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2011年2月 9日 (水)

身体の奥の、鈍痛

~ 本八幡市川市 )から、鈍痛・こり・痛み・しびれ への、『 マッサージ治療 』の御案内です。 ~

 

 

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身体の痛みと言っても様々ですが、痛みの種類を分けると、鋭い痛みと、鈍い痛み、とに分けられます。
鋭い痛みの鋭利痛は、包丁で指を切ったときのように、最初に、「アイタッ!」と感じる痛みが、瞬間的におこります。
このような、速い痛みは、刺す痛みで、鋭く、どこが痛いか、簡単に指で指し示すことができ、傷害が治ると、直ちに痛みが消失する特徴があります。
 
それに対し鈍痛は、胃痛や頭痛のように、鈍い痛みで、いつまでも続き、耐えがたい痛みとなることが多くあります。
鈍痛が生じる、身体の奥の、靱帯・関節包・腱・筋膜・骨格筋などは、体の深部に位置しているうえに、痛みや、触れられた感覚がするセンサーが、“存在しない”ために、捉えどころがなく、広範囲な痛みとして感じられます。
例えば、典型的な深部痛である腰痛症は、その原因となる椎間関節や仙腸関節の炎症などによって、腰の奥の方に鈍い痛みがしますが、痛みの局所がはっきりせず、治療を受けても、耐えがたい痛みが続くことがあります。
そのため、身体の深部に、疼くような、耐えがたい痛みは、痛みそれ自体が疾患となり、痛む感じを減少させることが、治療となることもあります。
 
 
治療院にも、身体の深部の鈍痛に悩んで、多くの患者さんが来院されてます。
全身の骨格や関節、骨格筋、腱および靭帯、そして神経は、身体を構成し、支え、身体運動を可能にしていますが、それらが何らかの原因で傷害が起こると、身体の深部から生じる、不快な鈍痛や症状に悩まされます。
患部の場所が身体の深部なので、皮膚の表面に湿布を貼って、皮膚から鎮痛成分を吸収させようとしても、深部の患部まで、その作用が届きません。
昔から、このような身体の鈍痛や症状を、東洋医学は治療対象としてきました。
現在の東洋医学は、現代医学や、欧米の手技療法を取り入れながら、痛みや不快な症状の原因の、筋肉・関節内のトラブルに注目し、アプローチすることにより、痛み・不快な症状の治療と予防に、応用範囲を広げてきました。
広く知られているものとして、筋肉の拘縮による疼痛に対する治療方法として、筋肉の深部に直接到達させる刺激(ズーンと重い感覚)を通して、筋肉を弛緩させ、血管を拡張して、血行を改善する方法です。
これは、身体を動かす筋肉(骨格筋)に鈍痛(=コリ)が発生している場合、その原因を、多くの場合、血行の障害を生じた筋肉を、持続的に、使わざるを(収縮)えないときに生じることに、着目した治療法と言えます。
最近は、筋肉の拘縮を改善することにより、身体の深部の神経根のまわりの血行や圧迫感を改善し、神経の痛みを抑えることにも、アプローチするようになってきました。
 
身体の中に起こった深部の痛みにも、このような刺激法と矯正法を加えて、治療にあたることが多くなりました。
患者から、「深部の鈍痛や違和感に的確に触れて欲しい」、または、「刺激して欲しい」と言う意味で、「もっと強く」と表現されることがあります。
それは、治療法として、強く押しながらも、表層に炎症を残さず、身体の深部を柔軟にさせることを、患者側が感覚的に理解され、求められるようになったからだと思われます。
骨格や関節部への矯正を加えながら、圧迫法を利用して、表層から深部にまで、圧が届く押し方をして、深部筋を刺激しながら、深部の血液保持量を増やし、柔軟性を回復させます。

このような治療方法により、一般的に、以下のような効果が得られます。
1.施術開始からしばらくすると、筋肉に急激な血液の供給が始まり、筋線維間  の血液保持量が増えて筋体積が増える。(=筋肉が膨らみ、痛みが消える。)
2.施術終了直後から、軽い脱力感や爽快感に似た感覚が数時間続き、数日後には、それまで消えなかった痛みが抑えられる。
 
これは、疲労や運動によって、深部の筋肉が硬くなるのは、骨格付近の筋線維間の血液保持量が不足し、劣化したスポンジのような状態となり、硬くなるため、と診ているからです。
その結果、従来の、肩こりや腰痛だけでなく、頭痛、神経痛などの痛みにも有効となり、身体の中に起こった深部の痛みにも応用範囲が広がってきました。
慢性痛の治療として、これからの手技療法に、広く活用されていくと思われます。
 
 
当院は、、自覚症状への問診と関節と筋肉の身体観察を詳しく行い、主訴の緩解及び除去を図ることを、基本方針としています。
      
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