などの貴重そうな資料が
あったのですが、祖父は10年前に他界し、祖父の家も数年前に取り壊されたか何かで、
家にあった雑誌等もほとんど散逸してしまいました。)
そして最近、2ちゃんねるのとある板のとあるスレッドで、
(板、スレッド名とも失念。たぶん30代以上板だったと思う)
「玄海」が、学研まんがひみつシリーズの「できる」の原型になったという趣旨の
書き込みを読みました。その時、
「そう言えば前におじいさんの家で そのまんが読んだことあった…」と、10年前の記憶が戻ってきたのです。
本当にそうなのか調べてみようと、この間国際子ども図書館に行き、
「玄海」の現物を閲覧・コピーしてきました。
(「科学」の連載について紹介しようと思ったのは実はこれがキッカケです)
…どうでしょうか。ほとんど同じですよね。(どちらも、この後ブウドン(トラノスケ)に怒られるという展開に。)
「玄海」のストーリー紹介でも“深く静かにせんこうせよのまき”の内容について紹介しましたが、
この回、「できる」の“人間は、どこまで深く海にもぐれるか?”の章と、ホントに何から何まで
同じです。読んだとき驚きました。
(コマの大きさ・割り方や、登場人物の人数等の違いはありますが、セリフや、全体的な流れや、
最後のオチはまったく同じです)
ちなみに「できる」の初版は1976年(昭和51年)なので、明らかに「玄海」の方が先です。
また、「玄海」'75年1月号の“はばたきながら飛べ のまき”の回は、「できる」の“人間は鳥のように飛ぶことが
できるか?”の章とほぼ同一でした。(この回もいずれ紹介します)
おそらく、「できる」は、連載が好評だった「玄海」をひみつシリーズに収録しようとしたが、
本の開き方やコマの進み方(「科学」は右開き、「ひみつシリーズ」は左開き)等からそのまま収録するわけには
いかず、内容やネームは殆どそのままで 登場キャラを置き換えて漫画を書き直した…のではないかと思われます。