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セクハラ:労働局で 30~40代の男性3人 /山形

 山形労働局(角元利彦局長)のハローワークに勤務する30~40代の男性職員3人が、98年4月から05年2月にかけて、同僚の非常勤の女性職員に対し、体を触るなどのセクハラ行為を繰り返していたとして、週明けにも既に依願退職した1人を除く職員2人を懲戒処分にすることが4日、労働局への取材で分かった。

 女性が起こした損害賠償請求訴訟で、3人はセクハラ行為を認めて女性に謝罪した上で、慰謝料の支払いを決めたため、09年に和解が成立した。労働局職員がセクハラを認めたのは山形労働局では初という。

 労働局によると、男性職員3人は、職場内や出張先、懇親会場などで、セクハラ行為を繰り返していたという。女性は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、現在も精神科に通院しているという。

 労働局は05年1月ごろに女性からの申し出を受け、事実関係の調査を進めていた。労働局総務課の増子剛課長は「職員のセクハラ行為はあってはならないことで誠に遺憾。被害者の女性にも既に謝罪しているが、改めて深くおわびしたい」と述べた。

 労働局は、男女雇用機会均等法により、事業主にセクハラ防止や対策を呼び掛けている他、相談窓口を設けるなどしてセクハラ対策に取り組んでいる。【浅妻博之】

毎日新聞 2011年6月5日 地方版

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